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和光堂歯科医院

和光堂歯科医院

橋本 亘 院長

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日野市多摩平の一画にある「和光堂歯科医院」。2代目を務める橋本亘院長は、子どもと接することが大好きだという気さくで話しやすい歯科医師だ。30年近く地域住民の歯の健康を守る傍ら、「生きがい」と語るほど水泳にも没頭し、大学在学中から、あらゆる年代の子どもたちに水泳の楽しさを教えている。その経験は診療でも生かされ、歯医者嫌いの子どもが、橋本院長と接するうちに「遊園地へ行くような気持ち」で通院するようになったこともあるとか。待合室の壁一面に飾られた歯科関係の修了証や認定証、水泳にまつわる表彰状。それらに並んで、患者からのプレゼントが額装されていた。人を大切にする橋本院長の温かな人柄に触れる取材となった。
(取材日2018年4月5日)

患者の生活背景にも目を向けて診療にあたる2代目院長

―こちらの歯科医院の歴史について教えていただけますか?

当院は、私の父が50年以上前に開業しました。外科を標榜していた祖父をはじめ、親戚の開業医は代々「和光堂」と名乗るのが習わしだったそうです。皆さん、高齢のために次々と閉院され、当院が最後の「和光堂」となりました。私が院長を務めるようになったのは2003年からです。正式に代替わりする前も親子で2年ほど一緒に診療を行っていました。現在のような西洋風の外観になったのもその頃です。院内を完全バリアフリーに改装し、誰もが安心して通えるように工夫しました。おかげさまで、お付き合いの長い患者さんが多く、日々感謝の気持ちで診療にあたっています。スタッフも明るい笑顔で患者さんと接しているので、お子さんやご高齢の方からも親しまれています。中には、スタッフとの会話を楽しみに通われている方もいらっしゃるんですよ。

―どういった分野で経験を積まれてきたのですか?

大学卒業後は口腔外科の医局に残って勉強しながら、小児歯科についても学んでいました。昔から子どもと接することが大好きでしたからね。その後も、口腔外科の素晴らしい先生と一緒に仕事をする機会に恵まれ、いろいろと勉強させていただきました。1986年から15年間は、父が懇意にしていた先生の歯科医院を引き継ぎ、平山地区で院長を務めて診療にあたっていました。あと、口の中の健康面からスポーツ選手を支えるための勉強もしています。口腔内の状態とスポーツの間には密接な関係があって、虫歯が痛んだり嚙み合わせが悪かったりすると最高のパフォーマンスができないといわれているんです。運動部の顧問や監督、学校の先生にもそういったことを理解してもらえるよう活動もしています。

―診療で心がけているのは、どんなことですか?

口腔外科の医局にいた頃、「口や歯だけを診るのではなく、全身を診る。そして、患者さんの生活背景や置かれている環境にまで目を向ける」と教わりました。歯科の基本ともいえるこの教えを、今でも忠実に守っています。以前、原因不明の歯の痛みを訴えて来院された患者さんが、受験が終わった途端に症状が治まるということがありました。訴えに耳を傾け、背景まで理解することがいかに大切かを実感した出来事でしたね。もう1つ心がけているのは、患者さんの考えをくみ取り、納得していただいた上で治療を進めることです。例えば、歯科医学的に見て、どうしても歯を抜かなければならない場合でも、患者さんが歯を残したいと希望されれば、残した場合のデメリットを、わかりやすい言葉で丁寧にお伝えした上で、患者さん自身に最終判断をしてもらっています。

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