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根本 秀樹 院長の独自取材記事

根本歯科医院

(江戸川区/船堀駅)

最終更新日:2022/03/29

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都営地下鉄新宿線・船堀駅南口からバスで5分。「根本歯科医院」は、多様化する患者の希望に応じてインプラント治療やメタルフリー治療、予防歯科など幅広い診療を行っている。同院のユニークな点は「楽器演奏者のための歯科治療」に力を入れていること。院長は、自身もトロンボーン奏者で、地元のアマチュアオーケストラの団長、吹奏楽連連盟の会長などの要職を務める根本秀樹先生だ。クリニックの2階に楽器を演奏できる試奏室を備え、治療後の管楽器奏者の「楽器を吹いたときの感覚」に寄り添い、細かい微調整を行っている。歯科医師として、そしてトロンボーン奏者として忙しい日々を送る院長に、歯科診療の現在と今後の展望など話を聞いた。

(取材日2022年3月11日)

地元のかかりつけ医として管楽器演奏者の治療も行う

開業の経緯についてお伺いします。

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この場所はもともと私の実家で母が美容院を経営していました。患者さんの中には今も私を子どもの頃の愛称で「秀ちゃん」と呼んでくれる方もいます。母がそろそろ美容師を引退し、美容院を縮小するというタイミングで歯科クリニックに改装、開業しました。早い段階で歯の訪問診療を開始したこともあり、地元により深く関わることができたと感じています。開院当初はクリニックの2階を美容院として開放し、母の腕を慕う古くからのお客さんに向けて稼働していたのですが、完全引退を機にその場所も試奏室として改装し、今に至っています。

こちらのクリニックの診療の特徴を教えてください。

できるだけ削らない虫歯治療からメタルフリーの治療、インプラント治療、予防診療まで幅広く行っています。すべての治療において、患者さんのニーズやリスクに合わせて高いレベルで対応し、治療後の状態をいかに維持していくかという点に注力しています。というのも、悪くなってから治療することは患者さんに大きな負担となるからです。また私のトロンボーン奏者としての経験を踏まえ、管楽器を演奏する方のための歯科診療を行っています。歯の状態と楽器演奏は密接に関わっているのですが、管楽器を演奏する患者さんにはご自身の楽器を持参していただいて、治療後の状態の確認ができるよう、2階にある試奏室で治療後に演奏していただいています。

管楽器演奏者の治療も行うようになったきっかけを教えてください。

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中、高一貫校で吹奏楽部に入部し、トロンボーンをずっと演奏していました。その後大学でも学内オーケストラで演奏していたのですが、大学を卒業したのち、小学校の恩師が地元でオーケストラを結成しまして、その初期メンバーに誘われたんです。歯科医師となった今は奏者であると同時に団長としてもオーケストラに関わるようになりました。歯の治療とアンブシュア(演奏を行う際に楽器に当てる唇の形のこと)の関係でで困っていらっしゃる方からの相談に乗ることがあり、そうした悩みを抱えている方が意外に多いということを実感したのがきっかけです。

管楽器演奏者への歯科診療についてもう少し詳しく教えてください。

管楽器の演奏は歯の影響が非常に大きく、特に上の前歯は、少しでも欠けたりずれたりしただけで思うような音が出なくなります。仮歯を作った段階で楽器を演奏していただき、ご自身の“吹奏感”といったものを確認していただきます。吹き心地を確かめ、試行錯誤しながら調整していきます。もちろん1日では終わりませんし、仮歯で1ヵ月吹いてもらって、その後拝見してさらに調整します。そうした調整を繰り返して最終的に「これで大丈夫」となって初めて最終的な補綴物を作ります。治療後はご自身にとってベストな状態を維持するため、定期的なメンテナンスを行うほか、ご希望の方には歯型を採取し提供しています。そうした対応を行っているからか、当院には首都圏だけでなく北海道や広島県など遠方からも患者さんがお越しになっています。

