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宮崎 豊彦 院長の独自取材記事

赤坂見附宮崎産婦人科

(港区/赤坂見附駅)

最終更新日:2020/04/02

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赤坂見附駅から徒歩3分の場所にある「赤坂見附宮崎産婦人科」を訪ねた。広々とした待合室は白が基調で、季節によって変わるというインテリアが心を和ませる。院長の宮崎豊彦先生は、慶応義塾大学病院で20年間、不妊診療と周産期医療に携わったのちに同院を開業。「治療は患者さんに合わせて行う」という考えのもと、宮崎先生は、常に患者に寄り添った治療を行っており、妊娠・出産後も婦人科検診などで引き続き通院する患者も多いそうだ。今回はそんな宮崎先生に、開業した理由や診療において大事にしていること、そして愛犬のことまで、幅広く話を聞いた。
(取材日2017年10月18日)

不妊の相談から妊娠、出産、出産後まで一貫した診療を

なぜご自身のクリニックを開設しようと思ったのですか?

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開業する前は大学病院に勤務していました。私の専門分野は不妊症ですが、妊娠、出産、そして出産後も、一人の患者さんをトータルで診ていきたいと思ったからです。大学病院でもいろいろな患者さんを診ますが、最終的には専門分野に分かれるため、一人の患者さんを一人の医師がずっと診ていくわけではありません。でも、開業医院であれば一貫して診ることができますし、私はずっとここにいますから、それも大事なことだと思ったのです。患者さんに「私の先生」だと思っていただけたら、とてもうれしいです。

どのような相談で来院する患者さんが多いですか?

一番多いのは、不妊症の治療を希望する方です。その後、妊婦検診で継続していらっしゃっています。当院では出産は行っていませんので、患者さんのご希望をお伺いした上で、出産する病院をご紹介する形をとっています。港区は病院とクリニックの連携が比較的取れている方ですので、万が一、当院の診療時間外に急に具合が悪くなっても、出産予定の病院で診てもらうことができ、患者さんにとって安心だと思います。それから、出産を終えてから、定期検診でいらっしゃる方も多いです。当院は、手術や入院に関して隣の前田病院と連携していますので、検診で良性の腫瘍が見つかった場合、腹腔鏡手術にも対応しています。「ずっと診てもらっている先生のほうが安心だから」と、お任せくださる患者さんは多いです。

更年期の悩みで受診する方も増えていると聞きました。

開業して16年になりますので、患者さんのライフステージも一緒に変化しているということでしょう。当時30歳だった方が40代となり、「ほてりが気になる」といった相談が増えてきたのです。それならば、専門の先生に診てもらうほうが患者さんのためになると思ったので、今は更年期医学を専門とする女性医師に来てもらっています。その先生に診てもらいたいと予約をする患者さんも多いですよ。

クリニックの診療方針を教えてください。

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治療は患者さんに合わせて行う、というのが、私の考えです。例えば、体外受精という治療では採卵日に来院していただきますが、患者さんの都合に合わないこともあるでしょう。そういうときに「絶対にこの日に来てください」ということは言いません。私たちの知識とテクニックを用い、患者さんが来られる日に治療ができるよう、調整することが大事だと思っています。また、患者さんは痛みなどを訴えているけれども、医師から見て問題はない場合、「何ともないから大丈夫ですよ」だけでは済ませないこと。患者さんは理由があってここに来ているのですから、その声には真摯に耳を傾けたいと思っています。当院では他の医師もスタッフも全員がそうした方針で診療を行っています。

現状に満足せず、医師として常に腕を磨いていく

不妊治療を専門としたきっかけは何ですか?

