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芥川 修 院長の独自取材記事

芥川バースクリニック

(川崎市麻生区/柿生駅)

最終更新日:2024/06/18

芥川修院長 芥川バースクリニック main

女性の人生において大きなイベントである出産を、全力でサポートする「芥川バースクリニック」。院長の芥川修先生を中心に、麻酔科・小児科の医師など各分野の専門医師や助産師・アロマセラピストなどのエキスパートたちがバックアップする体制が整っているので、さながら産婦人科の総合病院のよう。同クリニックが第一に掲げるのは、母と子の安全を守ること。24時間365日体制で希望に沿った理想的な出産に寄り添うだけでなく、産後やメンタルのケア、そして産んだ後の育児支援にも力を注ぐ。中でも、無痛分娩の質と安全性には強くこだわっているという。どんな時にも「患者さんファースト」の思いを貫く芥川先生に、診療の合間を縫って話を聞いた。

(取材日2024年4月23日)

無痛分娩を熟知した専門の医師が対応

芥川先生が産婦人科の医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

芥川修院長 芥川バースクリニック1

父が産婦人科医だったので、幼い頃から頭の片隅に医師という仕事はありましたが、はっきりと心を決めたのは小学6年生のある出来事がきっかけでした。中学受験に向けて勉強をしていたある日、うっかり扉に手を挟んでしまい、指がちぎれてしまったのです。難しい状態でしたが父が懸命に病院を探してくれて、適切な治療を受けることができました。今も傷痕を見るたび、その時のことを思い出しますが、この強烈な体験から医師になることを決意しました。東京医科大学を卒業後は大学病院で経験を積み、自分のやりたいことを思う存分やってみたいと2013年6月に開院したのがこのクリニックです。ここに開院したのは、当時この辺りにお産をする施設が少なかったからで、近くに親戚が住んでいたことも決め手の一つになりました。

開院されてからもうすぐ11年ですが、出産を取り巻く環境にどんな変化がありましたか?

一番大きく変わったのは、麻酔を用いてお産の痛みを和らげることをめざす「無痛分娩」を希望する方が増えたことです。当院の実績で2019年度は25.6%だったのに、2020年は60%に激増。その後も年々増えて、現在は7割以上の方が無痛分娩を希望されます。これほど急増した理由は当時、無痛分娩による事故が多発したことにあると考えています。希望者が減ると思いきや、かえって増えることにつながった。話題になったことで、無痛分娩という選択肢が知られるようになったのでしょう。その頃から国や学会も含めて、安全なお産とは何かを真剣に考えるようになり、産婦人科全体の空気が一変したのを覚えています。ひと昔前の産婦人科クリニックは、1人の産婦人科医がすべてを取り仕切る体制がほとんどでしたが、麻酔は麻酔科医、子どものことは小児科医というように、それぞれの道のスペシャリストが担当する方向に変わってきました。

こちらでは以前から分業するスタイルだったのでしょうか。

芥川修院長 芥川バースクリニック2

はい、開院当初から少しずつ専門の医師によるチーム体制作りを進め、現在は実現できています。最近はニーズに応える形で無痛分娩を掲げる産婦人科医院が増えましたが、安全性に配慮しながら質の高い無痛分娩を実現するには、相当なマンパワーが必要です。当院では、無痛分娩を熟知した専門の医師らが対応し、産婦人科、麻酔科、小児科の医師や助産師などで構成された分娩チームで出産をサポートするので、安心して無痛分娩を選択していただけるかと思います。加えて、聖マリアンナ医科大学病院、東京医科大学病院、国立成育医療研究センターとも連携しています。無痛分娩におけるグレードの高さには自信を持っていますね。

モットーは「患者さんファースト」

無痛分娩増加のほかに、変化を感じることはありますか?

芥川修院長 芥川バースクリニック3

新型コロナウイルス感染症が流行して以降は、メンタルを崩す妊婦さんが増えましたね。感染症の流行を境に家族関係や人とのつながりに変化が生じたのか原因は定かではありませんが、マタニティーブルーと呼ばれる症状以外にも、出産後の子育てに不安を感じ、悩む人が増えたように思います。当院でも以前から精神科の医師やカウンセラーなどとメンタル面のケアを行ってきましたが、最近さらに力を入れるようになりました。不定期ながら朝食やデザートのビュッフェを開催するのも、妊婦さん同士が集まれる場所をつくり、人とつながる機会を増やすため。その他のサポートでは子育て支援教室の開催や、産褥入院の受け入れ、また、お産の時にもより妊婦さんがリラックスできるようにアロマ分娩なども取り入れています。

「アロマ分娩」とは、どのようなものですか?

