全国のドクター8,585人の想いを取材
クリニック・病院 161,527件の情報を掲載(2019年11月14日現在)

東京都リハビリテーション病院

新井 康久 院長

36203 %e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%83%bd%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%83%93%e3%83%aa%e3%83%86%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e7%97%85%e9%99%a2

東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅から、隅田川に向かって7分ほど歩くと、右手に見えてくるのが「東京都リハビリテーション病院」だ。東京都が設立し、公益社団法人東京都医師会が指定管理者を務める公設民営病院として、1990年の設立から約30年にわたって東京都のリハビリテーション医療を担ってきた。院長の新井康久先生は、「超高齢社会となる現在の日本では、急性期医療を支える回復期リハビリテーションの充実と、在宅や施設へのスムーズな復帰を助ける病病・病診連携の強化が急務である」として、院内の多職種が協力し合うチームづくりと、地域の医療機関との顔の見える関係づくりを積極的に進めている。リハビリテーションを提供する同院ならではの強みや、新たに期待される「センター・オブ・センター」としての役割についてなど、話を聞いた。
(取材日2019年2月20日)

都のリハビリテーション医療を担う専門病院

―東京都の事業として設置された病院だと伺いました。

昭和の終わりから平成の初めにかけて、リハビリテーションを専門とする病院設立の必要性が東京都の中で課題としてありました。私自身、整形外科の医師として多くの手術を手がけてきましたが、当時は本格的なリハビリテーションとなると温泉がある地方の病院に湯治を兼ねて送るという流れが一般的だったと思います。そうした状況に危機感を感じた東京都が、リハビリ専門病院の検討を始め、設置に至ったのが当病院です。こだわったデザインの外観や吹き抜けなど、開設当初としては珍しかったのではないでしょうか。丁寧に清掃をして明るく清潔な環境を保つよう心がけていますが、30年の歴史とともに老朽化は進んでおり、そろそろ大規模改築や移転を視野に入れなくてはなりません。患者さんの立場で考えると、より交通の便の良い場所へ当病院が移転するか、都の他のエリアにもう1つ病院を作るのが良いのではないかと考え、都にはたらきかけているところです。

―近く、さらに役割を広げられるそうですね。

もともと墨田区、江東区、江戸川区を合わせた区東部を中心にリハビリテーション医療を提供してきましたが、今後は12の医療圏を率いる「センター・オブ・センター」へと役割が拡大します。「リハビリテーションを通して患者さんが生きる喜びと希望を抱き、充実した人生を送られるよう、医の原点に立った心温まる医療を提供し、福祉・介護との連携推進をはかる」という理念にもとづいた医療の提供はそのままに、良質なリハビリテーション医療を提供できる医療機関を増やす活動に取り組み、都全体のリハビリテーションのレベルアップを図っていきます。他の病院や学校からの研修生や見学なども、これまで以上に広く受け入れていきたいですね。直近では、順天堂大学が新設する保健医療学部の理学療法士の実習を当病院で行うことが決まっていますし、中国や韓国を中心としてイスラエル、アメリカなどの医療関係者も多く視察にいらしています。



Access