医療法人社団成風会 高橋クリニック

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高橋日出雄 院長
頼れるドクター掲載中

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国際化が進む昨今、日本在住の外国人の数は年々増加している。貴重な労働力として日本経済を支える人材も多く、今や我が国の社会を構成する上で不可欠な存在だ。しかし、医療現場に目を移すと、外国人の患者は非常に少ない。彼らの足を遠のかせているのは、言葉や経済面の不安だという。そこにあるのは、国際化という言葉とはあまりにかけ離れた現実である。「高橋クリニック」の高橋日出雄院長は、そうした現状の中、「社会的立場や人種に関わらず、誰に対しても平等な療を提供する」という信念のもと、多くの外国人患者を救ってきた。医学英語を駆使して真摯に治療にあたる高橋先生を頼りに、遠方から通う患者も少なくない。「医は心」の精神で治療を行う高橋先生に話を伺った。
(取材日2015年7月2日)

ガーナ出身のひとりの女性患者をきっかけに、多くの外国人患者が訪れるように

―地域の患者さん、中でも、外国の方に広く門戸を開いておいでですね。

開業当初は、他のクリニックと同じように地域医療を志し、近隣の患者さんのみでスタートしました。開業からしばらくは、特に外国の患者さんが多いということもありませんでした。きっかけは、10年目に診たガーナ出身の女性です。あるとき、その女性の近所の方から、「とてもつらそうなので、診てあげてほしい」という連絡があったのです。高熱を出して苦しんでいたので何とかクリニックに連れ帰りましたが、急性肺炎でかなり危険な状態でした。それでも、1週間にわたる治療が功を奏して、かなり元気になって帰って行ったんですよ。すると半年後、彼女から赤ちゃんを抱いた写真入りで御礼の葉書が届きました。周辺に住んでいるアフリカの方たちが来院するようになったのは、それからです。おそらく、日本に住む同胞のコミュニティがあるのでしょうね。当院は日曜日も診療しているので、仕事のために来日していて平日は通院できないという方にも喜ばれました。多いときは、患者さんの半数以上が外国の方という時期もありましたよ。以来、国籍を問わず平等に診療するという姿勢を貫いてきました。

―アフリカ・アジア系の方が多いのですか。

経済の変化などで、日本に働きに来ている方はだいぶ減ったようですが、それでもアフリカ・アジア系の患者さんは多いですね。やはり日曜日に多くいらっしゃいます。慢性疾患をお持ちの患者さんの中には、かなり長いお付き合いの方もいます。急性疾患の場合には、国籍に関わらず診療するという当院の方針を聞きつけて、遠くから来院される方もいらっしゃいますね。日本人の患者さんは、高血圧、糖尿病、コレステロールという生活習慣病をお持ちの高齢者がほとんどです。

―日曜も診療していらっしゃいますが、お休みはいつとられているのでしょう。

日曜診療は開業時からずっと続けていますから、休日は月に2回の火曜日だけです。そこに違和感はないのですが、年を重ねるにつれだんだんと疲れがとれにくくなってきましたね(笑)。それでも、学会など仕事にまつわる用事がなければ、趣味を楽しんで余暇を過ごしています。晴れていれば蝶の採集や温泉に出かけ、天気が悪ければ自宅でクラシックギターを弾いていることが多いですね。蝶の収集は、限定された時期と場所でしか採取できない蝶がいるので、信州の山奥や群馬県など色々なところへ行きますよ。外国へは時間の関係でなかなか行けませんが、以前はマレーシアの山まで行ったこともあります。採集した蝶はドイツ箱というガラスの箱に並べ、ナフタリンを入れて永久保存。出かけられないときは、それを眺めては楽しむわけです(笑)。



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