オーラルフレイルを意識した診療を行う

新型コロナウイルス感染症がはやり出して約2年が経過しました。診療で気になることはありますか。

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マスク生活が長きにわたっているためか、口の中が乾きやすくなったり、ストレスから歯を食いしばるなど、口腔内にトラブルを抱える方が増えたように感じます。正常な口腔内では、互いに歯は触れることはありません。逆に歯が触れる時は、ごはんを食べる、噛む時だけなんです。食いしばらずとも歯同士が当たっているだけでトラブルが生じ、虫歯でもないのに歯が痛くなったりします。中には就寝時に歯ぎしりなどで歯が割れるなど、深刻な状態に陥ってしまうことも。そういう時は噛み合わせを調整したり、就寝時に使うマウスピースを作ったりして対処します。それと、マウスピース型装置を用いた矯正の需要も増えています。患者さんご自身で取り外しができることから、管楽器奏者の方にお勧めできる矯正法だと思います。

オーラルフレイルに関しても積極的な発信が必要だということですが。

最近、私の地元である江戸川区では、オーラルフレイルに対する早期のチェックと対処というのを健診で行っています。65歳以上の方を対象に、「食事内容」「嚥下」「滑舌」「口の乾燥」などのチェックを行い、引っかかった場合に適切な対処をするというものです。オーラルフレイルを考えることは、全身の運動機能を考えることにつながります。これまでの8020運動(80歳で20本は自分の歯が残っているという状態をめざすもの)にとどまらず、それが正常に機能しているかどうかというところにまで及んでいるんですね。これからはただ歯を残すだけでなく機能もちゃんと維持していく、それがオーラルフレイルを考慮し、適切に対処するということなのです。

口腔の機能低下が全身に影響するということでしょうか。

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はい。いわゆる誤嚥性肺炎で亡くなる方などは寝たきりのお年寄りに多く、口腔内の衰えも確認できます。フレイルにならないようにすることが大切で、「加齢により心身が衰えた状態」になると、元に戻すのが非常に難しくなります。その一歩手前の状態を見つけ出し、そうならないようにするというのがこの健診の目的です。今後はオーラルフレイルを早期発見・対処していくとともに、積極的に発信していきたいですね。

予防歯科にも力を入れておられるとお聞きしました。

基本的に歯科は「痛くなったら」ではなく「痛くならないように」処置するほうが患者さんにも歯科医師にも得策です。ですから、治療後の状態を末永く維持していただきたいと考えています。予防歯科では、一人ひとりの口腔内の状態を調べ、リスクに合わせて予防プログラムを考えます。長い人生では体調の変化によって体質が変わることもあります。日頃からご自分でしっかりメンテナンスすることに加え、口の中の状態をよくわかってくれる「かかりつけ医」を見つけ、定期的に通院し、今よりも悪くならないようにすることが大切です。

患者に寄り添う治療を貫く

治療に関して気をつけていることはありますか。

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当院では、口腔内カメラで撮った写真をモニターでお見せしながら、現在の状況や治療方法などを説明しています。患者さんの不安を取り除くことが治療の第一歩と捉え、患者さんの理解と同意が得られてから治療に入ります。また地域で園医も務めている関係で小児の患者さんも多いので、とにかく治療の無理強いをしないよう心がけています。無理に治療しようとすると、かえって歯科恐怖症になってしまいますからね。落ち着いて治療が受けられるようになるまで何度も通っていただき、怖がらず治療を受けてもらえるように配慮しています。

医療情報の発信にも取り組んでいらっしゃるとか。

オーラルフレイルをはじめ予防歯科や治療方法の情報などは、院内の掲示板でご説明しているほか、月に一度内容を更新しているパンフレットを発行しています。また、SNSでも発信するなど、患者さんの年代に応じて手にしやすい情報ツールを用いています。

今後の展望についてお聞きします。

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口腔外科を専攻していたことから、事故で顎を骨折した人の治療や口腔がんの手術など、外科的な処置にも携わっていました。そうした経験を踏まえ、今後は歯科医師会の事業でもある「口腔がん検診」にさらに力を入れていきたいと考えています。また、当院では20年ほど前からクリーンルームなどに導入される先進の空気清浄機を設置しています。新型コロナウイルスなど、通院自体に不安を覚える方も安心して来ていただけるように環境を整え、患者さんに寄り添う治療を第一に、定期検診や訪問診療など地域のかかりつけ医としてできることは全力でやりたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた詰め物/2万円〜、かぶせ物/6万円〜
インプラント治療 埋入手術/22万円〜、かぶせ物/11万円〜
マウスピース型装置を用いた矯正/55万円~
ホワイトニング/2万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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