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高橋 和晃 院長の独自取材記事

たかはし歯科

(墨田区/菊川駅)

最終更新日:2022/08/05

高橋和晃院長 たかはし歯科 main

街の中を川風が吹き抜け、古き良き下町の風情が色濃く残る墨田区菊川。地下鉄の駅の出入り口すぐという便利な場所に2011年に開業した「たかはし歯科」を訪ねると、高橋和晃院長の知り合いの歯科衛生士が描いたというかわいらしい歯のイラストの看板が出迎えてくれる。平日は20時、土曜も18時まで診療している。基本的に予約制だが予約なしの急患も受け入れており、地域住民だけでなくこの地で働く人にとって頼れる存在だ。治療方針としては「一生、自分の歯で物を食べることができるようにするためには今、何をすべきなのか」という視点で、患者との対話を大事にしながら治療を進めていくと語る高橋院長。豊富な知識と技術を持つ和晃先生の、根本にある患者への想いと二人三脚で進めていく治療方針について聞いた。

(取材日2022年3月28日)

3人の歯科医師の勧めから、歯科医師の道へ

歯科医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

高橋和晃院長 たかはし歯科1

小さい頃から工作が好きだったのですが、5〜6歳の頃でしょうか、そんな私の様子を見て、歯科医師だった伯父から「手先が器用だから将来は絶対に歯科医師になったほうがいいよ」と、よく言われていました。その後、自身の歯のメンテナンスでお世話になっていた歯科医師からも、理由は覚えていないのですが同様のことを言われて。2人の歯科医師に言われたことで、中学生の頃には自然と将来の目標は歯科医師と思うようになっていました。

大学卒業後のご経歴、ご経験をお聞かせください。

私自身のかかりつけだった「福本歯科・矯正歯科」の故福本忍先生から卒業間近に電話があり、卒業後の進路を尋ねられました。その時に率直に「まだ決めかねている」と伝えたところ、「4月から待っている」とだけ言われて電話を切られてしまいました。福本先生はもともと大学で教鞭をとられており、ご自身の歯科医院では歯科技工士を院内に常駐させ、義歯製作も院内で手がけていました。近年では分業化が進み、義歯の製作などは歯科技工士に外注という場合も多いのですが、福本先生のところでは義歯作りを含めた幅広い臨床を学べる環境がありました。その経験もあり、当院では歯科技工の専用部屋を設け、急を要する患者さんには私自身が対応しています。また技工士に外注する場合も、的確に指示を出すことができ、技工士の方もこちらに知識があることがわかると積極的に意見を出してくれ、質の高さにこだわり抜いたものを提供できていると思います。

こちらでの診療内容についてお聞かせください。

高橋和晃院長 たかはし歯科2

一般歯科の他に歯科口腔外科、小児歯科に対応するほか、月に2度、専門の先生に当院に来ていただく形で矯正歯科も扱っています。豊富な知識と技術を持ち、なおかつ子どもが大好きな方なのでかなり信頼しています。また、インプラントや埋伏抜歯など、手術が必要な患者さんには大学病院の先生をご紹介しています。こちらの先生には昔から個人的にお世話になっていて、患者さんにも安心してご紹介させていただいていますね。手術後のメンテナンスに当院をご利用いただければ、スムーズで適切な診療をさせていただけます。「痛いので今すぐ診ていただけますか」という急患もお受けしています。

理想の歯科医療を実現させるために開業を決断

開業を決めたきっかけをお聞かせください。

高橋和晃院長 たかはし歯科3

一番のきっかけは、子どもが生まれたことです。子どもっていわば生まれてから日々、新しいことにチャレンジしていますよね。その姿を見て、私も何か新しいことにチャンレンジしなくてはと刺激を受けたというのが大きな理由です。また、やはり自分の理想とする歯科治療を実現するためには、結局自分で開業するしかないというのも決断した理由の一つです。私自身は練馬の生まれですが、高校時代の学友たちが墨田区、江戸川区といった地域にとても多かったんです。そのため、現在開業している墨田区菊川の物件を紹介された時には知り合いが多いという安心感もありましたし、駅に近く商業地にも近い住宅地というのも魅力でした。また患者さんの通院がわかりにくく、プライバシーを守ることができる2階というのも良かったですね。

院内の設備についてご紹介いただけますか?

