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大西 武 院長の独自取材記事

大西デンタルオフィス

(江戸川区/葛西駅)

最終更新日:2022/06/16

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東京メトロ東西線・葛西駅のすぐ目の前で、1997年から地域に根差した歯科診療を提供している「大西デンタルオフィス」。朗らかで柔和な語り口が印象的な大西武院長は、一般歯科、矯正歯科とオールラウンドに手がける中でも、特に小児の治療を数多く手がけてきた歯科医師。子どもの頃から歯科受診を習慣づけてもらうことで、予防意識の定着を促し、専門家の立場から患者の日々のセルフケアや自己管理による口腔環境の維持を丁寧にサポートしている。患者とじっくり対話を重ねる診療スタイルや、無理のない小児歯科診療の進め方、次世代に引き継ぎたい予防意識などについて、大西先生にじっくり話を聞いた。

(取材日2022年3月22日)

小児歯科を中心に、家族でかかれる歯科医院

こちらのクリニックは開業から25年になるそうですね。

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1997年の開業以来、小児歯科を中心としつつ、家族ぐるみでかかれる歯科医院として、一般歯科、矯正歯科など幅広い歯科診療を手がけてきました。最近は、昔かかりつけにしていたお子さんが久しぶりに顔を見せてくれたと思ったらもう大学生になっていたりして、留学の予定だとか就職活動中だといった近況を聞くのは、何とも感慨深いものです。そうしたお子さんたちとのご縁をきっかけにその親御さんやご家族が長い間かかりつけにしてくださっているケースも多く、このクリニックも地域の皆さんとともに年を重ねているんだなと実感しているところです。

患者さんと接する上で大切にしていることを教えてください。

一人ひとりにじっくり時間をかけて、治療内容や予防の大切さについて細かく説明することですね。特に子どもは話をする相手の雰囲気にとても敏感ですから、子ども扱いするのでなく、一個人として尊重して向き合う姿勢を大切にしています。大人の私がそういう姿勢を見せることで、子どもの側も真剣に集中して話を聞いてくれるようになるので、理解力が高まっているように感じます。最初は警戒心が強く、触らせてくれなかった子でも、まずユニットに座ってくれるようになり、次に口を開けてくれるようになり、最終的には保護者がそばについていなくても1人でじっと座って治療を完遂できるところまで、精神的に目覚ましい成長を見せてくれます。もちろん成人の患者さんともコミュニケーションを重ねてニーズや本音を正確に把握し、考え得るすべての選択肢の中から患者さんの意思で治療法を決めていただくというプロセスを大切にしています。

こちらでは特に予防歯科に力を入れているそうですね。

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子どもたちの将来を見据え、予防意識の定着と、怖がらせない治療を意識して長年取り組んできました。もっとも近年は歯の健康に対する意識が飛躍的に高まって、お子さんも含めて虫歯治療がかなり少なくなり、定期的にメンテナンスで通院される方の割合が増えてきています。歯科に苦手意識をお持ちの方は、過去の虫歯治療で何らかの苦痛を経験していることが多く、逆に虫歯にならないための予防が徹底できていれば、そもそも痛みを伴う治療を受ける必要がありませんからね。口元をより美しくしたいといった意識がきっかけで歯科治療に関心を高めるようになった方に対しても、歯科医院の専用機器を使って歯の表面を磨き上げるPMTC、ホームホワイトニングなども取り入れたアプローチで、幅広い世代の予防意識をさらに高めていきたいと考えています。

小児期の歯科との関わりが、通院習慣定着の鍵

ところで、先生が歯科医師を志したきっかけは?

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私の叔父は、アメリカの歯科診療のスタイルを積極的に取り入れ始めた歯科医師で、現代の歯科医院のはしりのようなクリニックを開業していたんです。私自身も、小さい頃からその叔父の歯科医院へ通っていて、当時の新しい技術にふれていた影響もあったのか、自然と歯科医師の道を志すようになっていました。もともと芸術の方面に興味が強く、物作りが好きだった私にとっては、中でも歯科技工がとても楽しく、歯科医師の仕事をさらに魅力的に感じさせ、そうしたさまざまな積み重ねがこの道を選択する決め手になりました。

小児歯科を専門に勉強しようと思ったのはなぜですか?

