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廣田 有俊 院長、青山 花子 先生の独自取材記事

ひろた医院

(江東区/門前仲町駅)

最終更新日:2019/09/13

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門前仲町駅より徒歩5分ほどの場所にある「ひろた医院」。糖尿病を専門としている廣田有俊院長と、循環器科を専門としている青山花子先生がタッグを組み、一般内科から専門的な治療まで広く対応している。内視鏡検査装置や超音波エコー検査装置、血管年齢測定装置、レントゲン、心電図、さらにはコレステロール中性脂肪血糖値測定装置や呼吸機能検査装置など、さまざまな検査装置を完備しており、検査結果も当日に出るという。このような高い対応力は、患者一人ひとりにとっての「主治医」になりたいという廣田院長の想いから実現されている。「どんな症状の患者さんでも、まずは相談できる場所が必要」と話す廣田院長。日頃のコミュニケーションを大切にすることで、患者が少しでも体調に異変を感じたときに気軽に話せる環境作りをめざしているという。治療に対する想いや、今後の展望について伺った。
(取材日2014年2月17日)

患者の声に耳を傾けることが早期発見の最大のヒント

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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【廣田院長】将来は人の役に立てる仕事に就きたいとずっと思っていました。その中でも、直接的に人の役に立っている医師という職業に憧れ、大学は獨協医科大学を選びました。大学時代の思い出は、とにかく試験ですね(笑)。試験に追われ常に必死で勉強していました。今にして思えば、サークル活動などを存分に楽しめなかったのは残念だったですね。試験以外では、実習も印象に残っています。私の身近には医師がいなかったので、大学で学んでいても「医師の覚悟」というものがいまいち実感できなかったのですが、実際に患者さんを治療することで、知識はもちろんですが、患者さんの命に関わる仕事という覚悟が芽生えました。

勤務医時代の印象深いエピソードなどありましたらお聞かせください。

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【廣田院長】大学を卒業した後は、大学病院で勤務していました。その時、ヘルペス脳炎という、非常に見つけにくい病気の患者さんがいらっしゃったんです。はじめはヘルペス脳炎の検査はしていなかったのですが、患者さんご自身やご家族の方々が、「いつもと様子が違う」、「何か病気があるはずだ」と仰られたので再度検査を行ったところ、ヘルペス脳炎であることがわかりました。その経験から、私が学んだことは、患者さんや、普段の患者さんをよく知っているご家族とたくさん会話をし、意見を尊重していくこと。それが最小限の検査で病気を発見するための最大のヒントとなりうるのです。

病気ではなく患者を診る主治医になりたいと開業を決意

開業をしようと思われた理由は?

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【廣田院長】学生時代からずっと、「病気を診る」ことよりも、「患者さんを診る」医師になりたいと思っていました。内科の医師を選んだのも、そのような診療をしていきたいと考えたからです。ところが大きな病院では、自分の専門分野の治療をしているため、その他の分野の疾患を見つけることは難しい。糖尿病で通院していた患者さんが実はがんだった、なんてケースも少なくなかったのです。しかし、いくら専門外とはいえ、患者さんからすれば同じ「医師」に変わりありません。患者さんが必要としているのは、病気を診る専門家ではなく、自分を診てくれる「主治医」なんじゃないか、そう考えたとき、どんな症状にも対応できる窓口として、近隣の患者さんをサポートしていける医院を作りたいという想いがわきあがり開業を決心しました。その時の想いは今も変わりません。もしこの町の人たちが体調に異変を感じたら真っ先に私に相談してほしいと思っています。自分の専門外であっても、異常があると判断すれば専門の医師をご紹介させていただきます。「何かおかしいな」と思っても、自分の行くべき専門の医師がわかる人は決して多くありません。そんな時、気軽に相談できる環境があれば、早期発見への何よりの近道だと思っています。

開業するにあたって、なぜ深川を選ばれたのですか?

【廣田院長】私はもともと、ここの前身となる医院で勤務医をしていました。そこの院長の引退をきっかけに、私が引き継ぐことになったんです。そのため、この場所での開業はたまたまですが、今は深川を選んで本当に良かったなと思っています。この地域の方々は、とても礼儀正しい方ばかり。昔気質で人とのコミュニケーションを図ることが好きな方が多く、ご自身の症状や意見をしっかりと話してくださいます。例えば、当院で拝見した際、気になる症状があれば必要に応じて専門の医師をご紹介しているのですが、紹介先へ検査に行った帰りにわざわざ立ち寄ってくれて、「先生、大丈夫だったよ」とか、「やっぱり異常があったから早めに行けてよかった」と、検査結果を報告してくれるんです。そういった細やかな心遣いは、私にとって何より嬉しく日々の診療のやりがいにつながっています。

先生が得意とされている治療分野は何でしょう?

