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新井 茂 院長、新井 翔子 先生、新井 修子 先生の独自取材記事

新井矯正歯科

(立川市/立川駅)

最終更新日:2025/07/14

新井茂院長、新井翔子先生、新井修子先生 新井矯正歯科 main

立川駅南口より徒歩2分、多摩モノレール・立川南駅より徒歩1分とアクセス至便。1985年の開業以来、さまざまな症例と向き合ってきた「新井矯正歯科」は、今年で40年目を迎える。現在は日本歯科専門医機構矯正歯科専門医の資格を持つ院長の新井茂先生のほか、大学病院の矯正科で矯正を専門的に学んできた新井翔子先生が2019年から、新井修子先生が2023年から常勤として加わり、体制を強化。矯正の前線で、他院では対応が難しい症例にも対応している。矯正を行う中で大事にしていること、診療体制や矯正への思いなど、親子3人に存分に語ってもらった。

(取材日2025年6月13日)

歯列矯正を専門的に学んだ3人の歯科医師で診療を行う

今年で開院から40年目を迎えられたと思います。まず、クリニックの特徴について教えてください。

新井茂院長、新井翔子先生、新井修子先生 新井矯正歯科1

【翔子先生】茂院長を筆頭に、全員が大学の歯学部を卒業した後、改めて矯正について専門的に学び、経験を積んでいることです。矯正について専門的に学んだ歯科医師が3人常勤している歯科医院は、珍しいと思います。
【修子先生】歴史が長い歯科医院ですので、豊富な症例を記録として残してあることですね。写真もたくさんあるので、どのような患者さんが来ても、似たような症例を探して見つけていますし、初診の時点で矯正の方向性についてイメージもしやすいと思います。幅広く対応しています。

どのような患者さんが通われているのでしょうか。

【茂院長】開業した当時は小学生や中学生が多い印象でしたが、今は社会人の方も増えています。
【翔子先生】特に小学生から30代が中心でしょうか。ですが、今は40~60代の方もそれほど珍しくはありません。
【茂院長】矯正というのは、本来、審美性よりも機能性、噛み合わせを調整するのが目的です。しかし、見た目を気にして来院される方が多いです。実際、そのような方のほとんどは噛み合わせが合っていません。そのことを伝えると、驚く方も多いです。
【翔子先生】確かに噛み合わせと見た目が直結しない方は少なくないです。本来、噛み合わせが整っていれば、歯もきれいに並んでいるものですが、逆に見た目だけにこだわって矯正をすると噛み合わせが整わないこともあります。きれいな噛み合わせは虫歯になりにくいだけでなく、健康そのものにも直結しますから、当院は見た目重視で矯正することはありません。

皆さんそれぞれに役割分担のようなものはあるのでしょうか?

新井茂院長、新井翔子先生、新井修子先生 新井矯正歯科2

【修子先生】矯正については最初から最後まで全員が対応できるので、具体的な役割分担のようなものはありません。ただ、定期的に3人でカンファレンスを行うようにしています。情報共有することで、常に患者さんの状態を把握でき、矯正の方針などを話し合う中でより良い選択ができます。その結果、患者さんごとに担当を決めなくても、誰が診ても問題ないようになっています。つまり、3人の歯科医師がチームとなって、一人ひとりの患者さんに向き合っているイメージです。

進化していく歯列矯正の技術

昔と今とで、矯正歯科の分野に変化はあるのでしょうか?

新井茂院長、新井翔子先生、新井修子先生 新井矯正歯科3

【修子先生】今だと、一番わかりやすいのが歯の裏側に装着する矯正装置のリンガルブラケットが一般化したことですね。目立ちにくい装置が矯正へのハードルを下げたように思います。ブラケットというのは、歯の表面に接着して、そこにワイヤーを通し、歯を動かすためのパーツです。セラミックなどの新しい素材ができて、歯になじんで目立ちにくくなったり、強度が上がったりしています。
【茂院長】ワイヤーも40年ほど前は硬いステンレス製だったのが、現在は形状記憶のニッケルチタン合金が主流です。ステンレスよりも柔軟性がありながら、歯に適度な力を加えることができるので、スムーズな矯正が望めます。締めつける痛みもかなり軽減されてきています。ブラケットもそうですが、素材が良くなっていると感じます。

歯科医師の立場から見て、進化したと思える矯正はありますか?

