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医療法人社団 田尻整形外科

医療法人社団 田尻整形外科

田尻 健 院長

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一人ひとりの患者に「ベストな治療」を提供したい

―その他、力を入れている領域があればお聞かせください。

力を入れているのは、ロコモティブシンドロームの予防と治療です。これは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板などの運動器に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態のことです。進行すると日常生活に支障が出て、将来は要介護や寝たきりとなるリスクが高まるとされています。要介護や寝たきりというと高齢者の問題だと思うかもしれませんが、運動器の衰えは40代後半くらいから進んでいきます。早い方だと50代でロコモの兆候が見られる方もおられます。ですから、運動器の機能が衰えてからではなく、健康なうちから運動習慣を身につける、医療機関を受診するなどの対策をとることが大切です。

―自分がロコモになったか気づくには、どのようなポイントがありますか?

自分で気づくためのツールとして、簡単にご確認いただけるようなチェック表を日本整形外科学会が作成しています。チェック表には、片脚立ちで靴下がはけない、階段を上がるのに手すりが必要、横断歩道を青信号で渡りきれないなど7項目が挙げられていて、そのうち1つでも該当すればロコモの疑いがあるとしています。当院では筋力をつけて転倒を防ぐための体操の指導や、食事など日常生活上のアドバイスを行っています。いつまでも自分の足で立って歩けるよう、おかしいなと感じたら早めに相談していただきたいですね。

―患者さんを診察する上でどのようなことを心がけておられますか。

来院してくださった患者さんにベストな治療を提供することです。整形外科で扱う疾患は非常に幅が広く、専門分野も細かく分かれています。私自身が一人ひとりの患者さんに対して最適な治療を提供するのはもちろんですが、手術や詳しい検査、より専門的な治療が必要だと判断した場合には、迷わず近隣の大学病院や専門の医療機関をご紹介しています。その一方で、他の医療機関で手術や治療を受け、当院でリハビリに取り組んでいる患者さんも大勢おられます。今は、住み慣れた地域で自分らしい生活が続けられるよう、医療・介護サービスを地域ぐるみで提供していく「地域包括ケア」の時代です。必要に応じて医師をはじめ、歯科医師や薬剤師、看護師、理学療法士、ケアマネジャーなど多職種で協力して、患者さんをサポートしていきたいと思っています。



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