お産の時に、事前にその妊婦さんの好みに合わせてアロマセラピストが調合した香りを焚きながら、セラピストがお産に付き添って足浴やマッサージ、ハーブティーのサーブなどを行います。それは妊婦さんの緊張感をとても和らげてくれると思うので、分娩の進行にも良い影響を及ぼすと考え取り入れました。妊娠・出産においては多方面からいろんな人が関わって、たくさんの目で見つめてあげて、できるだけ妊婦さんが孤独にならないようにしてあげたいと思っています。

充実したサービスを提供されていますが、改めて診療の際に心がけていることをお聞かせください。

芥川修院長 芥川バースクリニック4

「患者さんファースト」をモットーにしているので、自分の家族に接するような気持ちで患者さんに寄り添うことを心がけています。検査日を決めるときも、少しでも早くしたいと希望されるなら、翌週ではなく、なんとかやりくりして今日か明日に検査しようとするのが当院の特徴です。何か相談されたら、いかなる状況でも断らないで、まず受けてから考えるようにしています。それから、これは診療ではありませんが、出産や治療が終わってからしばらくたった頃に、私が直接電話をかけて状況確認をするようにしています。もしかしたら、自分の体調や子育てで気になることがあって不安を感じているかもしれない。そんな時に少しでも患者さんの役に立てたら、という思いで続けています。

産後もさまざまな角度から長期的にフォロー

出産後、治療後にも気にかけてもらえるのはありがたいですね。

芥川修院長 芥川バースクリニック5

退院後に患者さんに電話やメールをするのは、つながりや絆を大切にしているから。産後もさまざまな角度でお母さんたちを支え、長期的にフォローできるのが当院の強み。あくまで、困っている人に手を差し伸べたいという気持ちでやっています。昭和大学病院の水野克己先生や、国立成育医療研究センターの先生を招聘して1ヵ月健診を行っているのも、産後フォローの質を高めるためです。ほかにもアロマトリートメントやオンラインエクササイズ、ベビーマッサージ、産後ヨガ、リトミックなどの産後ケアや各種教室も開いています。また、当院は川崎市産後ケア協力医療機関でもあります。当院でご出産された方はもちろん、そうでなくても住所が川崎市の方は、市の助成を受けながら宿泊型と日帰り型で当院をご利用頂けます。母乳相談や育児相談、メンタルケア、体のメンテナンス、ヘアメイク、おいしい食事の提供など、それぞれの目的に合わせた支援を用意しています。

これから初めての出産をする人に、クリニックを選ぶ際のアドバイスはありますか?

どのようなお産を望むのか、分娩スタイルは無痛分娩がいいのか、出産時の立ち会いはどうするかなど、まずは現段階でわかる範囲でいいのでバースプランをイメージしてみてください。それから希望のプランが実現できる病院やクリニックを絞り込んでいきましょう。最終的に選ぶときには、実際に足を運び、その施設で産みたいと思えるかどうかが大事なポイント。医師や院内の雰囲気を肌で感じて、自分に合うか合わないかを判断するのです。また、基本的に本当に大変なのは出産した後なので、育児サポートが充実しているかどうかも判断材料の一つになります。妊娠期から出産を経て、産後そして育児までのサポートがあるかどうか、総合的に見極めることも重要だと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

芥川修院長 芥川バースクリニック6

当院では、産前や出産時だけでなくその後のケアにも全力を尽くしています。安心と安全、そして患者さんの満足にこだわるのはもちろんのこと、今回お話ししたことのほかにも、入院時の食事がおいしいことやシャワールームの外に設置した冷たいドリンク、専用のアロマルームなど、リラックスして出産に臨んでいただけるようにさまざまな工夫をしています。ここがどんなクリニックか、希望される出産スタイルに合うのか、実際にご自身の目で確かめるのが一番だと思うので、お気軽にお問い合わせの上、ご都合の良い時にお越しください。

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