【修子先生】歯槽骨、顎骨に直接ねじを打って、動かしたい歯の固定源にする、歯科矯正用アンカースクリューの登場です。動かしたい歯だけピンポイントで動かすよう図ることで、患者さんの負担にも配慮でき、治療が行いやすくなりました。
【茂院長】アンカースクリューが知られ始めたのは2000年代の初めぐらいからで、薬事承認された2012年以降から広く行われ始めました。それ以前は、歯をコントロールしていくためにヘッドギアを使うのが王道でした。しかし、装置が大がかりで、外で装着する患者さんはまずいないし、家の中でもご飯を食べて寝る前に装着する方がほとんどでした。1日のうちせいぜい7~8時間程度の装着しかできないことが多く、矯正の質的には限界がありました。アンカースクリューに変わったことで大きく改善されたと思います。

診療において、大事にしていることを教えてください。

新井茂院長、新井翔子先生、新井修子先生 新井矯正歯科4

【修子先生】診療方針として、噛み合わせは最優先でかなりこだわっている部分です。見た目はともかく、噛み合わせについては患者さんからすればわかりにくい部分ですよね。ただ、そこが一番大事なので、こだわり続けていきたいです。ほかには、お顔やお口の写真をこまめに撮ります。矯正前後の状態はもちろん、矯正時も毎回撮っています。コミュニケーションもとても大事で、撮った写真をユニットに備えつけているモニターに映しながら、患者さんに矯正の流れや状況を説明し、患者さんが気にしている部分を聞きます。可能であれば矯正に取り入れ、慎重にすり合わせます。
【翔子先生】矯正歯科だと、矯正前と矯正後の状態を撮影するのは基本なのですが、毎回の矯正の度に撮影するのは珍しいかもしれません。噛み合わせ、そして見た目の美しさどちらにもこだわった治療をしていきたいです。

矯正歯科の専門家として、保険診療の矯正にも対応

矯正は基本的に自由診療ですが、こちらでは保険適用の矯正も行っていると伺いました。

新井茂院長、新井翔子先生、新井修子先生 新井矯正歯科5

【修子先生】はい。例えば顎変形症など、上下の顎の骨のずれの大きさを改善するための外科手術を必要とする場合や、国が認めた疾患に起因した咬合異常に対する矯正など、保険適用となる症状についてはすべて対応可能です。
【茂院長】矯正について専門的に学んできたということと、当院が保険適用の矯正ができる「指定自立支援医療機関」として指定を受けていることなどで、難しい診療にも対応できるようになっています。
【翔子先生】保険適用される患者さんの中には、他院で対応できないと断られてしまって当院へ来る方もいらっしゃいます。本来であれば都内の大学病院まで通う必要がある場合でも対応できるので、もっと皆さんに知っていただきたいですね。

今後の展望や希望などについてお聞かせください。

【翔子先生】矯正についてはすでにいろいろ取り組んでいますので、どちらかというと噛み合わせの治療をしっかりしていくことをベースに、患者さんにもその大切さをしっかりとご理解いただくように努めたいです。その意識が広がっていくことに力を注ぎたいです。
【修子先生】そうですね。今日話した当院の特徴や強みなども知っていただいて、その上で選んでいただけたらと思います。
【茂院長】2人については、もう仕事的にはきちんとしていますし、任せられるので本当に安心しています。私はいつ引退しても良いぐらいです。

最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

新井茂院長、新井翔子先生、新井修子先生 新井矯正歯科6

【修子先生】物が噛みにくい、思いきり笑えないといった悩みを抱えている方は、思い立ったときにすぐに来てほしいです。悩んでいる時間というのは、人生を十分に楽しめない時間でもあると思っているので。費用の問題などもあると思いますが、分割払いなどの相談にも応じられますので、まずは来ていただきたいです。
【翔子先生】来院される方によっては、インターネットなどでいろいろと調べすぎてしまい、痛みやつらさについて誤解されている方もいます。しかし、矯正は症状によってさまざまな方法があり、以前より進化もしています。あまり身構えずに来ていただきたいですね。矯正後に「矯正して良かった」と言っていただけるよう尽力していきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/28万円~、成人矯正/63万円~

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