宮下 晃彦 院長の独自取材記事
西葛西みやした歯科クリニック
(江戸川区/西葛西駅)
最終更新日:2025/01/14
東京メトロ東西線・西葛西駅から徒歩1分の場所にある「西葛西みやした歯科クリニック」。そこの院長を務めるのは宮下晃彦先生だ。患者からの要望も高いマウスピース型装置を用いた矯正をはじめ、白い歯の詰め物・かぶせ物、ホワイトニングによるケアまで、自然な白い歯をめざしたいという患者の思いを支えたいという歯科クリニック。宮下院長自身が歯列矯正を受けた際につらい思いをしたことから端を発したという、宮下院長の矯正にかける想いや、全身の健康を配慮した診療へのこだわりを聞いた。
(取材日2024年12月9日)
マウスピース型装置を用いた矯正に注力
どのような主訴の患者さんが多く受診されていますか?
20代から50代の女性が多い印象です。中でも「マウスピース型装置を用いた矯正がしたい」「銀歯を白くしたい」「歯を白くしたい」といったご要望が多いのが、特長です。というのも、当院のモットーが「自然な白い歯をめざす患者さんを支える」ことですので、そうした治療を求めて、西葛西の近隣の皆さんはもちろん、遠方からもお越しいただいています。口元のケアをすることで、清潔感に関わる第一印象は大きく変わると思います。当院は、透明で目立ちにくいマウスピース型装置を用いた矯正、安全性に配慮したセラミックの詰め物・かぶせ物、 ホワイトニングによるケアなど、歯とお口の健康を大切にした診療体制を整えるとともに、なるべく患者さんが治療を受けやすいよう価格の面でも配慮しています。
マウスピース型装置を用いた矯正に、力を入れるきっかけは?
私自身、小学生の頃から抜歯を伴うほどの歯列矯正を、ワイヤーで受けた経験がありまして。当時は矯正といえばワイヤー矯正以外の選択肢がほとんどなかったのですが、矯正治療をしている数年間、非常に痛い思いをした記憶が、今でも鮮明に残っています。ワイヤー矯正は見た目という意味で、抵抗のある方は多いのではないでしょうか? そうした経験があるので、もし自分が歯科医師になったら、同じようなつらい経験を患者さんがすることのないよう、別の方法で矯正をやってみたいと思っていました。マウスピース型装置を用いた矯正について学び、力を入れるようになりました。
マウスピース型装置を用いた矯正のメリットを教えてください。
メリットは、見た目が目立ちづらいことと取り外しが可能なことです。ブラケットをつけるワイヤー矯正に比べ、痛みも少ないです。痛みがまったくないわけではありませんが、透明なマウスピース型装置を歯にはめるだけなので、違和感も少なく、取り外しも可能。歯磨きもできて清潔に保ちやすい点もメリットです。また、通院回数が2ヵ月に1回程度で済みますし、矯正と並行してホワイトニングもできるため、歯並びと白い歯の両方を手に入れることも望めます。状態によっては、マウスピース型装置での矯正が難しい場合もありますので、まずはカウンセリングをご利用ください。
見た目も健康も自分に自信が持てるよう後押ししたい
白い歯へのニーズは年々高まっているのでしょうか?
はい、高まっています。これまで虫歯ができた際には、削った部分を元の形に修復するために金属を入れて治療してきた方も多かったと思いますが、見た目が気になったり、金属アレルギーを心配される方も増えてきました。セラミックはは見た目が美しいだけでなく素材の特性として噛み合わせの力以外では劣化がしづらいと考えられており、使い方次第では長持ちしますし、虫歯になりづらい点もメリットです。金属を一切含まないセラミックを用いたかぶせ物や詰め物は、金属アレルギーになる心配も少ないです。見た目だけでなく、自分の体は自分で守りたいという意味で、セラミックを選ぶ方が増えています。
今入っている銀歯を、白くしたいという方も多いのですか?
そうしたご要望も増えています。特に、30代後半から40代の女性に多いのが、「久しぶりに同窓会があるので、写真に銀歯が光って映るのは嫌だから白くしたい」といったニーズです。この年代は、歯の詰め物・かぶせ物ともに、いわゆる銀歯やプラスチックを用いた保険診療が主流だった時代です。大人になって自然の歯に近い白い歯への憧れがありましたら、半年に1本ずつ銀歯からセラミックに変えることもできますし、そうした治療に踏みきりやすいよう、費用面でも支えられればと思っていますので、まずはご相談ください。
ホワイトニングにも注力されていると伺いました。
現在は歯科医院以外でもサロンなどで歯の色に対する施術を受けることができますが、使用している溶液には種類があり、安全面などに違いがあります。厚生労働省が認める薬剤を使用できるのは歯科医院に限られ、どこでホワイトニングを受けるかは、よく検討して選ばれることをお勧めします。また、当院では歯科医院に行く時間がない方向けに、ご自宅でできるホームホワイトニングもご案内できますので、ご関心のある方は一度ご相談ください。
全身の玄関口である歯をきれいに保つことが大切
診療をする上で、先生が心がけていらっしゃることはなんでしょうか?
患者さんに対して、わかりやすい説明を常に心がけています。具体的は「専門用語は使わない」「話を何かに置き換えて、患者さんがイメージしやすい例を出し、シンプルに話す」ようにしています。当院は大人の患者さんが多いこともあり、皆さんそれぞれがいろいろな人生を歩んできた方ばかりです。いくら私が「この治療法がいいですよ」と言っても、納得できないこともあると思うのです。最終的な判断は患者さんにしていただきますので、歯科医師として、患者さんの役に立つ情報は積極的にお伝えしたいと考えています。例えるなら「料理の豆知識を教えてくれる八百屋のおっちゃん」のような存在でありたいですね。
歯科医師として、仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?
矯正やホワイトニングなどを始めた方が、施術を受けることで気持ちまで明るくなっていくのを見ることです。また、歯並びの問題や歯ぎしり、食いしばりなどが肩凝りや頭痛・質の悪い睡眠の原因になることが指摘されていますが、歯並びを整えるよう図ることがひいてはこれらの改善に役立ち、気持ちが少しでも楽になれば、こんなにやりがいのある仕事はありません。
読者にメッセージをお願いします。
歯は私たちの健康に欠かせない、大切な財産です。一方で、体はすべて消耗品であり、長く使うためにはメンテナンスが不可欠です。歯ぎしり・食いしばりの癖がある方は、マウスピースを入れて力を分散させるよう促すことで歯を守ってあげたり、乱れてきた歯並びを矯正でアプローチしたり、歯を大切にする方法はいろいろあります。何より、体の入り口である口が汚れていては、体の中まで汚れを持ち込んでしまいます。健康を守るためにも、体の玄関である口をきれいにする努力をしませんか。歯に関することでお悩みの方は、まずは相談だけでも気軽にいらしてください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/55万円〜88万円
※症例により幅があります。
オフィスホワイトニング/1万6500円~
ホームホワイトニング/2万2000円~
セラミックを用いた補綴治療/6万5780円~