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齊藤 秋人 院長の独自取材記事

斉藤歯科医院

(江東区/潮見駅)

最終更新日:2026/03/06

齊藤秋人院長 斉藤歯科医院 main

東京の湾岸エリア、工場や倉庫が集中し、都心で働く人々らのマンションも目立つ江東区枝川にある「斉藤歯科医院」。1996年5月の開業以来、周辺の住民や仕事に訪れる老若男女の歯の健康を支え続け、いよいよ30周年の節目も目前だ。院長を務める齊藤秋人先生は、ふるさとの北海道で歯科医師となり、東京で研鑽を積んだベテラン。「できるだけ削らない・抜かない治療」をモットーとし、そのために患者が長く定期的に通い続けられるよう、一人一人の事情に心を配り、言葉のかけ方を工夫し、診療のクオリティに関わる設備の充実にも努めている。「何でもない時でも気軽に受診してほしいです」と、話す齊藤院長に、30周年を迎えることについての感想をはじめ、地域への思いや診療方針、患者との関係づくりなどについて聞いた。

(取材日2026年2月10日)

幅広い世代の患者と気長に向き合い30年

開院から30周年を迎えますね。

齊藤秋人院長 斉藤歯科医院1

そうなりますね。30年もたつとオープンした日のことはよく覚えていませんが、確かゴールデンウィークの休日の合間でした。病気で休んだりすることもほとんどなく、今まで無事にやってこられたのが何より、というのが節目を迎えての感想です。この辺りは周囲を運河に囲まれた埋め立て地です。開業して10年余りは今の場所から50メートルくらい離れた建物の2階に当院がありましたが、当時は倉庫や工場を除くとマンションが少し立っている程度で、日が暮れて最寄りの潮見駅を出ると辺りは真っ暗。当院まで誰一人すれ違わないような環境だったんです。それでも、近所で暮らす人や仕事で訪れる人たちが当院に通っていただいたおかげで、今を迎えることができております。ありがたいですね。

長く1つの町で診療をされてきて、地域に医療を届けることへの思いは大きくなりましたか?

地域への想いは年々高まっています。この地は都心にアクセスしやすいためか、この30年で人口の流入が進んだ一方、23区内には珍しい住民同士の親密さも感じられるんです。患者さんの中には4世代で通ってくださるご家族もあり、そうした近しいお付き合いが生まれるところが、枝川の下町らしさかもしれないですね。歯科医療で地域に貢献したい気持ちは最初から持っていました。日々の診察室で患者さんと向き合うのはもちろん、通院が難しい方の求めがあれば訪問診療に応じて、歯科衛生士と2人であちこちに出かけています。また、老人ホームで定期的に歯科検診を行っている他、15年ほど前から近所の幼稚園や小学校で学校歯科医・園歯科医も務めています。

改めて、診療に対してどんなスタンスで臨んでいるかを教えてください。

齊藤秋人院長 斉藤歯科医院2

患者さんの健康を守るため、できるだけ長く診療のお付き合いを続けたいと思っています。ポイントは「長く」です。約30年同じ場所で患者さんを診てきて、きちんと数ヵ月おきに受診している場合は、やはり歯が悪くなりにくいことが見込まれます。だから、私たちが患者さんと関わり続けることで、予防への意識が切れないようにしたいです。人生を歩む間には、出産したばかりの時や大事な受験を控えた時など、忙しさのあまり歯磨きがおろそかになってしまう時がいっぱいありますよね。そんな場面で、もし、「全然磨けていませんよ」「ちゃんとしなきゃ駄目でしょう」などと患者さんを責め、その結果二度と来なくなってしまったら、歯を守るという目的に逆行することになりかねません。そうならないよう、患者さんの事情に寄り添い、10年、20年、30年の経過をトータルで診るように心がけています。

