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石井健一 院長の独自取材記事

さくら医院 耳鼻咽喉科

(江戸川区/船堀駅)

最終更新日:2020/04/01

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「患者さんには常に愛情をもって向き合うことを心がけています」とさわやかな笑顔で話すのは、江戸川区にあるクリニック「さくら医院 耳鼻咽喉科」の石井健一院長だ。大学病院勤務を経て、さくら医院に入って5年目。さくら医院は耳鼻科の小手術に力を入れて取り組んでいるクリニック。中耳炎になった小児の鼓膜切開や鼓膜チューブ留置が必要な難治性中耳炎に数多く対応するなかで、的確な病状評価と手術技術を日々磨いているという。ピーク時には多くの患者で混み合うが、患者一人ひとりに集中し、常に笑顔で、丁寧な説明とスピーディーな診察を心がけるという石井院長。取材では治療への取り組みや、患者への思い、医師をめざすきっかけになったエピソードなど、たっぷり話を伺った。
(取材日2014年8月27日)

小児の鼓膜切開や鼓膜チューブ留置が必要な難治性中耳炎に数多く対応

今年5月にリニューアルされた待合室は、とても広くて快適ですね。

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有り難うございます。当院は通常1日300〜400人、ピーク時は1日600人の患者さんがいらっしゃいますので、少しでも快適にお過ごしいただけるよう、今年5月に待合室をリニューアルし、以前より広く快適になりました。色とりどりの魚が泳ぐ水槽も、皆さまの癒しに一役買っています。待ち時間を短縮するために予約システムを導入していているほか、スタッフの数も多くして、なるべくお待たせしないきめ細かな対応を心がけています。開院当初は桜宗佐理事長が1人で診察していましたが、予想以上に多くの患者さんが詰めかけたため、現在は3人体制で診察を行っています。それでも足りずに、今年から聴力検査室を2つに増やし、週末は4人体制にするなどして対応しています。また、診察室の増設も検討中です。私はさくら医院にきて5年目ですが、このような理事長の徹底した患者第一主義の診療姿勢に感銘を受けた一人です。

現在はどのような患者さんが多いですか?

小児の患者さんが多く、風邪や中耳炎などの急性期疾患の割合が高いです。同じグループで隣にある小児科と連携していることも当院の強みで、近隣の方はもちろん、区外や他県からも多くの患者さんが来院されます。小児の場合、風邪の症状から中耳炎になる子も多いですから、耳を詳しくチェックして、基本的には内服で治療を行いますが、重症例では鼓膜切開などの処置を必要に応じて行います。この他にも、小児の難治性中耳炎の患者さんが多いですね。当院は鼓膜切開や鼓膜チューブ留置が必要な症例など、小手術に数多く携わってきており、当院医師の経験・熟練度は高いと自負しています。例えば、幼小児の鼓膜チューブ留置は入院して全身麻酔で行うこともありますが、当院では局所麻酔でその日のうちに短時間で治療することができるよう心がけていますので、本人やご家族ともに負担が少なくてすむでしょう。真珠腫性中耳炎などのまれなケースを除いた、このような中耳炎の場合、我々のような地元密着型のクリニックが多くの治療を担っています。こういった症例にかかわることで、我々の経験となり技術の向上につながっていると思います。

多くの経験を積むことで、医師側も日々レベルアップしていくのですね。

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当院の常勤医師は5人とも臨床経験10年以上の日本耳鼻咽喉科学会の耳鼻咽喉科専門医です。豊富な経験を生かした正確な診断を下せるよう、日頃から医師同士で情報を共有して、医療レベルの向上に努めています。難治性の患者さんの数も多いですから、お互いの経験を聞くことによって医師も日々ステップアップできるのだと思います。常に、患者さんが求める「耳鼻咽喉科専門医による的確な診断と早期完治」の希望を叶えるられるよう努力しています。また、当院では医師だけでなくスタッフのレベルアップにも力を入れています。それぞれの役割分担ができているので、私たち医師は診察や治療に専念できるのです。例えば、私が診療中に手を出せば、何の道具を求めているのか瞬時に判断して手に乗せてくれます。無駄な時間が一切ないので、診察時間はそれほど長くはないのですが、説明のための時間はしっかり確保できるのです。

のど・鼻の風邪の治療には、患部を直接確認する耳鼻咽喉科へ

風邪の治療にもさまざまな取り組みをされていると伺いました

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耳鼻咽喉科では風邪の症状が出る鼻・のどに対して、炎症のある部分を直接目で見て確認するので、より正確な診断が可能だと考えています。例えば、ファイバースコープを用いれば気管の入口まで確認することもできます。鼻水や咳などの症状がある方は、早めにご相談いただくことが適切な治療のポイントとなります。鼻やのどの状態を確認した上で、胸部・腹部の診察が必要な場合は、同じフロアにある当グループの小児科や内科に診察結果を伝えて、詳しくチェックしてもらいます。このような速やかな連携も当院の特徴ですね。また、入院治療を要する場合は、桜理事長が東京大学医学部耳鼻咽喉科の非常勤講師をしていますので、東大病院耳鼻咽喉科に依頼することが多いです。東大病院からは医学部生の実習を受け入れたり、学術的な情報交換を密に行うなど、スムーズに連携が図れるような取り組みを日頃から行っています。