開業時から機器専用の滅菌装置とレーザー治療機器を導入しています。ご高齢の患者さんの中には、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病を抱えた方が多くいます。基礎疾患があると血が止まりにくくなるので、切開などを行っても出血が少なく、人工的にかさぶたを作って止血もできるレーザーを使って患者さんの負担を減らすようにしています。さらにレーザーは知覚過敏の治療などでも活用していて、幅広い患者さんの要望に対応できるというメリットもあります。また、エックス線検査も患者さんの負担を考慮し、より被ばく量の少ない装置に切り替えました。デジタル形式なので現像の必要もなく、痛みを我慢してもらいながら待たせることなくその場で実際の画像を見せながら病状の説明ができ、フィルムのように劣化の心配がなく保存できるメリットもあります。最近追加した設備としては、感染症の不安を解消するため空気清浄機を設置しています。

実際に治療を行う中で、大切にされていることはありますか?

高橋和晃院長 たかはし歯科4

歯科の通院で不安になることの一つに費用の問題があると思います。例えば矯正の場合、「最初は100万円と言っていたのに最終的には150万円になってしまう」というように、「本当はいくら?」という不安や不満です。当院では最初に1時間ほど診療の時間をとり、インフォームドコンセントを徹底しています。まずは患者さんから、「痛みがとれればいいのか、歯並びまできれいにしたいのか?」など要望を聞いて治療のゴールに設定し、必要な手順を組み立てます。患者さんにはその手順と「どうしてその治療が必要なのか?」を説明します。また診察台の前のモニターに治療内容を説明する映像を流し、治療の待ち時間にも治療内容を紹介しています。長く通われている方は、単純に痛みをとりたいというよりも、「生涯入れ歯を使わずに生活するために、どんな治療やメンテナンスを受ければ良いか?」と、歯のメンテナンスを大切にしている方が多いですね。

口腔内の困り事を解決するための専門的な技術と知識

入れ歯治療に力を入れているそうですね。

高橋和晃院長 たかはし歯科5

作った入れ歯が合わず、うまく噛めないというご相談をよくいただきます。自分の口腔環境に合わない入れ歯は、噛みにくく使いづらいです。その結果使わなくなってしまったり、無理に使い続けて状態を悪化させたりするケースもあります。またよく質問があるのは「保険内で作る入れ歯だから合わないのか?」ということですが、そんなことはありません。保険内で作った入れ歯でも、適切に作製・調整していれば快適にお使いいただくことは可能だと思います。当院では、もっと快適にしたいという要望を患者さんからいただいた時は保険外の入れ歯をご紹介しています。入れ歯は患者さんの噛み合わせを含めた口腔環境を把握した上で作る必要があり、専門的な知識と技術が必要となります。インプラントという選択肢もありますが、私自身が骨に穴を開ける治療に抵抗があるので、入れ歯の技術を高めてインプラント以外の選択肢として選んでいただけるように研鑽しています。

顎関節症の相談も増えていると伺いました。

簡単にいえば、歯があるのにうまく噛めないのが顎関節症です。マウスピースを用いた治療を行いますが、まずは顎などを触診して、口腔内もチェックしてから型を採り、マウスピースを作っていきます。パターンにはめた治療を行ってしまうと、症状が悪化してしまい最悪のケースでは口が開かなくなってしまうこともあります。入れ歯同様に、その患者さんに合った治療を心がけています。「もう治らないかも」と諦める前に、一度ご相談いただけるとうれしいです。

最後になりますが、将来の抱負をお聞かせください。

高橋和晃院長 たかはし歯科6

よく、歯科治療は一度通い始めると終わりがないから嫌だと言われる方もいますが、私は一生自分の歯で物を食べて元気に暮らしたいと考えた場合、どうしても歯科と生涯の付き合いにならざるを得ないと思っています。そのために、将来的に実現させたいのが訪問診療です。現在は歯科医師が1人しかいない状態ですので実現できていないのですが、現在通っている方が病に倒れて通院できなくなった時にも対応ができるよう、これはぜひ実現させたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

入れ歯/部分義歯:27万5000円~、矯正/99万円~、ホームホワイトニング/4万4000円~
※診断によって変更の可能性があります。詳細は医院にお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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