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春山 賢介 院長の独自取材記事

はるやま眼科

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2020/01/22

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三軒茶屋駅から徒歩1分、「はるやま眼科」は商店街の通りに面したクリニックモールの5階に位置している。クリニックの扉を開けると、木のぬくもりと優しい色合いが印象的な落ち着きのある待合室が広がり、足を踏み入れた瞬間から患者がリラックスできる空間づくりがされている。爽やかな笑顔で迎えてくれる春山賢介院長は、糖尿病性網膜症、白内障の手術を得意とし、大学病院レベルにこだわった設備を導入して質の高い治療の提供に努めている。診療方針やスタッフへの教育など、一つ一つの質問に丁寧に応える春山院長からは、患者と真摯に向き合う姿勢と安心感が伝わってくる。診療にかける熱い思いや今後の展望など、じっくりと話を聞いた。
(取材日2016年3月1日)

技術や診断力を磨き、向上心を持ち続けることが必要

クリニックの特色を教えてください。

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患者さんにとっては病院に行くこと自体が緊張することだと思いますので、とにかく落ち着いた温かいイメージのクリニックづくりをめざしました。設備面でこだわったのは、大学病院並みの設備をそろえることでした。白内障手術も、大学病院で使うような機械を導入しています。開業医院に来られる患者さんは、なるべくなら待ち時間が少なく、近いクリニックで治療を完結したいという方が多いのではないかと思います。そんなニーズに応えるためには、十分な設備をそろえる必要がありました。白内障手術は日帰りで行っています。さらにその設備を生かすためには、自分自身の技術や診断力を磨き続けることが必要だと思っています。

糖尿病性網膜症がご専門と伺いましたが、どのような病気ですか?

糖尿病には、「糖尿病性網膜症」、「糖尿病性腎症」、「糖尿病性神経障害」という3大合併症があります。この中の「糖尿病性網膜症」は、目の網膜に障害が出る病気です。高血糖により目の毛細血管に障害が起こり、出血などを引き起こしてしまいます。今は技術が進んだとはいえ、いまだに視覚障害の原因の第2位とされています。また、糖尿病になると若年から白内障にもなりやすいのです。私は大学卒業後から16年にわたり、糖尿病性網膜症と白内障を専門に東京女子医科大学病院で経験を積みました。2002年から1年半、白内障手術の創生期に携わった眼科医師のもとで学ぶこともできました。それが私の大きな転換期でもあり、さらに手術にのめり込みましたね。

来院される患者さんの年齢層も幅広いそうですね。

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小さいお子さんから年配の方まで、さまざまな年代の患者さんが来てくださっています。クチコミでの患者さんも多く、非常にうれしいことですね。またホームページを見て来院される方や、近隣の内科医院からの紹介でいらっしゃる方もいるんですよ。当院は、5階にあることから眺めも良く、待合室が広いので、ゆったりとした気分でお待ちいただけます。ベビーカーや車いすでいらしても気にせずお待ちいただけますし、そのまま診察室に入ることもできるようになっていてとても喜ばれています。

眼科医療を通じて患者を笑顔にしたい

医師を志したきっかけを教えてください。

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私は埼玉県本庄市で生まれ育ち、実家は祖父の代から眼科医院を営んでいました。自宅の隣が医院でしたので、よく遊びに行っていましたね。父は、白内障手術に超音波が使用される前の時代の眼科医師でしたが、現代の超音波白内障手術を習得するために、自分の勉強以外に学会、見学と果敢に挑戦していました。「患者さんのためであれば、努力は惜しまない」というのが父のポリシーでした。また、父が治せない疾患であれば、例え遠方であってもこの先生なら治せるだろうという先生に紹介状を書き、患者さんに必ず治療の道筋をつけてあげるところまで責任をもってやっていました。そんな父の頑張りからか、自宅にも患者さんが訪れて感謝してくださる姿もよく目にしました。小さい頃から、そんな患者さんの笑顔をたくさん見てきましたから、自然と私も医師をめざすようになりました。

開業までの経緯をお聞かせいただけますか?

