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谷 健太郎 院長の独自取材記事

中延デンタルクリニック

(品川区/荏原中延駅)

最終更新日:2019/08/19

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都心近くでありながら昔ながらの商店街が連なり、午後4時くらいからは夕食の食材を買い求める主婦や、勉強かばんと部活の道具を小脇に抱え三々五々駅に向かう学生たち、営業を終え足早に会社に帰るビジネスパーソンなどで、お世辞にも広いとは言えない駅前通りの賑わいはピークに達する。いわゆる私鉄沿線特有の下町風景だ。「中延デンタルクリニック」がこの下町情緒あふれる東急池上線・荏原中延駅前に開業したのは2011年。「中延・荏原中延から虫歯をなくそう」とうたう谷健太郎院長のリーダーシップのもとで地域密着型の歯科クリニックをめざす同院の、開業以来の歩みと今後の展望などについて、開業6年を経た今、改めて谷院長に語ってもらった。
(取材日2017年9月12日)

患者のニーズに幅広く応え専門性の高い治療にも対応

開業からこれまでの6年間を振り返ってみていかがですか?

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「地元の皆さんに支えられてここまで来ることができた」というのが今の正直な気持ちですね。予約等の事務的処理に関して、こちらの不手際やミスなども時にはありましたが、皆さんから温かな目で見守っていただけました。やりたいことは開業時からたくさんあるのですが、気持ちばかりが先走って結果に結びつかなかったり、スタッフとの連携がうまくいかなかったり、私だけが一人相撲を取ったこともありました。でも今振り返れば、それで患者さんが離れることもなく、こちらの失敗を責めるのでもなく、温かい言葉で励ましていただいたこともたびたびありました。今は、そんな失敗の一つひとつが、クリニックや私が成長するための栄養剤だったという気がしています。

「中延・荏原中延を虫歯のない街へ」という開業時のスローガンは、順調に浸透していますか?

開業当初はこちらも必要以上に力が入りすぎ、前のめりになっていたこともありますね。「中延・荏原中延を虫歯のない街へ」という旗は立てたものの、具体的にそれをどう実現していくか、戦略が伴わなかったことも事実です。例えば、治療終了後の定期的なアフターメンテナンスや予防歯科の重要性について、チラシを作り院内に置いて患者さんに読んでもらえればいいと考えていましたが、まさに机上の空論でなかなか手にとってもらえないのです。強制的に渡せば受け取ってはもらえますが、興味を持って読んでもらえるかどうかは、その顔つきを見れば一目瞭然です。そうした壁にぶつかった時期もありましたが、診療時に会話を積み重ねることで患者さんも徐々に胸襟を開いてくれました。

スタッフの人数なども、年々充実しているようにお見受けしますが。

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医師は、私の他に歯科一般を担当する女性の歯科医師1人と、矯正担当医師が月に3〜4日診療する3人体制です。加えて歯科衛生士が4人、歯科技工士が3人ですので、総スタッフ数は10人です(2017年9月現在)。歯科技工士が3人常駐しているクリニックは近年は珍しいと思います。入れ歯やかぶせ物の製作が主業務ですので、外注しているクリニックが多いですね。当クリニックでは歯科技工士3人体制を敷いてから、高度な技術を伴う治療がスピーディにこなせています。私一人ですと治療をした後に入れ歯やかぶせ物の型取り・製作をし、その日のうちに装着までするのは難しいですが、歯科技工士が常駐しているので治療から装着まで最短1時間での対応が可能です。私自身の治療体制にも余裕が生じ、親知らずの抜歯などの難しくて時間のかかる治療がこなせるのも、スタッフ体制の充実に負うところが大きいですね。

院内の滅菌、そして院内感染の防止には万全の配慮

院内感染は最近報道でよく耳にしますが、院内感染の防止にさまざまな対策をしているようですね。

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虫歯や歯周病に代表されるように、歯科医療とは突き詰めれば細菌との戦いでもあります。そして、医療機関にとっては院内感染はあってはならないことです。また、患者さんに少しでも不安感を与えてもいけません。そういう点で、当クリニックでは滅菌には最大級の注意を払っています。お口に入れるものは、可能な限りディスポーザブル(使い捨て)製品を使用しています。また、タービンなどの歯を削る機械には、それ専用の熱洗浄・滅菌する器具を導入し、熱をかけられない機具にはガス滅菌をするなどしています。

「予防歯科」の普及には開業時から熱心に取り組んでしていましたが、今でもその姿勢は変わっていませんか?