「叔父とは少し異なる分野の歯科診療を学んでみたい」と考えたのが最初のきっかけです。小児歯科は歯科の歴史の中ではわりと新しい分野で、ルーツはフランスにあるといわれています。大学の恩師が小児歯科診療の一部を日本に最初に持ち込んだ人物だったこともあり、叔父が実践するアメリカの診療スタイルとは違うものを学べるのではないかと考えたのです。子どもの診療というと、一般歯科のミニチュア版と思われがちですが、実はそうではありません。小児歯科と一般歯科の最大の違いは、歯の生え替わりが起こること。そうした劇的な変化が起こる過程が興味深かったですし、成長に伴う骨格の変化を利用して治療を行うことができたりと、本当に奥が深く、興味を引かれましたね。

小児期の歯科との関わりは、将来にわたって影響しそうですね。

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そのとおりです。定期的な通院習慣のベースは子ども時代にあります。歯科に親しむには、子ども時代がまさにチャンス。物心がついた時点でネガティブな印象を持つことなく、「歯科はメンテナンスで通う場所」というプラスのイメージで捉えられれば、子ども時代はもちろん、大人になって以降もストレスなく通い続けられますからね。また小児の予防には、親御さんの協力が必要不可欠で、ご家庭で歯磨きを習慣づけることの大切さを根気強くお伝えしています。そのポイントは歯磨きを「楽しませること」。親子で競争したり、ゲーム感覚を取り入れながら、毎日の歯磨きが子どもにとって楽しい時間だと思ってもらえれば、その習慣が心地良さに変わり、生涯にわたって定着させることができますからね。

歯科医院は患者の自己管理のサポート役

感染症流行を受けた受診控えで、メンテナンスでの通院が滞ってしまった患者さんも多かったそうですね。

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新型コロナウイルスの感染拡大のタイミングで、やはりご高齢の方を中心に外出をためらわれる方が多く、受診控えの動きが顕著にみられました。当院は、お一人30分程度しっかり時間をとってコミュニケーションをとりながら、メンテナンスのポイントなどをお伝えしていますから、患者さんが来院できなくなり、密に重ねてきたコミュニケーションがなくなってしまうことで、口腔環境が悪化してしまうのではないかと気をもみましたが、徐々にメンテナンスで通院される方も元のペースに戻ってきてホッとしているところです。逆に、こんな時だからこそ口の中を清潔に保っておきたいと、変わらず通院される方も一定程度いらっしゃって、予防意識がしっかり患者さんの中に根づいているのを感じて、率直にうれしかったですね。

歯科医師の仕事にやりがいを感じられるのはどんなときですか?

小さい頃熱心に通院していた男の子と、最近久しぶりにお会いしたのですが、すっかり大人っぽくなって、口の中に何のトラブルもなく過ごしていたと知って、本当にうれしかったですね。親御さんのご協力も当然あったと思いますが、私が根気強く伝え続けてきた思いがちゃんと届いていたのだと実感できた瞬間でした。この青年もやがて親になって子育てをする時、きっとご自分がそうしたようにお子さんの歯を大切に守っていかれると思います。そうやって私の伝えた思いが次の世代に受け継がれていってくれたら、こんなにうれしいことはありません。歯科医師冥利に尽きますね。

最後に、読者に向けて一言メッセージをお願いします。

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虫歯予防の意識がかなり定着し、これからの歯科医院の役割は、治療よりもむしろ、患者さんによる自己管理のサポートが中心になっていくと思っています。だからこそ、歯科医院をもっと身近に感じていただきたいですし、特にトラブルがない時こそ、積極的に歯科医院に足を運んで、定期的にメンテナンスをしていただきたいと思っています。それこそが年を重ねても健康な歯を保っていくための秘訣です。お子さんの治療も4、5歳にならないと難しいと思われがちですが、無理強いせずうまく進めれば2、3歳のお子さんでも、1人でユニットに座って口が開けられるようになります。美容室でヘアスタイルを整えるような気軽な感覚で、定期的に歯科医院に通う習慣をぜひご家族で続けていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PMTC/3300円
ホームホワイトニング/2万2000円
歯列矯正/11万円~77万円

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