中延デンタルクリニック

中延デンタルクリニック

谷 健太郎院長

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都心近くでありながら昔ながらの商店街が連なり、午後4時くらいからは夕食の食材を買い求める主婦や、勉強かばんと部活の道具を小脇に抱え三々五々駅に向かう学生たち、営業を終え足早に会社に帰るビジネスパーソンなどで、お世辞にも広いとは言えない駅前通りの賑わいはピークに達する。いわゆる私鉄沿線特有の下町風景だ。「中延デンタルクリニック」がこの下町情緒あふれる東急池上線・荏原中延駅前に開業したのは2011年。「中延・荏原中延から虫歯をなくそう」とうたう谷健太郎院長のリーダーシップのもとで地域密着型の歯科クリニックをめざす同院の、開業以来の歩みと今後の展望などについて、開業6年を経た今、改めて谷院長に語ってもらった。
(取材日2017年9月12日)

患者のニーズに幅広く応え専門性の高い治療にも対応

―開業からこれまでの6年間を振り返ってみていかがですか?

「地元の皆さんに支えられてここまで来ることができた」というのが今の正直な気持ちですね。予約等の事務的処理に関して、こちらの不手際やミスなども時にはありましたが、皆さんから温かな目で見守っていただけました。やりたいことは開業時からたくさんあるのですが、気持ちばかりが先走って結果に結びつかなかったり、スタッフとの連携がうまくいかなかったり、私だけが一人相撲を取ったこともありました。でも今振り返れば、それで患者さんが離れることもなく、こちらの失敗を責めるのでもなく、温かい言葉で励ましていただいたこともたびたびありました。今は、そんな失敗の一つひとつが、クリニックや私が成長するための栄養剤だったという気がしています。

―「中延・荏原中延を虫歯のない街へ」という開業時のスローガンは、順調に浸透していますか?

開業当初はこちらも必要以上に力が入りすぎ、前のめりになっていたこともありますね。「中延・荏原中延を虫歯のない街へ」という旗は立てたものの、具体的にそれをどう実現していくか、戦略が伴わなかったことも事実です。例えば、治療終了後の定期的なアフターメンテナンスや予防歯科の重要性について、チラシを作り院内に置いて患者さんに読んでもらえればいいと考えていましたが、まさに机上の空論でなかなか手にとってもらえないのです。強制的に渡せば受け取ってはもらえますが、興味を持って読んでもらえるかどうかは、その顔つきを見れば一目瞭然です。そうした壁にぶつかった時期もありましたが、診療時に会話を積み重ねることで患者さんも徐々に胸襟を開いてくれました。

―スタッフの人数なども、年々充実しているようにお見受けしますが。

医師は、私の他に歯科一般を担当する女性の歯科医師1人と、矯正担当医師が月に3〜4日診療する3人体制です。加えて歯科衛生士が4人、歯科技工士が3人ですので、総スタッフ数は10人です(2017年9月現在)。歯科技工士が3人常駐しているクリニックは近年は珍しいと思います。入れ歯やかぶせ物の製作が主業務ですので、外注しているクリニックが多いですね。当クリニックでは歯科技工士3人体制を敷いてから、高度な技術を伴う治療がスピーディにこなせています。私一人ですと治療をした後に入れ歯やかぶせ物の型取り・製作をし、その日のうちに装着までするのは難しいですが、歯科技工士が常駐しているので治療から装着まで最短1時間での対応が可能です。私自身の治療体制にも余裕が生じ、親知らずの抜歯などの難しくて時間のかかる治療がこなせるのも、スタッフ体制の充実に負うところが大きいですね。



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