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金城 喜哉 院長の独自取材記事

加平クリニック

(足立区/北綾瀬駅)

最終更新日:2026/04/09

金城喜哉院長 加平クリニック main

北綾瀬駅から徒歩約10分の「加平クリニック」は、2003年の開業以来、地域に根差し、内科・消化器内科・小児科・外科・肛門外科を掲げて幅広い診療を提供している。院内は昔ながらのアットホームな雰囲気の待合室や清潔感のある診察室・処置室の他、内視鏡検査後のリカバリー用ソファーも複数用意されている。金城喜哉院長は、落ち着いた口調と丁寧に話を聞く姿勢で、不安な気持ちを抱えて訪れる患者の心に寄り添うよう努めている。穏やかな笑顔が印象的な院長に、注力している内視鏡検査や診療の際に心がけていることなどを聞いた。

(取材日2026年3月2日)

豊富な経験を生かし地域医療に貢献

開業の経緯などをお聞かせください。

金城喜哉院長 加平クリニック1

私は足立区の千住出身です。1980年まで父が千住で病院の院長を務めており、その後綾瀬で開業。私が開業を志した時に相談したところ、同地域での開院を勧められました。そして、患者さんの紹介がしやすいよう、父のクリニックから近すぎず遠すぎずの、今の場所に開院しました。今は父のクリニックは閉院しましたが、父の患者さんで、当院に通ってくださっている患者さんも多いんですよ。近年は北綾瀬駅周辺の開発が進み、この周辺にもマンションや新しい住宅が建ち、比較的お若いご家族が増え、お子さんやその親御さんといった患者さんも増えてきました。以前は平日は19時まで診察していましたが、医師会関連の仕事が増え、勉強会や講演会を診療時間後に行うことも増えたため18時半までにさせていただきました。ご理解いただけるとありがたいです。

医師を志したのはなぜですか?

幼少期から自然と自分も医師になるものだと感じて育ちました。小学生の頃は昆虫が好きで生物学者になりたいと思ったこともありましたが、中学、高校と進むにつれて、父の医師としての姿に影響を受けるようになったんだと思います。とはいえ、当時は部活に夢中。アメリカンフットボールがやりたかったのですが、中学にはアメフト部がなかったのでラグビー部に入り、高校でやっと念願のアメフト部に入りました。熱中するあまり、心配した父から「本当に医者になる気があるのか」と、怒られたこともありました。それからは医学部をめざして勉強に本腰を入れ始めたのも今では懐かしいですね。

消化器外科を専門とされた理由も教えてください。

金城喜哉院長 加平クリニック2

父の専門が消化器外科だったんです。医師になってからはよく父に相談し、消化器がんの治療について話をすることもありました。親子であると同時に、医師として父と向き合えるというのは本当に幸せなことです。また、以前在籍していた昭和医科大学藤が丘病院が、内視鏡検査がとても盛んな所だったのも、消化器外科の医師として幸運でした。大腸内視鏡検査の専門家として知られる新谷弘実先生の手技に接することもできました。中でもお世話になったのは、大腸内視鏡検査の分野で知られている佐竹儀治先生。直接指導を受けることができ、「先生なら消化器内科でやっていけますよ」と、お声をかけていただいた時は、本当にうれしかったですね。この佐竹先生のもとで徹底的に内視鏡検査の腕を磨きました。

負担を少なくし、患者に寄り添う内視鏡検査

診察時に大切にされていることは何ですか?

金城喜哉院長 加平クリニック3

ありがたいことに地域では「おなかの調子が悪いときは加平クリニックへ」と言っていただいているようです。患者さんにはまず症状について詳しくお話を伺います。そして、必ずおなかを触らせていただきます。触らないとわからないことがたくさんあるので、触診はとても大切です。その後、必要に応じて内視鏡検査などを行い、精密な内視鏡診断により病気の有無をはっきりさせます。おなかの不調には、ストレスを原因とするものが多く、内視鏡検査で病気が見つからず安心したことで、症状の改善につながる場合もあります。治療では検査結果に応じて、症状を和らげるための薬の調整をしていきます。これがまた難しくて、薬の種類や量、服薬のタイミングなどを、お話を伺いながら微調整して症状の緩和をめざします。

