林邉 勝 院長の独自取材記事
はやしべ歯科医院
(荒川区/荒川区役所前駅)
最終更新日:2026/03/18
東京都荒川区の「はやしべ歯科医院」は、1987年の開院以来、地域に根差した歯科医療を提供し続けている。一般歯科から小児歯科、矯正歯科、インプラント治療まで幅広い診療を行う。2004年に院長に就任した林邉勝先生は、患者とのコミュニケーションを大切にしている。口腔内の様子だけでなく、全身の状態や何げない日常会話も一つ一つ丁寧に聞き、信頼関係を構築。林邉院長を頼りに、親子で通院する患者や遠方から通院する患者も少なくないという。予防歯科を軸にした診療を行う一方で、新しい医療技術の導入にも積極的に取り組んでいる。歯科に関する先進の情報をキャッチできるようアンテナを張り、常に研鑽を欠かさないという林邉院長に、開院40周年を迎えるにあたり、同院の歩みや診療の特徴、そして今後の展望について話を聞いた。
(取材日2026年2月25日)
40年近くにわたり地域密着の歯科医療を提供
来年で開院40周年を迎えるそうですね。これまでの歩みを振り返ってどのようなお気持ちですか?

「長いようであっという間だった」というのが率直な気持ちです。私が院長に就任したのが2004年なので、当院の歴史の半分以上は見てきたことになります。当院はもともと、私のいとこが新宿区で営んでいた歯科医院の分院として開業しました。私は当時新卒で、3年ほど大学に残って研究を続けていたのですが、開院して数ヵ月後に声がかかり院長として務めることになりました。20年を振り返ると、レセプトがオンラインになったり、歯科技工士に依頼していたかぶせ物を院内で作れるようになったりと、技術の進化を感じます。
来院される患者さんの主訴としてはどのようなご相談が多いのでしょうか?
初診の方に関しては痛みや腫れ、詰め物が取れたなど何かしらの症状がある方が大多数ですが、全体で見るとメンテナンスの方が多くなっています。患者さんには予防歯科の必要性を積極的にお伝えしていまして、必要な場合にはブラッシングの指導も行っています。歯科衛生士による専門的なクリーニングも行っているので、ご自宅でのケアで清掃性が高い方は半年に1回程度、なかなかご自身できれいにしきれないという方は月に1回程度お越しいただくのが理想です。予防歯科を治療の軸に据えられるようになったのも、この20年での変化といえるかもしれません。
どのような患者さんが多く来院されているのでしょうか?

やはり、お近くにお住まいの方が多いですね。長く通ってくださる患者さんも多く、平均すると10年以上になるのではないでしょうか。別の街にお引っ越しされてからも通院を続けてくださる方もいらっしゃいます。遠いところでは大島からお越しの方もいらっしゃいますよ。本当にありがたいことだと感じています。そうした背景もあり、患者さんのご負担にならない範囲で、できるだけ1回の通院で治療を進められるよう心がけています。長らくお待たせして、遠くからお越しいただいたのに治療がたった15分では、通院するのも大変に感じてしまいますからね。オンライン予約システムによって、受診もよりスムーズになっています。
会話の積み重ねと確かな診療で患者との信頼関係を築く
遠方からでも、1~2ヵ月待っても先生のもとに通い続ける患者さんが多いのは、なぜだとお考えですか?

患者さんとの信頼関係でしょうか。歯科医院というのは来たくて来る場所というよりは、つらかったり、痛かったり、我慢して通う場所だと思うんです。それならできるだけ明るい気持ちで、リラックスして受診していただきたいというのが当院の基本的な姿勢です。リラックスしていただくためには患者さんと歯科医師の信頼関係が大切だと思うので、お一人あたり30分から1時間くらい診療時間を取り、比較的じっくりとコミュニケーションを取るようにしています。私は話すよりは聞くほうが得意なので、治療をする以前に「話を聞いてもらえる場所」と思っていただけていることが、長く通ってくださる理由なのかもしれません。
患者さんとコミュニケーションを取る上で、具体的に心がけていることはありますか?
来院されたら、歯だけでなく全身の体調や服薬しているお薬、他院で行っている治療などについて伺っています。見た目や問診だけではわからないことも結構多いんです。それによって治療の方針を変えることももちろんあります。それから、ご家族のことや趣味のお話など、治療とは直接関係ないこともよくお話しします。何げない雑談ではありますが、そうした会話の一つ一つでお互いの信頼関係が築けると思うんです。お話ししたことはサブカルテにメモしておいて、次にお越しになったときの会話の糸口にしています。ただ、あまりおしゃべりが多いとスタッフに怒られてしまうので気をつけています(笑)。
先進の治療設備をそろえているそうですね。

小児歯科やインプラント治療、義歯治療など、複雑な外科手術以外はオールマイティーに対応しているので、インプラント手術や歯周病の診断などに役立つ歯科用のCT、院内でかぶせ物を作製するためのCAD/CAMシステムなど、一通りの設備機器をそろえています。特に、金属を使わずセラミックで技工物を30分で作れるようになったのは大きいです。当日中に治療が完結するのはもちろん、金属アレルギーのリスクを抑えられますし、強度も期待できます。どちらかというと新しい機器は早くから導入しているほうでして、効率化を進めることで患者さんの診療時間をしっかり確保したいと考えています。CTはそろそろ新しい物に刷新したいですね。ただ、どれだけ高性能な機器でも使いこなせなければ意味がありません。適切に活用できるよう、常に勉強が必要だと感じています。
常に学ぶ姿勢を忘れず、地域に貢献していきたい
現在何人のスタッフさんが在籍されているのですか?

歯科衛生士が3人、歯科助手が2人、歯科医師が私を含めて3人です。最近若手のスタッフも入ってきていまして、クリニックに新しい風が吹いています。患者さんからすると、歯科医師よりも受付担当や歯科衛生士のほうが話しやすいこともあるかと思います。ですので院内の連携をしっかり取り、柔軟な体制で対応したいと考えています。
ご多忙な中でも心身をリフレッシュする方法や健康のために意識していることはありますか?
ゴルフが好きなので、休日には打ちっぱなしやゴルフ場に出向くことが多いです。意外と全身運動ですし、コースに出ると10キロメートルくらい歩くので健康にもいいと思いまして。一緒に行く仲間の中では飛距離があるほうなので、まだ伸びしろがあるのではと思って一生懸命練習しています。あとは海に行くのも好きです。子どもが大学を卒業したら、以前手放してしまったヨットにまた乗りたいと思っています。健康のため、普段はお酒を控えるようにしています。もともと強いほうではないのですが、友人に誘われたときには一緒に飲むこともあります。たまにお酒を交わしながら会話を楽しむ時間も、良い気分転換になりますね(笑)。
今後の展望をお聞かせください。

私自身としては、口腔外科に近い領域と歯周病の勉強をしていきたいと思っています。勉強会や講習会に出席して、新しい知見は常に学ぶように意識しています。あとは後継者の育成です。当院は都内の歯科医院としてはスペースにゆとりがあり、治療ユニットが5台あるので、一緒に治療をしてくれる歯科医師や今後当院をお任せできる方を育てていきたいと考えています。若手スタッフの育成など私にできることもあると思うので、40年の知見を生かして地域の歯科医療を支え続けていきたいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/68万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/22万円~、インプラント治療/24万5000円~、セラミックを用いた補綴治療/2万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