定期的な受診が、削らない・抜かないことにつながる

より具体的な診療方針として、先生は「できるだけ削らない・抜かない治療」をモットーにされていますね。

齊藤秋人院長 斉藤歯科医院3

虫歯が見つかってもすぐに削ってしまうのではなく、あえて残して経過を見守るのも選択肢の一つです。虫歯があるなら治療してほしいかもしれないですが、人工歯の素材や補綴の技術がどれほど進歩しようと、私は天然の歯に勝るものはないと考えます。ただ、削らないが基本であっても、削ったほうがいい場合も当然あって、そこをどう見極めるかが大事になってきます。その虫歯が進行する虫歯なのかどうかをチェックし、介入のタイミングを逃さないようにしなくてはなりません。5年間診ていてこの状態ならまだ削らずにいけるなとか、そろそろ処置したほうがいいかなとか、その時その時の状態によって柔軟に対応していくわけです。そうなるとやはり、患者さんにはなるべく定期的に通っていただきたいですね。

「症状などが何もない時でも来てください」と、患者さんに伝えることもあるそうですね。

症状もないのに、わざわざ時間を割いて歯科医院に行くのは大変でしょう。ですが、同じ患者さんを長く診ていると、抜かないで残してきた歯を共同で守っているような感覚になるんです。長年にわたって診続けることで、患者さんに信頼してもらえたら、私としてもうれしいです。だから何もない時でも来てと度々言うんです。できるだけ削らない・抜かないことで、結果として患者さんの健康とその先の幸せにつながっていくことがうれしいです。

30年間で先生の診療に対する姿勢も変化しましたか?

齊藤秋人院長 斉藤歯科医院4

変わりましたね。昔はもっと厳しかったです。治療を中断しがちな患者さんには、「どうして来ないの?」とまで言わなくても、それくらいの気持ちを言葉ににじませていたかなと思います。でも今は「ああ、よく来てくれましたね、久しぶり」みたいな感じですよ(笑)。多少ブランクの影響があったとしても、「今から挽回がめざせるから、また来てくださいね」と、伝えることもあります。さっきも言ったように、定期的に受診している方の歯は悪くなりにくいことが見込まれますが、だからといって歯科医師がただ強く言っても伝わるものではありません。経験を重ねることで患者さんの背景まで理解し、患者さんと関わっていけるようになってきたのかもしれません。

歯科医院を上手に活用して自分の歯を守ってほしい

院内の設備で新しくしたところはありますか?

齊藤秋人院長 斉藤歯科医院5

大きく変えてはいませんが、数年前に初めて導入したマイクロスコープを、最近また1台増やしました。頭に装着する照明つきの拡大鏡は2000年頃から使っていて、当時としては導入が早いほうだったのですが、今求められる治療精度にはやはりマイクロスコープが欠かせません。2台目を入れたのは、当院で一緒に働いてくれている歯科医師も私と同時に使えたほうがいいと考えたからです。それだけ広範囲の診療に役立つ設備で、当院が掲げる「できるだけ削らない・抜かない治療」を実践する上で大活躍していますね。その他、歯科用CTや口腔内スキャナー、クラスBの滅菌器、口腔外バキュームなど、必要な物は一通りそろえています。

今後について、どんな計画を描いていますか?

新しいところでは、ホワイトニングを扱う団体に加入することを決めました。自由診療のホワイトニングを始めることで、差し当たり歯に症状のない方にも来ていただける可能性が広がります。新しい入り口から受診者が増えれば、メンテナンスの過程で虫歯や歯周病を早期に見つけて治療する機会も出てくるでしょうから、単なる集客にとどまらず、自分の歯は大丈夫と思っている方たちにも歯科医院を身近に利用してもらって、もっと健康になってもらうことが期待できるのではないかと期待しています。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

齊藤秋人院長 斉藤歯科医院6

自分の歯は自分で守ることがとても大切です。けれど、人間にはどうしたって弱い部分があるので、体をいたわることが面倒になり、つい歯磨きをサボってしまう日もあるでしょう。忙しい毎日の中で自分の歯を守っていくために、ぜひ歯科医院を上手に活用してください。痛くなってからだと治療もそれなりに大変ですから、「そういえば、ここ何年も歯科医院に行ってないな」と、気づいたら、何も症状がなくても一度受診してみることをお勧めします。「少し悪くなっていますね」と、診断を聞かされて落ち込んだり、家庭でのメンテナンスの努力を褒められてうれしかったり、いろいろな経験が待っているでしょうが、それもこれもご自身の健康のためです。どうぞお気軽にお越しください!

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。