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稲見 晃一 院長の独自取材記事

稲見内科医院

(江東区/大島駅)

最終更新日:2020/09/28

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都営新宿線大島駅から徒歩3分ほどの商店街の一角にある「稲見内科医院」。1971年の開業以来、地域の人々の健康を守り続ける同院は、2020年9月1日に新築移転したばかり。「皆さまにリラックスして過ごしていただきたいという想いから、院内はオレンジと白を基調とした温かな色合いで統一しました」と院長を務める稲見晃一先生は優しく語る。同院では、消化器内科を専門に豊富な経験を有する稲見院長をはじめとした4人の医師が、それぞれの専門を生かして診療。地域に密着したかかりつけ医として、小児期から高齢期まで、一人ひとりの患者に生涯にわたって寄り添うことをめざす稲見院長に、院内のこだわりや診療体制、医師をめざしたきっかけ、今後の展望など、じっくりと話を聞いた。
(取材日2020年9月8日)

患者がリラックスして過ごせる環境づくりにこだわる

新築移転されたばかりと伺いました。院内のこだわりをお聞かせください。

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9月1日にこの場所に新築移転しました。「皆さまにリラックスして過ごしていただきたい」という想いから、院内はオレンジと白を基調とした温かな色合いで統一。3階建てですが、高齢の方や車いすを利用される方も2階の検査室などに無理なく移動できるよう、院内にエレベーターも備えています。また、待ち時間ができるだけ少なくて済むよう、スマホやパソコンからインターネット経由で診療を予約できる予約システムも導入。皆さまがシステムを利用しやすいよう、診察券に予約サイトのQRコードも貼りつけています。ここは以前の場所から徒歩2分ほどですので、長年通院されている方々も引き続きいらしてくださっています。「新しくなって気持ち良い」と喜んでくださる患者さまもいらっしゃいますね。

診療設備も拡充されたようですね。

胃・大腸内視鏡、エコー、心電図などの機器は以前からありましたが、今回、内視鏡室やエコー室など、それぞれの検査ごとに検査室を設けました。例えば、呼吸機能検査を行う際には患者さまに大きな声でお声かけする必要があるのですが、検査室を分けたことで、気兼ねなく検査を行うことができるようになりました。また、処置室のスペースも広げて血液検査機器も設置。血液検査の結果を迅速に患者さまにお伝えできるようになりました。結果がすぐにわかるなら、それに合わせてお薬の処方を変えるなど、より適切な治療を施すことも可能になります。さらに、診療方針について時間をかけてご説明する必要があるケースや、ご家族も交えてお話しする必要があるケースがあることも踏まえ、診察室とは別に相談室も設置しています。

診療体制について教えていただけますか?

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現在私を含め、4人の医師が在籍。患者さまの治療について互いに相談し合うなど、緊密に連携して診療にあたっています。私自身は内科全般を診療するとともに、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医でもあります。また、妻である稲見景副院長は呼吸器内科が専門。横山美帆先生は循環器内科、私の姉の稲見理絵先生は心療内科を専門にしています。複数の医師による診療体制を敷いていることで、さまざまな疾患に対し、適切な診療を行うことが可能。お子さんからご年配の方まで幅広く対応できる体制を整えられていると自負しています。さらに、近隣の病院や大学病院とも密接に連携。専門的な治療が必要になる場合には、速やかに提携医療機関にご紹介させていただきます。

緊張をほぐすとともに、丁寧に説明するよう心がける

訪問診療にも力を入れていらっしゃるようですね。

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昨今ご高齢のために通院が難しくなる患者さまが増えてきたこともあり、訪問での診療も行っています。以前は平日の昼休みと土曜日の午後にお伺いしていたのですが、移転を機に水曜日の午後も訪問診療にあてるようにしました。かかりつけの医師が自宅まで診療に来ることを喜んでくださる方も多くいらっしゃる一方、「自宅に医師が来るのは緊張する」という方もいらっしゃいます。訪問診療の際には、患者さまの緊張をほぐすよう心がけていますね。また最近は、在宅でお看取りをするケースも出てきました。当院では、「終末期をどのように過ごしたいか」を事前にご本人やご家族と話し合う場を持つようにしているのですが、最期までご自宅で過ごすことを希望される患者さまは多くいらっしゃいますね。

外来診療に加えて、訪問診療も行うのは大変では?