先生ご自身の診療方針をお聞かせください。

まず第一に患者さんに愛情をもって接することです。それは桜理事長の姿をそばで見ていて、私が学んだことです。愛情があるからこそ「治してあげたい」「何とかしてあげたい」という気持ちが生まれてきます。例えば通常幼小児の場合、入院が必要な鼓膜チューブ留置を外来で行うことは、患者さんの負担を軽減したいという理事長の愛情が根底にあり、症例数と工夫を重ねた結果実現できたことです。私自身も、常に愛情を忘れずにとにかく患者さんの不安を取り除いて、当院に来て良かったと思えるような診察を提供したいと思っています。病状についてはきちんと理解いただけるように、丁寧な説明を心がけています。高い所からのアドバイスではなく、患者さんと同じ目線で分かりやすい説明に努め、分からなければ何度でも説明します。納得して、安心してお帰りいただくことが私の喜びです。

その他にも力を入れている治療などありますか?

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2年前よりアレルギー性鼻炎に対するレーザー治療を始めました。外来で、短時間(約30分)で治療ができるので、希望される方が多いですね。患者さんが集中する週末は予約が取れない状況が続いていましたが、今年(平成26年)の秋から手術枠を増やして皆さんのニーズにお応えしたいと思います。レーザー治療はお子さんでも受けることが可能です。また最近、科学的根拠に基づいた医療(EBM)を第一とする風潮もありますが、当院ではまず臨床経験豊富な耳鼻咽喉科専門医による病状評価を徹底的に行っています。そして患者さん一人ひとりの病状や生活環境なども加味した上で、EBMに基づきながらもその人にとって適切な治療が提供できるよう努めています。

家族のようにそばに寄り添った医院でありたい

先生が医師をめざしたきっかけは?また、耳鼻咽喉科を選択した理由は?

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私の場合は高校3年の時に祖父が亡くなったことがきっかけです。それまでは建築関係に進みたいと思っていたのですが、祖父を担当した医師への不満と不信から、なぜこのような結果になったのかを真剣に考えました。ずっと健康だった祖父が、簡単に命を落とすなんて、どうしても信じられなかったのです。それから医療に目が向くようになり、いろいろ調べるうちに、医師はやりがいがある仕事ではないかと思い、医学部を受験しました。耳鼻咽喉科を選んだ理由は、素直におもしろかったからです。耳鼻咽喉科は内科的なことから、外科的な細かい手術、ダイナミックな癌の手術まで幅広い経験ができます。こんなにやりがいのある科は他にはないと思いました。また、学んでも学んでも未解明の部分が多いことも魅力です。

休みの日はどのようにお過ごしですか?

まとまった時間ができれば、趣味のダイビングに出かけます。特に沖縄の海が好きです。海の中にいるのがとにかく好きなのです。体も心も自由にリラックスした状態の中で、そして海の中の美しい世界を見ているだけで癒されます。普段は子どもが小さいので、家でゆっくりする時間はなかなかありません(笑)。子育ては本当に大変だと実感すると同時に、子どもの成長から学ぶことも多いです。教科書通りには中々いかないものです。そして、基本的に医療については特に興味があるので、時間があるときは治りにくい患者さんについての文献を調べたり、漢方や統合医療の勉強を楽しみながらしています。

今後の展望や夢をお聞かせください。

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アレルギー疾患やメニエール病など、現代の医療ではなかなか根治できない病気で苦しんでいる方に対し、少しでも多くの方が毎日快適に生活できるように支えてあげることです。どんなに大変な時にでも何とか打開策を見つけるよう努め、決してあきらめずに患者さんとともに頑張っていきたいですね。そして、いかに医療のクオリティー(医療の質)を上げるかには興味があり、今後も自分に限界を設けずに、最高の医療を提供できるように、自分なりの工夫をいろいろしていきたいと思います。クリニックとしては、これからも患者さんに満足していただけるように努力を続けていきたいと思います。当院では「医療を通じてありがとうNo.1をめざします」を医院の理念として、桜理事長をはじめ職員一同診療にあたっています。すべての患者さんが健康に不安のない生活を送れるようにすることが、我々の喜びです。また、お子さんが多い地域ですので、今後も職員一丸となって、ご家族も含めた支援をしていきたいです。子育てには不安がつきものです。複数のお子さんをお連れの方は、診察の間、職員がお預かりして面倒をみたりと、安心して診療を受けていただけるようにサポートしています。これからも何でも話し合える、家族のようにそばに寄り添った医院でありたいと思っています。心配なことがありましたら、どんな些細なことでも気軽にご相談ください。

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