馬庭 倫人 院長の独自取材記事
マニーデンタル
(世田谷区/成城学園前駅)
最終更新日:2023/03/13

成城学園前駅北口から徒歩1分。中華料理屋の2階にあるのが、「マニーデンタル」だ。白と青を基調にした落ち着いた雰囲気の中で、人気ロボットアニメのプラモデルやフィギュアがたくさん飾られた院内が印象的な同院。馬庭倫人(まにわ・みちひと)院長は、歯科一般から小児歯科、予防歯科、審美歯科、インプラント、矯正治療まで、口の中の病気や悩みを幅広く診療。同時に、スタッフ全員がチームとなり患者と精いっぱい向き合うことで、あらゆる不安を取り除き、満足して笑顔で帰ってもらうことを大切にしているという。「患者さんの望むことに少しでも応えていきたいですね」と優しい口調で話す馬庭院長に、同院のことや地域の歯科診療に懸ける思いなどを聞いた。
(取材日2022年2月3日)
スタッフとともに患者と精いっぱい向き合うことを重視
クリニックを紹介していただけますか?

当院では、虫歯や歯周病の治療などの歯科一般から矯正歯科、インプラント治療、審美歯科、予防歯科などまで、口の中の病気や悩みに幅広く対応しています。私は歯学部を卒業後、少しでも早く患者さんに慣れたり、幅広く治療をしたりするために大学病院のインターンを2年間経験し、その後は大規模な歯科クリニックで、いろいろな専門の先生に技術や考え方を学ばせてもらいました。それは、開業するにあたって地域密着の歯科医院で、患者さんのさまざまな要望にできるだけ自分自身で応えられるようにと思ったからです。現在も、少しずつ新しいことも勉強しながら、患者さんの望むことに少しでも応えられるよう努めています。また、自分一人でできることは限られていますから、歯科衛生士や歯科助手、受付などのスタッフとチームとなり、協力しながら患者さんに精いっぱい向き合い、気持ち良く帰っていただける歯科医院をめざしています。
院内のいろいろなところにプラモデルやフィギュアが飾られていますが?
ほぼ、私の趣味です(笑)。一つは、お子さんに限らず病院は誰でも怖いとか、敷居が高いと感じると思うのですが、それを少しでも減らしたいのです。これらが飾ってあることで、興味を持つ人や話のきっかけになることもありますし、自分の子どもにこういうのがあるから一緒に行ってみようということにもつながればいいなと思っています。私には息子しかいないので難しいのですが、女の子が好きそうなものも、私の趣味とは違いますが置いてあります。また、待っている間はリラックスできるように院内は白と茶色を基調に、清潔感と安心感のある空間を心がけ、椅子は一人がけにして、よりリラックスしていただけるようにしてあります。キッズスペースもありますし、お手洗いにはおむつ換え用のベッドも設置していますので、赤ちゃんをお連れの方も安心して受診していただけます。
力を入れていることは何ですか?

セラミック治療や矯正治療、ホワイトニングなど審美的な自由診療ですね。インプラント治療も、保険診療だと入れ歯やブリッジになるところを、より自然の歯に近い固定されたものにできますので、その範囲に入ると思います。審美歯科と言っても見た目の美しさだけでなく、ずっと健康でいられるように、機能面と審美面に配慮をして治療に取り組んでいます。そして、特にセラミック治療では、こちらからの提案だけでなく、どうしたいのかを患者さんと本当によく話し合って、仮歯の段階から形や色を模索しながら最終決定するように、患者さんに納得していただけるように治療することを心がけています。実際に地域柄もあって、自由診療でセラミックを希望する患者さんも多くて、見た目が自然なのはもちろん、機能的な特徴や長持ちが期待できるなどの理由から選ばれているようです。
良いことも悪いこともすべて話した上で選択肢を提示
他に特徴はありますか?