時間がかかる長い道のりではありますが、開業から6年が経過した今、徐々に「予防歯科」の大切さが地域の皆さんの中に浸透してきたと感じています。当初は、治療が一段落した後にメンテナンスをお勧めしても、「今痛くないから治療は不要です」とか「痛みも感じないのに寝た子を起こす必要はないでしょう」といった反応が多かったですね。どのような診療を求めて来院するかは患者さん自身の問題です。私は、とにかく「予防歯科」の大切さを患者さんの根っこの部分に植え付けよう」と決意し、コミュニケーションの機会を増やし、スタッフにも同じスタンスを求めたのです。ちょうど歯科技工士3人の診療体制が軌道に乗り、目先の治療以外のことにも力を入れようとしていた時期で、初診時カウンセリングを導入し歯科技工士に担当してもらいました。

開業から6年、私生活も含め変わった点はありますか?

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確実に6歳年齢を重ねたということでしょうか(笑)。そして開業時には生まれたばかりだった娘2人が今では小学生と幼稚園児です。これまではクリニックの休診日が日曜と祝日だけでしたが、木曜も休診日とさせていただいたので、娘たちと出かける時間が増えました。娘たちが喜んでくれると私の疲れも癒やされますね。セミナーや学会、同業者との親睦も日曜に集中しがちですが、仕事一辺倒人間にならないよう注意しています。クリニックの運営で変わった点はスタッフが増えたこと、地域社会に徐々に受け入れられていることでしょうか。

懇切丁寧ながらスピーディな対応で医院の個性を訴求

今後も推し進めたいこと、新規にやりたい取り組みなどはありますか?

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「予防歯科」については診療面だけでなく啓発活動も含め幅広く取り組んでいきたいと思っています。6年間患者さんと接して今つくづく思うのは、説明はできるだけビジュアルを使って丁寧に説明することがとても大切だということです。例えば、治療しなければいけない虫歯の本数と場所を伝えるのに、口腔内レントゲン写真を撮影しそれを診療台の小さなモニター画面に映して説明します。重要なことを懇切丁寧な手法でお伝えしていきたいと思います。そうすることで、特に子どもたちは危機感を感じたり、歯磨きの大切さを理解してくれます。「子どもが歯磨きを頑張るようになりました。」とお母さまに言っていただけると、「予防歯科」を掲げる歯科医院として、とてもうれしく思います。

スピーディな対応は患者にも好評のようですね。

当クリニックがスピーディな治療を行える要因は、大きく二つあります。一つは設備面。従来、大規模病院などにしか設備としてなかった歯科用CTを導入し、より正確な診断につなげます。経過観察もわざわざ大規模な病院へ撮影に行くことなく当クリニックで診査・診断・治療できることがメリットです。特にインプラント治療には大きな効果を発揮しています。そして二つ目はスタッフ面です。スタッフの充実は当クリニックの生命線であり、患者からの信頼にもつながっています。「歯科技工士3人体制」の効果は大きいものがあり、他院では複数日にわたるかぶせ物の治療が、当クリニックでは1日で完了し、治療期間は短縮されます。また、「初診カウンセリング」を実施し、病状や治療の希望をスタッフ一同共有することで、速やかで効率の良い診療体制の構築にも一役買っているんですよ。

地域の方たちや読者にぜひ伝えたい、という思いをお話しください。

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いつも期待以上のレベルの高い治療を行いたいですね。そのためには日々進化する歯科医療の技術と知識の収集を怠らず、研鑽に励みたいと思っています。また、小さな子どもさんがいるお母さまがたは、来院に二の足を踏むこともあるかと思います。しかし、当クリニックではキッズスペースを完備し、お手洗いにはベビーシートも備えてあります。お母さまの治療中はスタッフが子どもさんをお預かりしますので、安心して来院していただけます。こうした患者さん目線のクリニックづくりも大切だと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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