小児期から成人期、高齢期まで、一人ひとりの患者さまに生涯にわたって寄り添うことが、かかりつけ医のあるべき姿だと思うのです。ですから、ご高齢の患者さまが何らかの理由で当院まで通うのが難しくなられるなら、ご自宅までお伺いして診させていただくのは当然のことではないでしょうか。また、患者さまが最期までご自宅で過ごされることを希望されるのであれば、できる限りその希望に寄り添いたいと考えています。例えば、がんや脳梗塞の手術は大学病院で行うとしても、がんの術後の患者さまのフォローや脳梗塞の後遺症を抱える患者さまのケアは、地域のかかりつけ医が行うこと。患者さまに頼っていただけること、当院にお任せいだだけることをうれしく感じています。

診療の際には、どんなことを心がけていますか?

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わかりやすい言葉を使って、丁寧に説明するよう心がけています。例えば、「胃にポリープがありましたよ」という説明だけなら、患者さまは戸惑うのではないでしょうか。「どのようなタイプのポリープなのか」「取る必要があるものなのか、あるいは組織の検査すら必要ないものなのか」「取る必要があるなら予後はどうなのか」、そうした点までお話しさせていただいて初めて説明が完了するものと考えています。また、患者さまが緊張しないような雰囲気をつくるようにも努めていますね。緊張のあまり思っていることを口に出せない、というようなことがあってはならないと思うのです。気になっていることを何でも話せるような雰囲気づくりが大切だと考えています。

一人ひとりの患者を生涯にわたってサポートしたい

先生はなぜ医師をめざされたのですか?

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父が医師でしたので、幼い頃から職業として意識していました。夜間でも休日でも、可能な限り患者さまの求めに応じる父の姿が印象に残っています。本格的に医師になろうと思ったのは、中学生になる前くらい。母方の祖父が膵臓(すいぞう)がんで他界したことがきっかけとなり、医療の道を強く意識するようになりました。「膵臓がんの早期発見において、自分に何かできないだろうか」と考えたのです。そうした経緯もあって、筑波大学卒業後は順天堂大学医学部附属順天堂医院の消化器内科に入局。順天堂医院の消化器内科は、膵臓がんの早期発見において進んだノウハウを有しており、筑波大学在学中に教授からそのような話を度々聞いていたからです。

順天堂大学では、さまざまな経験を積まれたようですね。

順天堂医院の消化器内科では、膵液を検査して膵臓がんかどうかを見極める仕事をさせていただきました。自分が望んでいた分野に携わることができて、ありがたかったですね。その後、がんについてさらに研究すべく、順天堂大学大学院医学研究科に進学。臨床に携わりながら研究も行い、学位論文も仕上げることができました。結局トータルで11年間、順天堂で経験を積んだことになります。病気に関する知識や検査における手技など専門的なことはもちろん、患者さまへの接し方に関しても多くを勉強。順天堂には、患者さまに親身に寄り添う学風があるんです。さらに、正確な診断を行うためには、決めつけることなく俯瞰的に診察することが大切だということも、順天堂で学びました。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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これまで同様、かかりつけ医として地域の患者さまを生涯にわたって診させていただくことが私の願い。可能な場合はご来院していただき、通院が困難になられたら訪問診療を行うことで、お一人お一人を継続的にサポートしていきたいと考えています。また、皆さまにできるだけストレスなく医療を受けていただきたいとも思っています。そのために予約システムを導入したり診療設備を拡充したりして、よりスムーズに治療を受けていただける体制を整えました。院内でさまざまな検査や処置を行えれば、より適切な治療を提供できますし、より適切な仕方で提携医療機関に紹介することも可能。クリニックの診療体制を整えるとともに提携医療機関と緊密な病診連携を図ることで、地域の患者さまの健康をよりしっかりとお守りしていくことをめざしています。

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