当院のスタッフは、本当に気持ちの良い人ばかりがそろっています。スタッフ同士はもちろんですが、患者さんと本当によく話をしていて、私にちょっと言いづらいことなんかもスタッフに話して、それで私に伝えてくれることも多いですね。あとは、電話対応が良かったので来ましたという初診の方もいます。また、患者さんから歯ブラシや歯磨き粉はどういうのが良いのかという相談を受けて、薬局などで売っているものも含めて案内することも。勉強熱心というか、おそらく患者さんに喜んでもらえたり、試してみて良かったと言われたりするのが、うれしいのではないかと思いますね。子育てのことや歯科に関する以外のことでも、相談に乗っていたりするみたいです。
歯科衛生士も活躍しているそうですね。
歯科衛生士は基本的に、私が頼んだことだけをする仕事ではなくて、口の中のお掃除をするにしても、その人に合ったより良い歯磨きやお手入れの仕方を提案しないといけません。それを信用してもらうためにはコミュニケーション能力が必要になりますが、加えて、その患者さんに良くなってもらいたい、健康でいてほしいという気持ちが大切だと思うのです。そのためには、どうするべきなのか。自分が患者さんだったらこうされたら嫌じゃないか、どうすれば気持ち良いかということを考えて、そのときの優先順位や声かけなども気をつけるようにする。そういうことの積み重ねが今の当院のやり方になっていて、自然にできているのではないかと思います。
診療の際に心がけていることは何ですか?

患者さんが何に困っているのかをしっかりと把握して、そこから優先的に治療をすること。そして、治療の提案をする際には、良いことも悪いこともすべて話した上で、患者さんに選択していただくことです。どうしても選択肢がない場合もありますが、それでも納得していただいた上で治療を進めるようにすることで、満足していただいて、気持ち良くお帰りいただくことを心がけています。また、できるだけ痛くないようにも心がけています。最近では、麻酔をする際の注射の針が細くなって痛みが少なくできるようになってきていますが、それでも針を刺すのですから痛みはあります。そこを、技術で痛みを最小限にすることが、私の得意とするところです。
相談だけでも気軽に来てほしい
先生は、なぜ歯科医師を志したのですか?

外科の医師だった父の影響もあり、子どもの頃から外科の医師に憧れていました。それで医学部をめざしていたのですが、ある歯科医師と話をする機会があって、その方に「頑張って医師をめざすのもいいけれど、医師になっても結局は体の一部しか診られないんだよ。だったら歯科医師も一緒だから考えてみたら」とアドバイスを頂いたのです。また、私は昔からカラーブロックやプラモデルなどを作ったり、細かい作業をしたりということが好きだったので、外科的なことや技工的なこともすべて網羅されている歯科のほうが自分には合っているのではと考えて、歯学部へ進もうと決めました。
どのようにリフレッシュしていますか?
昔から好きなのですが、プラモデルを作ることですね。ある人気ロボットアニメのものが多いのですが、実はアニメ自体はあまり見ていなくて、格好が良いなと思うものを選んで作っています。院内に飾ってあるプラモデルはすべて私が作ったものです。そのアニメやプラモデルは、私が子どもの頃にもはやっていたのですが、その頃は人気すぎて手に入らなかったので、それが今、爆発しています(笑)。あとは、暖かい時期は家族でキャンプに行ったり、冬はスキーに行ったりとかもしています。今、高校1年生と小学4年生の息子がいるのですが、特に上の子はスキーが大好きみたいですね。
今後の抱負とメッセージをお願いします。

私も大学を出て20年くらいたつので、最新の知識としては新卒の歯科医師や歯科衛生士が知っていて、私が知らないこともあると思います。私の知識がすべて正しいわけではありませんので、例えば、新しいスタッフが入ってきたら教え合ったりすることでお互いに成長して、クリニック自体をより良いものにしていきたいなと思っています。そして、歯科医院に限りませんが、例えば飲食店だったら、料理を食べてみないと本当に気に入るかどうかわかりません。それと同じように歯科医院の歯科医師やスタッフ、雰囲気なども来てみないとわからないところがあると思いますが、気になっていただけたら、相談だけでも構いませんので遠慮なく、どんなことでも聞いていただけたらと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミック治療/部分修復:3万3000円~、かぶせ物:5万5000円~、インプラント治療/23万1000円~、矯正治療/20万円~、ホワイトニング/1万9800円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。