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恩師の推薦がきっかけです。不妊治療の研究のため、医学の分野で広く知られている、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学に3年間留学しました。転機となったのは、自分自身に子どもが生まれたことです。子どもって本当にかわいいし、幸せな気持ちになりますからね。もし、「子どもを授かりたいのになかなかかなわない」という人がいるなら、何とかしてあげたいという気持ちがより一層、強くなりました。この仕事は、患者さんから感謝の言葉を頂けることが多くありますが、「この患者さんは、ほかの医師に診てもらえば、もっと早く授かれたかもしれない」と常に謙虚に受け止めるようにしています。これは、学生時代に教わった先生から学んだ姿勢で、当時とても感銘を受けたんです。感謝されたからといって現状に満足せず、常に腕を磨いて、知識を高めていきたいと思っています。

治療はどのように進めていくのですか?

まずは検査をして、不妊の原因を突き止めていきます。検査の結果、特に問題が見当たらない場合は、基本的に、自然に妊娠していくように診療を進めていきます。中には、卵管が詰まって妊娠しづらくなっているなど手術が必要なケースもありますし、自然な妊娠が難しいと思われる場合は、体外受精も行っています。もちろん医学的な理由だけではなく、ご本人の意向が大事だと思いますので、一律に同じ方法をとっているわけではなく、時間をかけてお話を聞き、患者さんが心から納得できる治療を行っていきます。

医師としての自分に影響を与えた出来事はありますか?

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医師にとって治療や手術は日常的なことですが、患者さんにとっては一生に一回かもしれないのだと、改めて感じたことがありました。私自身、人間ドックで腫瘍マーカーの数値が高く出てしまい、検査が必要になったのです。検査を受けるということは、その後、手術を受けることになるかもしれません。職業柄、素晴らしい医師はたくさん知っていますが、いざ誰に任せるかとなると、医師選びというのはすごく難しいし、重要なことなんだと思い知りました。相手を信頼できなければ、「お願いします」とはなかなか言えないです。これまで何度もいただいた、患者さんからの「先生お願いします」という言葉の重みを、あらためて実感しましたね。任せていただける責任を、より一層感じるようになりました。

自己判断をせず、どんなことでも相談してほしい

学生時代はアイスホッケーに熱中していたとか。

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慶応大学のアイスホッケー部でキャプテンを務めたこともあります。リンクの上では理性を忘れて、野生に帰れるところがアイスホッケーの魅力ですね。もう、アドレナリンが放出しっぱなしですから。それでいて冷静な部分もあって。アメリカ留学時は現地でクラブチームに入り、街のオールスターズに選ばれたこともあります。プロリーグの試合の前座でプレーをするのですが、大観衆を前に、最高の気分を味わいました。研究室の教授も「こんな日本人は初めてだ」なんて言っていましたね。帰国後も、社会人チームでプレーしたり、学生の監督なども経験し、まさにアイスホッケーひと筋です。今はお休みしていますが、少しずつトレーニングを再開して、またやりたいなと思っています。

宮崎先生は無類の犬好きでもいらっしゃるんですよね。

中学生の頃、飼っていた犬のお産を自分で行ったこともあるくらい、大好きです。今はジャイアント・シュナウザーを飼っているんですよ。とてもかっこいい犬なんですけど、性格はすごい甘えん坊でかわいいですよ。朝は、夜明けとともに起こしに来るので、たまに睡眠不足になりますが(笑)。愛犬との散歩で痩せましたし、私にとってはいい運動になっています。

ありがとうございます。最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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あまり情報過多にならないで、とお伝えしたいですね。インターネットでいろいろ調べて不安になる患者さんが、結構多いのです。患者さん自身、見ないほうがいいとわかっていても、「つい見てしまう」とおっしゃいます。病院の情報は知りたいところだと思いますが、病気や治療の具体的なことは、自分で調べるよりも医師に聞くのが一番です。もしかしたら、これまでの経験で医療に不信感を持ってしまった人もいるかもしれませんが、多くの医師は一所懸命、患者さんのことを思って診療しています。だから、信じてくださいとお伝えしたいです。わからないこと、知りたいことがあれば、ためらわずに聞いてくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

体外受精/50万円~(税別)

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