全国のドクター9,008人の想いを取材
クリニック・病院 161,455件の情報を掲載(2020年2月26日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 西東京市
  4. ひばりヶ丘駅
  5. みむら矯正歯科
  6. 三村 博 院長

三村 博 院長の独自取材記事

みむら矯正歯科

(西東京市/ひばりヶ丘駅)

最終更新日:2019/08/28

38886 df 1 main 1424247841

ひばりヶ丘駅から徒歩5分。「みむら矯正歯科」は、ヨーロッパ矯正上級専門医試験(EBO)を取得し、アメリカ矯正歯科学会誌(AJODO)に投稿した論文がアメリカ矯正上級矯正歯科専門医会(CDABO)で年間最優秀症例報告賞を受賞するなど、国内外の矯正歯科分野で名だたる実績を積んできた三村博先生が院長を務める矯正歯科専門の歯科医院。小中高生・大学生・OLをはじめ、幅広い層の患者が訪れる。「矯正歯科治療とは、見た目の問題だけでなく、一生自分の歯で噛むための治療」と語る三村先生。同院では、顎変形症をはじめ、歯科口腔外科など矯正歯科以外の歯科分野との密接な共同治療も提供。経歴とはうらはらに、動物の口型のマスクを愛用するチャーミングな面を持つ三村先生に、矯正治療のこと、プライベートの過ごし方まで、多岐に渡るテーマでたっぷり語っていただいた。
(取材日2015年1月16日)

ヨーロッパ矯正上級専門医を取得。矯正歯科のエキスパート

はじめに、開院に至る経緯を教えて下さい。

38886 df 1 1 1424247841

日本大学歯学部卒業後、東京医科歯科大学大学院歯学研究科博士課程を修了し、その後、同大学附属病院の矯正科で勤務しました。それから松本歯科大学歯科矯正学講座に転籍し、助手、講師を歴任したのち、ひばりヶ丘に「みむら矯正歯科」を開院しました。それが1995年のことですので、今年ではや、開院20年を迎えます。矯正治療に携わって約30年になりますが、開業してから治療の現場で患者さんに教えてもらったことが多いですね。矯正治療は長期の経過観察が大切なのですが、実際に治療した方のその後がどうなっていくかということは、この場で学んだ気がします。現在まで小さなお子さんやご高齢の方の症例まで、3000人以上の方々の歯並びを改善してまいりました。

先生は、数々の素晴らしいご経歴をお持ちでいらっしゃいますね。

国際的な専門医資格であるEBO(ヨーロッパ矯正上級専門医試験)はアジアから2002年に取得しました。これはアジアから初めてでした。その前の1999年には英国の矯正歯科専門医資格であるMOrthを取得しています。日本に専門医制度がまだなかった時代に、自分の力量がどれくらいなのか、試してみたかったんですね。その後、2006年には日本矯正歯科学会による「専門医」の資格が創設されました。日本の矯正医にとって真価が問われる資格ですので、こちらも取得しました。

治療の特徴や患者さんの層について教えて下さい。

38886 df 1 2 1424247841

名前の通り、当院は矯正歯科専門の診療室です。分かりやすい説明で、患者さんに納得・安心・満足していただける医療の提供をめざしています。患者さんは5歳くらいのお子さんから、最年長で60歳くらいの方がいらっしゃいます。小中学生やOLさんに混じって、最近では30代40代の男性も多く受診しています。一人ひとりの患者さんに対して、治療前の診断に時間をかけ、治療中も分からないことがあれば随時、ご質問にお答えしています。先ほども少し触れたように、矯正治療は長期的に治療経過を見ていくことが非常に大切ですので、それらの経過も説明し、患者さんに治療内容を理解していただきながら治療を進めていきます。矯正治療は、見た目の歯並びがきれいになることはもちろんですが、上下の噛み合わせやあごの運動をより自然に導くという機能的な改善も含まれます。これは治療を行うことによって、噛みやすくなるという意味ですね。ただ、なぜ矯正治療を行うかというと、根底にはもっと大切なことがあります。それは、「自分の歯で一生噛むため」ということです。当院では、歯の表に矯正装置(ブレース)を装着する方法の他、歯の裏側からの矯正治療も、メリット・デメリットを事前にお話しして、納得いただいた上で行っています。

世界一流レベルでのスタンダードの治療をめざす

お子さんの矯正治療について教えてください。

38886 df 1 3 1424247841

お子さんの矯正治療の場合、永久歯が生えはじめる6歳くらいの時に一度、検査を受けておき、永久歯列がすべて生えそろうくらいの時に、治療に入るのが理想的な流れだというのが私の考えです。もちろん、最初の検査で早く治療した方が良いと診断したら、治療に入りますが、あごの骨の成長が終わるまでは、ずっと追いかけていく必要があるので、実際の治療を早くから行うことは、必ずしもメリットとは言えません。状態を把握するために早くから検査を受けておくことはおすすめします。

顎変形症の治療について教えていただけますか?

