山下 裕利 院長、山下 香絵 先生の独自取材記事
山下歯科医院
(八王子市/八王子駅)
最終更新日:2026/07/03
アットホームな雰囲気を大切にしている「山下歯科医院」。口腔外科と歯科麻酔科の歯科医師が、一般的な症状から専門的な症状まで診療を行っている。院長の山下裕利先生は気さくな人柄で、「当院に来ればなんとかなると思ってもらえたらうれしい」と話す。その言葉通り、歯科麻酔科を担当する山下香絵先生と夫婦で、さまざまな悩みを抱える患者に対応している。特に、持病のある患者や恐怖心が強い患者に対して静脈内鎮静法を用いた歯科治療を行えるのは同院の強みの一つ。その鎮静下の治療や、近年増えている高齢者の口腔機能低下症の診療、マイクロスコープをはじめとした設備のことなど、同院の特徴について広く話を聞かせてもらった。
(取材日2026年4月14日)
口腔外科と歯科麻酔科が在籍。静脈内鎮静法にも対応
診療の特徴を教えてください。

【裕利院長】口腔外科出身の私と歯科麻酔科出身の妻、専門の異なる2人の歯科医師が常勤で診療にあたっていることが特徴の一つです。診療内容としては、虫歯や歯周病などの一般的な歯科診療はもちろん、口腔外科の領域に入るインプラント治療、親知らずの抜歯、骨折、口腔がん、顎関節症や、口腔乾燥症、粘膜疾患、舌痛症などにも対応しています。他に歯周病の歯周組織再生療法も行っています。幅広い診療に対応していることに加え、持病や恐怖心があって他院では治療を受けられなかったという方に静脈内鎮静法を用いた治療も行っていることから、「なんとかしてほしい」と最後の砦として来る方も少なくありません。私は今まで大学病院でさまざまな症例を見てきたので、歯だけでなく全身のことも幅広くご相談いただけますし、どの科に通院したら良いかのアドバイスもできます。患者さんには「当院に来ればなんとかなる」と思ってもらえたらうれしいですね。
静脈内鎮静法とはどういったものなのでしょうか。
【香絵先生】静脈内鎮静法は、うとうとした状態で治療を受けるために鎮静剤を使う方法で、治療時の血圧上昇を抑えることが見込めます。特に高血圧症や糖尿病といった持病がある方は、歯科治療中の麻酔で血圧が上昇する場合があるのですが、血圧上昇を抑えるために静脈内鎮静法を用いることで、安定した状態で治療を受けられることが期待できます。当院では全身モニターや心電図で患者さんの血圧などを確認しながら、安全に配慮して治療を行っていますし、私も院長も、緊急時の対応には慣れているんですよ。万が一問題が起きた場合も、かかりつけの先生や病院への連絡が速やかにできる体制も整っています。また、静脈内鎮静法は局部麻酔とは違い、痛みを感じにくくすることが見込めるだけではなく、リラックスした状態になることにもつながるため、持病がある場合以外に、歯科治療に対する恐怖心が強い場合にも有用です。
恐怖心の強い方も対象なのですね。

【香絵先生】恐怖症の方や治療が怖くて受けられないという方にも、静脈内鎮静法を用いた歯科治療をご提案しています。恐怖症とまではいなくても、インプラント治療や親知らずの抜歯には恐怖心がある方もいると思います。そうした方にも、少し楽に治療を受けていただけるように静脈内鎮静法を行えます。また、当院では笑気麻酔にも対応しています。ふわーっとした気分になることが期待できる麻酔で、その時に浸潤麻酔をかけて治療をしていきます。恐怖心が強い方は笑気麻酔だけでは難しいのですが、少し怖いという方の不安は和らげられるのではないでしょうか。ただ、中には静脈内鎮静法でも恐怖心が勝ってしまい、治療できない場合があります。そのような場合は全身麻酔下での治療ができる医療機関を紹介します。「できません」と突き放すことはしませんので、安心して相談に来ていただきたいです。
将来のために予防を重視。マイクロスコープも活用
高齢者に対する口腔機能低下症の診療も行っているとお聞きしました。