実家が開業していることもあり、いつかは自分でやってみたいという思いは以前からありました。しかし、開業するにはしっかりとした理念が必要だと考えていました。それらを模索しながら大学病院勤めをしている中で、「患者さんを笑顔にする」医院を開業したいと思うようになりました。これまでの経験から言うと、病気の重症度と患者さんの不安感は必ずしも一致しません。軽症でも大きな不安を抱えてしまう患者さんはたくさんいます。そんな不安な気持ちを取り除き、気持ちの持ち方を一緒に考えていくことで、患者さんをリラックスさせてあげたいと思いました。また、先のことも丁寧に伝えれば、安堵感で患者さんの表情が変わり、笑顔を見せてくれます。眼科医療を通して患者さんを笑顔にすることが目標であり、私の理念なのです。そして、同時に私がめざす最高の医療だと考えました。

診療の際に心がけていることは何ですか?

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患者さんに来院して良かったと思ってもらえるように、何か得をして帰っていただきたいと思っています。病気や薬に関する知識、日常生活の中で気をつけるべきことなど新しい発見があると少し得した気分になりますよね。それが患者さんに笑顔で帰ってもらうことにつながると思うんです。また、当院で治療が難しい場合は、患者さんの通える範囲内でよりスペシャリティーの高い病院や先生を紹介し、治療に辿りつけるようにしています。なので紹介先も多岐にわたります。また、大病院の予約はとても気が引けますので、空き時間を使って可能な限り僕が予約をお取りして、診察までの確実な道筋をつけて差し上げるようにしています。そうすると紹介先を受診した後に、わざわざ報告に来てくださる患者さんもいます。そんな時は、本当にうれしく思います。

「人を大切に思う」ことが笑顔のツールになる

スタッフ教育にも力を入れているそうですね。

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私が常々スタッフに伝えていることは「人を大切に思う」「言葉を大切に思う」「人の時間を大切に思う」この3つです。まず、「人を大切に思う」「言葉を大切に思う」については、患者さんはもちろん医院に来られる宅配業者の方や製薬会社の方などにも正しい接し方をするということです。言葉を大切に、常におかげさまの気持ちを伝えるようにしています。「人の時間を大切に思う」とは患者さんを待たせないことです。納得できる診察を行うと待ち時間を極端に短縮することはできませんが、そんな中でもなるほどと感じていただける工夫をたくさん散りばめています。例えば、先日から料理の献立本をたくさん置くようにしました。妻の発想ですが、待ち時間に夕食の献立が決まったらちょっとうれしいじゃないですか。スタッフは医院の要ですから、教育は最も大切です。しかしその第一歩は、僕がスタッフを大切に思い、その気持ちを表現することだと思っています。

今後の展望をお聞かせください。

今まで多くの方にお世話になり、たくさんの優しさに包まれて、ここまで来られたように思っています。また、決して自分の力だけではここまで来られなかったことが、感謝の気持ちや謙虚さの大切さを教えてくれました。今後の展望としては、これまで自分が感じてきた優しさを患者さんや僕の周りの方々にお返ししていくことだと思っています。そのためには今何をすべきなのか、常に逆算しながら、自分自身とクリニックを進化させ続けたいと思っています。それが結果的に皆さんのお役に立つことにつながればと今思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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働き盛りの方などは、眼精疲労だと思って来院されて診察をしてみるとドライアイになっているということが非常に多いです。疲れ目だと思い、市販の疲れ目の目薬を使用していても、原因が異なっているので当然作用は乏しいことになります。正しい診断は、治癒までの道のりも短くすることが期待できますので、やはり早目の受診が大切です。また、若い方はコンタクトをしている方が多いと思います。目のことを考えると、眼鏡を併用して装用時間は短めにすることをお勧めします。装用時間を守らないことにより、アレルギー性結膜炎や角膜の炎症などを引き起こす方が多くいらっしゃいます。今はインターネットでコンタクトを買える時代ですから眼科受診をないがしろにしがちですが、目はとても繊細な器官なので、3ヵ月に一度は定期検診を受けてもらいたいですね。

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