高田 嘉尚 理事長の独自取材記事
ハート歯科クリニック
(足立区/王子神谷駅)
最終更新日:2026/04/02
地域に根差した歯科医療をめざし、子どもから高齢者まで幅広い世代の診療に対応する「ハート歯科クリニック」。虫歯や歯周病の治療はもちろん、小児歯科、矯正歯科、口腔外科やインプラント治療、予防歯科、口腔ケアなどの他、摂食・嚥下障害の治療まで手がけ、多様なニーズに応える診療を行っている。曽祖父の代から続く歯科医師の家系に生まれ、自身も口腔外科で研鑽を積んだ理事長の高田嘉尚先生。年末年始を除き年中無休で診療を続けているのも、地域の暮らしに寄り添いたいという思いからだという。他の歯科医師やスタッフとの連携を大切にしながら患者一人ひとりに向き合っているという高田理事長に、治療方針や日々の取り組み、歯を守るための考え方について聞いた。
(取材日2026年3月4日)
地域のニーズに応えるオールラウンドな歯科医療
幅広い診療に対応されていますが、どのような治療方針をお持ちですか?

地域に根づいた歯科医院として、歯科の範囲であればできるだけ幅広く対応し、お子さんからご高齢の方まで、あらゆる症状に応えられる存在でありたいと思っています。歯科医師は私を含めて3人、歯科衛生士が2人、歯科助手が3人で、スタッフには受付業務も兼任してもらっています。私の専門は口腔外科ですが、そこに特化する必要はあまりないと考えており、幅広く対応しつつ、その上で得意分野があるほうがいいと思っています。当クリニックの目の前には高層の住宅地があります。ファミリー層やお子さんが多い地域ですが、ご紹介でご家族や親御さんが来院されることもあり、患者さんの年齢層は幅広いです。そういった地域の特性からも、オールラウンドに対応できる歯科医療が必要だと感じています。
治療のニーズに変化などはありますか?
当クリニックの前の住宅地には若いファミリーが多いこともあり、変わらずお子さんの患者さんは多いですね。それに加えて、最近はインプラント治療を希望される方が増えてきた実感があります。インプラントというとご高齢の方のイメージがあるかもしれませんが、実際には若い方でも何らかの理由で歯を失ってしまうことがあります。若いうちに治療をすれば長く使えることが期待できるので、そうした理由でインプラントを選ばれる方も少なくありません。以前に比べてインプラント治療自体が広く知られるようになり、選択肢として検討される患者さんが増えてきたのだと思います。
年末年始を除いて年中無休というのは、大きな特色ですね。

そうですね。以前この場所で私が院長を務めていた歯科医院も同じスタンスだったので、それを踏襲しました。診療日や時間を変えてしまうと、これまで通ってくださっていた患者さんが「少し行きづらくなった」と感じてしまうかもしれません。それは避けたかったんです。確かにスタッフは大変だと思いますが、若いファミリーや小さなお子さんが多い地域だけあって、保育園で転んで歯をぶつけた、急に腫れたというケースも少なくありません。そのようなとき、いつでも診てもらえる場所があるという安心感は大切だと思っています。歯科医師は基本的に担当医制で、曜日ごとに担当が決まっています。どうしても都合が合わないときは、きちんと説明した上で別の歯科医師が対応しています。
スタッフとの連携を大切にしながら最善をめざす治療を
院内は和やかな雰囲気ですが、スタッフとのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

歯科医師とスタッフの間に垣根がないように、ということですね。当クリニックは上下関係も強くないと思います。その分、スタッフが自主的に動いてくれることが多くて、とても助かっています。実は、私が以前院長をしていた歯科医院の頃から一緒に働いているスタッフもいるんです。一番短いスタッフでも6〜7年ですし、歯科助手はみんな10年選手です。受付では患者さんといろいろな話をしてくれていて、私が全然知らないような情報もあります。受付はクリニックの顔だと思いますし、丁寧に対応してくれるのはとてもありがたいです。
受付でスタッフが聞いた患者さんの話は、先生方にも共有されるのですか?
サブカルテがあって、受付で聞いたことをスタッフがそこに書いておいてくれます。「こういうお話がありましたよ」と、共有してくれることで、そこから診療中の会話につながることもあります。特にご高齢の方は、ご自身の持病や体調のことを受付でポロッと話されることがあるんです。小さなことでもスタッフが聞いてフィードバックしてくれることで、より安心して治療を進めることができます。歯科医院は、正直あまり来たい場所ではないと思うので、せめて会話や対応の面では嫌な思いをしないよう、スタッフ全員で心がけています。
先生のご家庭は代々歯科医師の家系だと伺いました。

はい、曽祖父の代からです。実家は父が経営する歯科医院で、夏休みや冬休みにはよく手伝わされました。その影響もあって、中学に上がる前くらいから将来は歯科医師になろうと考えていました。2001年に昭和医科大学歯学部を卒業後、より幅広い技術を身につけるため口腔外科を専攻して同大学歯学部大学院に進みました。大学院では有病者の診療や摂食・嚥下障害の診療にも携わっていたので、それらの診療や診断も行えます。オールラウンドに治療できる歯科医師でありたいという考え方は、父の影響が大きいと思いますね。大学院卒業後、いくつかの歯科医院で研鑽を積んだ後に父の歯科医院でも勤務しましたが、そこで歯科医師としての姿勢をかなり厳しくたたき込まれました。父は何時になっても患者さんからの電話に対応して診療をしていました。父とまったく同じやり方はできませんが、患者さんにとって何が一番いいのかを考えながら私も診療を続けています。
歯は自分が持っている宝物。歯を守るために予防に注力
日々ご多忙だと思いますが、どのように気分転換をされていますか?

もともとは車やバイクが好きでよく乗っていたのですが、最近は家で料理を作ることが一番の気分転換になっています。普段から中華やイタリアンなど、何でも作りますよ。ラー油を自分で作ったりもします。料理が好きなので、こだわってしまうんですよね。無心になって料理をすることが一番のストレス解消です。調理器具もいろいろそろえているので、料理人の友人が家に来たときに驚いていました。
歯を守ることについて、先生のお考えを教えてください。
虫歯や歯周病になって、歯を削ったり抜いたりすることは、自分の持っている宝物を少しずつ失っていくようなものだと思っています。だからこそ、できるだけそうならないように予防することが大切です。自分の歯で食べ続けられるということは、人生において大きな価値があると思っています。もちろん、歯を失ってしまった場合でもきちんと治療は行いますが、なるべく失わないように早期発見・早期治療をすることが大事だと思います。当クリニックでは歯科衛生士がとても丁寧に説明をしてくれるので、定期的に通ってくださる患者さんも多いですね。そういった意味では、予防や定期クリーニングの大切さは少しずつ浸透してきていると感じています。
最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

一般的に、20代くらいまでは歯を失う原因の多くが虫歯、30代以降になると歯周病といわれています。歯周病は自覚症状があまりないまま進行することも多いので、3〜4ヵ月に1回くらいのペースでクリーニングに来ていただくだけでも全然違ってきます。早いうちからケアをしておくことで、60代、70代になったときの歯の状態は大きく変わります。また、お子さんの場合は虫歯予防としてシーラントやフッ素塗布なども行っています。最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると逆に「行かないと気持ち悪い」と思うくらい、習慣化してくると思います。丁寧にクリーニングしても要する時間は30分程度ですし、虫歯や歯周病の早期発見にもつながります。早い段階で治療できれば、歯を長持ちさせることがめざせます。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/裏側矯正:80万円~、インプラント治療/33万円~ ※症例により異なりますので、詳しくはホームページをご確認ください
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