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【廣田院長】私は勤務医時代からずっと糖尿病を専門としてきたので、現在でも糖尿病の治療には力を入れています。糖尿病は、テレビなどの影響から怖い病気というイメージを持たれている方も多いかと思いますが、治療を受けてさえいれば決して恐れる病気ではないのです。糖尿病の治療において最も大切なことは、治療を継続させること。しっかり治療を受け続ければ、進行を止めることにつながります。また、治療を開始するのに遅いということもありません。ですから、もし今「手遅れかもしれない」、「医師に怒られるのが怖い」と糖尿病を放置している方がいらっしゃったら、なるべく早めに治療を開始してください。この病気は何より医師に診てもらうことが重要なのです。私は、「患者さんと医師」は同じ目的に向かって二人三脚で頑張るという意味で、「選手とコーチ」の関係に似ていると思っています。病気という敵を倒すため、治療や生活習慣の改善に取り組む患者さんを私たち医師が知識と経験を持って全力でサポートする。医師は決して患者さんを責めたり、脅かしたりする存在ではありませんし、「先生と生徒」のように、指導する立場でもありません。私たちは味方同士だということを理解していただき、頼っていただける存在になりたいと考えています。

地域の方々と接する上で大切なことは青山先生を見て学んだ

ここからは青山先生にも加わっていただきます。医院では往診もされていると伺いました。

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【廣田院長】はい。私は、この医院ではじめて往診を経験したのですが、その必要性を強く感じています。これまで主治医として診てきた患者さんが通院できなくなった場合でも、往診をしていればずっと変わらずに健康管理をサポートできます。病気を防ぐためには定期的なチェックが何より大切ですから、往診は患者さんにもとても喜ばれています。何より、通院していただいていた時の、「動けなくなったら先生が診に来てね」という患者さんとのお約束を守ることが私の使命だと思っています。このことは、前身の医院からずっと往診を続けてきた青山先生から学んだことです。
【青山先生】私は前身の医院から長い期間この場所で働いてきたので、地域の患者さんは皆さん知り合いです。そのため、寝たきりになってしまって通院が難しい患者さんのほとんどが昔馴染みなのです。知り合いが寝たきりになったら自分が診ていきたいと思うのは当然。私が動ける限りは往診を続け、皆さんに会いに行きたいと思っています。

仕事のパートナーとしてお互いをどんな医師だと思っていますか?

【廣田院長】私にとって青山先生は、医師としての大先輩です。経験値も高く、技術的な面はもちろんですが、患者さんと接するときの態度や言葉一つひとつが学ぶことばかり。地域の皆さんに愛される医師として私がめざす場所だと思っています。
【青山先生】廣田先生の診療を見ていると、「自分の主治医になってもらうならこんな先生がいいな」といつも思います。医療の知識もしっかりしていますし、何より人柄が明るく楽しいので、患者さんも自然に笑顔になれるのです。医師人生の長い私にとっても、新しいことをたくさん教えてくれる頼もしい先生です。

今後の展望をお教えください。

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【廣田院長】患者さんが体調に異変を感じたとき、どこが悪いのかわからなくても、「ひろた医院に行けばなんとかなる」と思っていただけるような医院にしていきたいですね。何科を受診していいのかわからない方でも、窓口としてはじめに「話を聞いてもらえる場所」でありたい。そのために、日々の患者さんへの接し方や、安心していただけるようなコミュニケーションを図ることを心がけています。私は、信頼できる医師に診てもらうことが、患者さんにとっての最大の利益だと考えます。1人でも多くの患者さんにとって、そんな医師になりたいと思っています。
【青山先生】これからも地域の方たちに根付いていきたいですね。長い間通院されている患者さんはもちろん、今増えている若い層の患者さんにとっても頼っていただけるような存在になりたいです。自分たちの診療圏内の中で、一人ひとりの患者さん、そして一つひとつの治療をしっかり確実に診ていきたい。廣田先生と協力しながら、地域に貢献できれば嬉しく思います。

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