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住吉 孝二 院長の独自取材記事

住吉皮膚科

(墨田区/錦糸町駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR総武線・半蔵門線「錦糸町駅」から徒歩8分、京成線・都営浅草線「押上駅」から徒歩10分の場所にある「住吉皮膚科」。住吉孝二院長は、自身がアトピー性皮膚炎に悩んだ経験から皮膚科の医師になったという。もとは「住吉医院」として開業していた父の後を継いで、2011年に開業。入り口にあるシンボルツリー・ハナミズキをはじめ、院内には院長が趣味で撮影したという写真が飾られるなど、随所にこだわりがみられる。また、最近の注意事項や皮膚の病気について、院内に掲示したり新聞や院長ブログで発信したりするなど、啓発活動も大切にしているという。小さい頃から医療が身近にあったという院長に、開業の経緯から治療方針、今後の展望、プライベートまでたっぷり語ってもらった。
(取材日2017年2月28日)

アトピー性皮膚炎に悩んだ経験から、皮膚科を志す

医師をめざしたきっかけと開業の経緯について教えてください。

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先祖代々医師の家系で、父も内科の医師でした。そのため、私も小学生の頃から自然と医師を志すようになっていました。親戚も含めて周囲は内科の医師が多いのですが、専門を皮膚科にしたのは、私自身がアトピーに悩まされてきたからです。子どもの頃は顔中を包帯でぐるぐる巻かれてしまうくらい酷くて……。1998年に順天堂大学医学部を卒業後は、大学病院のアトピーセンターで研究に従事し、また、勤務医としても大学病院で経験を積み、さまざまな皮膚のトラブルを診てきました。また、大学病院で働きながらも2006年からは父が開業していた内科で、週1、2回皮膚科の外来を担当していました。そして、2011年2月には父の後を継いで院長に。「住吉皮膚科」として新たなスタートを切り、現在は皮膚科を専門に診療しています。

どのような患者が多いですか。

小さい子どもから高齢者の方まで、幅広く来院されています。頭髪の脱毛症から足の水虫に至るまで、さまざまな皮膚疾患に対応していますが、私が順天堂大学皮膚科にてアトピー性皮膚炎の専門外来を担当していたこともあり、やはりアトピー性皮膚炎の患者さんが多くなっています。また、私はブログを頻繁に更新しており、さまざまな皮膚の病気を取り上げて発信するようにしているのですが、以前はそれを見た方が来院されるケースがほとんどでした。最近になって、地域でのクチコミや評判が広がり、地域住民の方々に多く来ていただけるようになりました。地域の方々との関係が深まってきているので、うれしく思っています。

治療で大切にしていることは?

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病気の症状や治療法などについて、丁寧な説明を心がけています。診療の際には口頭での説明だけでなく、病気の詳細や気をつけることなどを記した用紙も渡すようにしています。皮膚科の病気は漢字ばかりでわかりづらいものも多く、後々忘れてしまわないようにするためです。また、治療の選択肢を説明したうえで、患者さんが嫌な治療は行わないように、患者さんに寄り添うことを大切にしています。それと、常に心がけているのは、「初心を忘れないこと」です。臨床も研究も大変だった研修医時代の気持ちを忘れないように、その頃に使用していたネームプレートを今も付けて診療しているんです。研修医時代に頑張った経験が、今の糧になっていると思っています。

アトピー性皮膚炎は「治療の努力が報われる病気」

アトピー性皮膚炎患者は、やはり子どもが多いのでしょうか?

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今はそうでもありません。子どもの頃にアトピー性皮膚炎に悩まされ、成長とともに症状が治まっていくことは昔からよくありましたが、近頃は30代、40代になってからアトピー性皮膚炎が出てくる人もいるんです。生活環境や花粉、ホコリなど、いろいろな要因が考えられます。しかし、なかなか治らない病気もあるなかで、アトピー性皮膚炎は皮膚の病気のなかでも、とても治しやすい病気なんです。皮膚のケアや薬の付け方などをしっかりと守りながら通院を続ければ、確実によくなっていきます。アトピー性皮膚炎は「治療の努力が報われる病気」だと思っています。

努力で治る病気。子どもがアトピー性皮膚炎で悩んでいるお母さんたちも励まされますね。

そうですね。基本的に、アトピー性皮膚炎はステロイドと免疫抑制剤という二つの薬で治療を行います。症状によって、ステロイドの強さも変わってきますので、アトピー性皮膚炎に悩んだら、やはり皮膚科の専門医にご相談いただければと思います。また、症状に対してではなく、体質改善の目的で漢方を処方することもあります。ただし、漢方は同じ症状でもよくなる方もいれば、悪くなる方もいますのでケースバイケースです。まずは、どんな人にでも治る基本的な治療をしっかりとやったうえで、その人にあった治療法も考えていくことを大切にしています。

これまで印象的だった患者はいますか。

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これまでも患者さんから「症状がよくなりました」などと言われるとうれしかったのですが。以前、「先生のおかげで、自信が持てるようになりました」と言ってくれた患者さんがいて。とても印象に残っています。アトピー性皮膚炎は私が手術したわけでもなく、患者さんの努力と薬で良くなったわけなので、そんなに自分のおかげではないのですが……。「アトピー性皮膚炎がよくなり、自分自身が前向きになりました」と言ってもらえるのはうれしいです。

気になったら早めの受診を。大学病院との連携も

いま、地域住民に伝えたいことはありますか?

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地域の方々に限ったことではありませんが、「低温やけど」には気をつけていただきたいと思います。時期的なこともあり、先月も低温やけどの患者さんが何人かいらっしゃいました。通常、就寝前には湯たんぽは温かくなったら外さなければいけないのですが、そのまま一緒に寝てしまう人も多いようです。また、昔のように金属製ではなくプラスチック製の湯たんぽも多いので、そのまま肌に直接触れさせたままにすることで、低温やけどになってしまう方も。症状が酷い場合は、足などにかなり深い潰瘍もできてしまいますし、気をつけていただきたいと思います。新聞でも何度か取材を受けていますし、当院の掲示板やブログでも発信していますが、このような啓発は大切だと思っています。

ところで、プライベートはどのようにお過ごしですか。

まだ子どもが小さいので、なかなか自分の時間はとれていないのですが……。休日は3歳と6歳の子どもと過ごすことがほとんどです。また、昔から写真を撮るのが趣味になっています。これは父の影響なのですが、父も写真展を開催したり、写真集を出したりするほど写真好きで。当院の待合室に飾ってある写真は、私が撮影したものなんです。季節ごとに合った写真を飾るようにしています。また、以前はテニスやゴルフをやっていたので、また時間ができたら始めたいなとも思っています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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これからも初心を忘れずに、基本に忠実に診療を行っていきたいと思います。地域住民の方々を中心に、しっかりと健康をサポートできたらうれしいです。皮膚の症状は目に見えるものです。ある程度、自分で気が付くことも多いと思いますので、気になったら早めに来院していただきたいと思います。早い段階ならば簡単に治せるものも、放置することで治療が難しくなってしまうこともありますので。また、医師会を通じて他病院との連携・紹介も大切にしていますし、手術や入院などが必要な重症患者さんには順天堂大学皮膚科と連携して治療を行うようにしています。気になることがありましたら、気軽に来院していただければと思います。

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