【香絵先生】口腔機能低下症は、歯がない方や入れ歯をしている高齢者に多い症状で、ほとんどの方に自覚がありません。ですが、放置しておくと、気づかないうちに飲み込みづらくなったり、唾液の出が悪くなったりして誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。全身にも関わり、転びやすくなったり、踏み込めなかったり、食いしばれなくなったりすることもあります。そういった傾向がないか、当院では発音・嚥下・咬合・舌の動きを検査し、自宅でのトレーニングを指導していきます。ご自身の口腔機能が低下していると気づいていない方が多いので、まずは少しずつ意識してもらうところから始めることも大切です。80歳以降に増えていく症状ではありますが、60代でも低下している人はいます。その違いは「歯があるかどうか」。やはり、若いうちからの予防で自分の歯を失わないように、健康な口腔内を維持していく重要性も伝えていきたいと思っています。
マイクロスコープやCTなどの設備についても教えてください。
【香絵先生】当院では、治療やメンテナンスを行う際の視野を高倍率に拡大できるマイクロスコープを導入しています。メンテナンスにも用いることで、予防の意識を高めることにもつながります。マイクロスコープで口腔内を撮影し、今の状態を患者さんにも見てもらい、メンテナンスの方法なども詳しくお伝えしています。
【裕利院長】CTによる精密な診断も重視している部分です。親知らずや顎関節症、顎骨嚢胞、上顎洞炎などにもCTを用いた精密な診断の上、治療を行っています。病理検査もできる設備を整えていますので、悪性腫瘍以外、だいたいのことは当院で対応が可能です。
多様な検査や治療に対応しているのですね。

【裕利院長】当院には他院では診るのが難しい患者さんもよくいらっしゃいます。口腔から食事が取れない方も来られるんですよ。そのような場合でも、味を楽しむための方法が適用できる場合があります。味を感じるだけで大きな違いがあると思いますので、当院でできるかぎりの手助けをしていきたいと思っています。
【香絵先生】審美的な面を気にされる方も増えていますので、ホワイトニングも行っています。院内でのオフィスホワイトニングと、ご自宅でのホームホワイトニングのどちらにも対応していますし、併用する方法も選んでいただけます。
持病や恐怖心がある人も気軽に相談に来てほしい
診療にあたり、大切にしていることはありますか。

【裕利院長】患者さんとの距離感をできるだけ縮めたいと思っています。患者さんとの会話を大切にして信頼が生まれれば、治療もしやすくなります。たまに「先生に話すようなことではないかもしれないけど」という患者さんがいますが、そんなふうに思わずに、どんどん話してほしいですね。診療においては、あらゆる可能性を考慮しながら患者さんと向き合っています。当院では病理検査に対応していますので、例えば舌がんを心配されて来た方に、検査をしてがんではなかった場合も、別の症状がないか診断して結果をきちんと説明するように心がけています。
【香絵先生】私は当院全体のサポートもしていますが、皆さんに平等に優しく接することを大事にしています。あとは歯科麻酔科の経験を生かして、痛みが少ないようにというのは常に意識しています。
先生方のリフレッシュ方法は?
【香絵先生】犬と遊ぶことでしょうか。今、2匹飼っていて、1匹はまだ小さいので当院の休憩室に連れて来ていることも多いんですよ。
【裕利院長】アウトドアが好きで1級船舶の免許も持っているのですが、最近は行けていませんね。私も犬と遊んだり、散歩に行ったりすることが、今のリフレッシュ方法かもしれません。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【裕利院長】歯科麻酔科と口腔外科という専門性を持つ2人の歯科医師が常にいるという当院の特性を生かして診療を行っています。多くの歯科医院は麻酔科の医師を病院から呼んで診療しているため予約に時間がかかることもありますが、当院はすぐに対応が可能です。また、緊急時の対応を、2人ともが経験を積んでいますので、治療中に何かあった時も対応が可能です。持病のある方や他院での治療が難しかった方も気軽に相談してほしいですね。
【香絵先生】大きな病院と違って、毎回担当する歯科医師が変わることもなく、いつも同じ顔ぶれで診療を行っています。アットホームな歯科医院ですので、緊張せずにいらしてください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/45万6500円~、オフィスホワイトニング/3万3000円~(上下16本)、ホームホワイトニング/3万6300円~(10回分)、デュアルホワイトニング/4万6200円~