顎変形症は、上あごと下あごの大きさや位置が大きくずれて、上下の歯の噛み合わせにずれが生じるだけでなく、顔の形も歪んでしまう症状です。分かりやすい例を挙げると、うけ口などがそれにあたります。ある程度のズレは、歯の矯正によって補正することができますが、あまりにも大きなズレのある場合は、あごの外科手術を併用する矯正歯科治療を行います。治療の流れとして普通の矯正治療では、ブレースを付けて行う「動的矯正治療」と治療後に歯が戻らないようにする「保定」の2段階ですが、顎変形症の矯正治療は「術前矯正治療」、「あごの外科手術」、「術後矯正治療」、「保定」になります。手術というと悩む方もいらっしゃいますが、経験者の方は「やって良かった」と総じておっしゃいますね。「顎口腔機能診断施設」の指定を受けている矯正歯科で矯正歯科治療を行い、連携している口腔外科で外科手術をする場合には、健康保険が適用されます。

診療において大切にしていることは何ですか?

38886 df 1 4 1424247841

ひと言でいうとしたら、治療水準を下げたくないということになります。矯正歯科治療は入れ歯や覆せる治療のように、技工士さんが上手に作製してくれるとか、外科の治療のように自分の身体が治すという要素がありませんので、矯正歯科医が治療した以上の結果には決してなりません。先の通り、英国やヨーロッパそして日本で、認定医、指導医、専門医の3つの資格を取得したのも、矯正医に必要とされる臨床技術、幅広い知識を身につけるためでした。当院は世界一流レベルでのスタンダードの治療をめざしています。それゆえ、患者さんのご要望や大切な思いを尊重しながらも、それだけにおもねる形の治療ではなく、結果として、他のどの優れた矯正歯科医がみても、良い症例だと認められるようなクオリティを保持していきたいです。矯正歯科治療はマジックではありませんので、始めて来院された方にも外科手術の可能性や矯正歯科治療ではできないことや私の方からも患者さんのためになることを率直にお伝えさせていただいていますので、場合によっては“イヤな歯科医だな”と思われることもあると、正直思います。でも良い結果を出すためのことですし、治療が始まってからも口を酸っぱくしてでも、患者さんのためになることをきちんとお伝えする、それでこそ専門医が存在する意味があると思うんですね。ありがたいことに、その点をご理解いただける患者さんとは長くお付き合いさせていただいています。

今後もずっとこの場所で患者の治療経過を見守っていきたい

休みの日はどのように過ごされているのですか?

38886 df 1 5 1425627494

月並みですが、ドライブに行ったり、ゴルフの打ちっぱなしに行ったりしますね。最近はめっきり行かなくなりましたが、以前は、冬場でもダイビングを楽しんでいました。伊豆・沖縄・海外……色々ありますが、八重山諸島が一番面白いと思いますよね、きれいだし。今はこたつに入って暖まっている方が断然、落ち着きます(笑)。温泉も好きですね。温かいお湯にゆっくり浸かって、お酒を飲んで……ゆったり過ごす時間は、至福の時です。

今後の展望について教えて下さい。

繰り返しますが、矯正治療は長期的に経過を追っていく必要のある治療です。仮に私が70歳になった時、すべての患者さんの経過を追っていけるかどうかといえば、それは誰にも分かりません。私にも寿命がありますので、いつか誰かに引き継いでもらうことはすでに頭にあります。それが、現在、当院の診療にあたってくれている非常勤のドクターなのか、あるいは歯科医をめざして勉強中の息子なのかは分かりません。もしかしたら、院名も変わるかもしれませんが、いずれにしろ、ずっとこの場所で、何らかの形で継承していきたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

38886 df 1 6 1433840174

お話ししてきたように、矯正治療は、見た目を良くするためだけでなく、自分の歯で一生噛んでいくためにする治療です。今、厚労省と日本歯科医師会が推進している8020運動ってありますよね?80歳になっても20本以上の歯を有している状態を達成している人の中に、歯並びが凸凹の方やうけ口の方、あるいは前歯が噛み合っていない開咬の方って、実はいないんです。逆に言うと、歯並びが凸凹だったり、ズレによる大きな顔の歪みがある場合、自分の歯で一生噛めるということはないということです。もし、ご自分の歯を残したいと思うなら、矯正治療を検討した方が良いといえます。お子さんについても、ご説明した通り、小学校に上がるくらいの時に、一度矯正歯科の診療を受診してみることをおすすめします。その場ですぐに治療の必要がない場合も、歯科医にきちんと経過を追ってもらい、しかるべき時に治療を始めるのがベストです。できるなら、矯正歯科専門に教育されたスタッフが勤務し、矯正歯科のための設備が整っているという点から、矯正歯科専門の歯科医院を受診した方が良いと思います。さらには、矯正歯科専門医でも日本矯正歯科学会の矯正歯科専門医資格を取得した先生のところがベストです。矯正歯科の治療結果は入れ歯を入れるとか、痛みを取る治療とは異なり、患者さんが治療の質の評価をすることが難しいのです。治療の質は、専門家同士で結果を評価し合うpeer reviewという仕組みでのみ評価できるのです。日本でも専門家同士が多くのカテゴリーの症例を評価した上で認定を行う矯正歯科の専門医制度が発足していますので、その日本矯正歯科学会専門医の資格を取得をされた先生のところが良いと思います。大切なお子さんの歯のことですから、後悔のないように、きちんとした治療を受けさせてあげてくださいね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access