内視鏡検査に注力されているそうですね。

当院の内視鏡検査は意識下鎮静法という、ぼんやりと眠っているような状態で検査を受けていただくために、鎮静剤を使う方法です。患者さんの負担も少ないので、「眠っているうちに終わった」と思っていただけたらうれしいですね。胃の内視鏡は当院では細径内視鏡を使い、お口から導入するスタイルがメイン。鼻からは構造的に導入できない方もいらっしゃいます。まず鼻からの導入を試し、難しければ口から導入するという場合、2回も苦しい思いをさせてしまいますから、当院ではお口からをメインにしています。苦痛もほとんどない状態で検査を受けられますので、できれば50歳を目途に一度は受けていただきたいです。その後は、検査結果により検査の間隔を調整していきましょう。がんは家族性といって遺伝的な要素も大きな病気です。身近なご家族や親族にがんを患った方がいる場合は特にお勧めしたいですね。

大腸内視鏡検査はどのようにして行われますか?

金城喜哉院長 加平クリニック4

大腸内視鏡検査の場合は、おなかを空っぽの状態にするため、まず下剤を飲んでいただきます。液体の下剤が苦手、飲むのが難しいという方には錠剤もご用意しています。下剤を飲むタイミングは、家でもいいですし、専用のスペースをご用意しているので、遠方の方や移動時にご不安がある方などは、来院してから飲んでいただくことも可能です。胃も大腸も検査時には私の他に内視鏡の専門知識を持つ看護師ともう1人、合計2人の看護師がつきます。患者さんの全身状態やご様子を見守っていますので、私自身は検査に集中でき、万が一の見逃しなども防止しながら安全に配慮しながら検査できる体制を整えています。より安心で、受けやすい検査をめざしています。

子どもの心にも寄り添いたい

患者さんとの対話を重視されていますね。

金城喜哉院長 加平クリニック5

おなかの症状の多くはストレスが関係しています。検査をしても異常が見つからず、受診した病院で十分な治療をされなかったという経験をお持ちの患者さんも多いです。そういった背景も踏まえ、当院では患者さんの話を丁寧に聞くようにしています。それはお子さんからご高齢の方まで一緒。今は治療の選択肢も豊富にある時代なので、できる限り複数の選択肢から患者さんに選んでいただくようにしています。ご自分で治療を選んでいただくことで、前向きに取り組もうと思ってくださるのではないでしょうか。

最近は子どもの過敏性腸症候群も増えているそうですね。

小学校高学年から高校生くらいのお子さんも増えています。もともとその年代は、環境変化も多く、特に私学に通うと通学時間が長くなったり、環境が激変したりと、ストレスも多いですよね。例えば毎朝腹痛で通学できず自信をなくしてしまう場合や、周囲から理解されず、甘えととらえられ苦しい思いをする場合があります。よくお話を聞いて薬の量や服薬のタイミングを調整したりしてこまやかに対処していきます。薬をお守り代わりに持つだけで症状の緩和につながる場合もあります。保護者の方には決して怒らないようにとお願いしています。ここで気をつけたいのは、まれに潰瘍性大腸炎やクローン病が潜んでいること。おなかのお悩みがあるお子さんは、ぜひ医療機関にアクセスしてください。

心療内科との連携の経験も豊富だそうですね。

金城喜哉院長 加平クリニック6

心療内科の先生方から、過敏性腸症候群などの診断をしたいとのご希望があり、診断に欠かせない内視鏡検査の指導を担当させていただいたこともあります。年単位でしっかり指導させていただきました。心と体、特に腸との関連は深く、心と体の両面から治療すると高い効果が期待できることも多いんですよ。

読者へのメッセージをお願いします。

胃や腸のがんは内視鏡検査などで早期発見できるようになった一方、膵臓や胆管、肝臓のがんは本当に発見しにくいです。ですから、採血や尿のデータを見て、気になればMRIやCTをお願いし、どうにか早く気づけないかと日々工夫しています。また、検査に関する先進的な知識を深めるため、学術データを取り寄せるなどして精査しています。がんと闘うことはもう私のライフワークで、当院としてもしっかり取り組んでいると言えるよう努力を続けています。患者さんにお伝えしたいのは自分の体を調べることは自分への投資だということ。決して安くない検査代ですが、健康でなければ人生を楽しめません。特に生活習慣病は血管を傷める病気ばかりで、血管が傷めば全身に影響が出ます。だからこそ、適切な検査をして、ご自分の健康を守る生き方をしていただきたいです。