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松田 圭二 院長の独自取材記事

まつだ整形外科・リウマチ科

(練馬区/練馬駅)

最終更新日:2019/08/30

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西武池袋線の練馬駅から徒歩7分の複合医療モール内にある「まつだ整形外科・リウマチ科」を訪ねた。院内は、太陽・海・森をイメージした明るいカラーリング。これは、意匠建築や絵画が好きだという松田圭二院長によるアイデアなのだとか。開院して10年を経てリハビリテーション施設を増設し、多業種のスタッフが連携したチーム医療の充実を図る。「働くメンバーがお互いの人柄を知り、風通し良く働ける環境にすることも大切にしています」と松田院長。今回の取材では、同院のリハビリの特徴やチーム医療の話、松田先生のライフワークでもあるスポーツ診療やリウマチ治療について話を聞いた。
(取材日2019年7月24日)

リハビリ施設を増設、患者の生活の質向上をめざす

開業して10年とのことですが、現在の心境はいかがですか?

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開業前は大学病院に勤務していたのですが、今のほうが、患者さんとの距離感が近い感じがしますね。なぜかというと、大学病院の整形外科医師の仕事は手術が中心だからです。一方、開業すると、手術後のリハビリはもちろん、慢性的な症状で悩んでいる患者さんに関わることが多いので、患者さんとのお付き合いが自然と長くなるのです。だからこそ、大学にいた頃はわからなかったことが見えてくるんですね。例えば、関節の病気で歩行が難しい患者さんが、人工関節を入れる手術を受けたとします。非常に有用な治療法ですが、患者さんの本音を聞くと、助かっている部分もある一方、不便なところもあるようです。今こうして地域で開業させてもらったことで、治療の本質が見えてきたと感じます。そのことが、この10年間の診療につながっています。

リハビリ施設の充実もその1つでしょうか?

そうです。ありがたいことに新規の患者さんがいまだに増えていて、「リハビリをしっかりやりたいから」という理由で当院を選んでくださる方も多いです。そこで最近は、これまでのリハビリ室に加えて、第2リハビリ室を増設しました。これにより、もともと当院に通ってくださっていた患者さんはもちろん、順天堂大学練馬病院をはじめ病診連携で紹介された患者さん、手術後のリハビリが必要な患者さんなど、より多くの患者さんを受け入れる環境が整いました。

どのようなリハビリを行っているのですか?

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特徴としては、積極的なリハビリテーションを実践していることが挙げられます。整形外科でのリハビリというと、患者さんにベッドに寝ていただいて、マッサージのようなケアを行ったり、電気治療のような物理療法が中心であることも多いですよね。当院ではそれに加えて、患者さん自身にどんどん体を動かしてもらう、運動器リハビリテーションを充実させています。第2リハビリ室ができ、場所も広くなったので、ますます実現しやすくなりました。やはり、体を根本から変えていくには体をしっかり動かして、筋肉を使うことが大切なんです。運動器リハビリテーションによって患者さんの日常動作が楽になり、生活の質が上がっていけばうれしいです。

チーム医療で安心と安全を提供したい

診療において、どのようなことを大切にしていますか?

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第一に、誤診をしないこと。本質を見抜いて適切な診断をして、診断から治療まで一貫して関わっていきたいという思いがあります。そのため、開業して10年を機に、エックス線の機械を新しくしました。フラットパネルというシステムを導入したことによって、画像の質が良くなり、診断精度の向上にも役立っています。そしてもう1つ、患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。診察の際はいろいろお話をさせていただくこともありますが、私は、言葉と言葉の間に病気の本質が潜んでいるのではないか、と思っているんです。また、定期的な通院で経過を診させていただくことも多いですが、最初に診断した内容にとらわれず、1回ごとに謙虚な気持ちで診ることも大切にしています。思い込みによる見逃しがあってはならないですし、回数を重ねることで、わかってくることも多いからです。

幅広い症状の患者さんを診ていらっしゃるのも、特徴のように感じます。

昔から、オールマイティーな医師をめざしたいという気持ちがあったんです。医師になって最初の2年間は外科で、その後整形外科に入ってからも、さまざまな専門分野を回り、治療経験を積みました。そのおかげで開業した今も、オールマイティーに対応できているのではないかと思います。整形外科を受診する患者さんは、頭痛、首の痛み、関節や腰の痛みなど、ご相談の内容がとにかく幅広く、全身に及びますから。それに、来院する患者さんの中には一定数、比較的早期で対応すべき症状の方がいらっしゃいます。そのような症状を見落とさないためにも、多角的な視点で診断することが大切になってくるのです。もちろん私一人ではなく、スタッフも含めたチームとして取り組んでいます。それによって、一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイドの治療が可能となります。

スタッフの層が厚いというのは、患者にとっても安心材料になるでしょうね。

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そうだと良いなと願っています。当院にはドクターである私以外に、理学療法士、看護師、鍼灸師、リハビリスタッフ、放射線技師、事務スタッフなど総勢18人のメンバーがいるんです。スタッフの間では任意の勉強会も頻繁に行われていますし、3ヵ月に1回は、私が講師となって医学的な知識を共有する講習会も開催しています。チーム全体で、提供する医療の底上げをしていきたいんですよね。スタッフがそれぞれの専門性に加えて幅広い医学的知識を持てば、患者さんの変化や異変に気づきやすくなります。「先生、こういうことがあったんですけど、大丈夫ですか?」と声をかけてもらい、情報を共有することで、隠れた病気の見落としがないようにしています。

スポーツ外傷とリウマチの診療はライフワーク

松田先生はスポーツ外傷の診療もされているんですよね。

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はい。1995年から着任した関東労災病院では、スポーツ整形外科を専門としており、サッカー選手なども含め数多くのスポーツ外傷を診てきました。その経験を当院でも生かしています。私自身もスポーツが好きなので、スポーツ外傷の診療はライフワークとして続けていきたいです。ちなみに私は高校ではサッカー部、大学では野球部でした。基本的にチーム競技が好きなのですが、医療におけるチームワークにも通じるところがあると思っています。

これから新たに力を入れていきたいことはありますか?

学童のスポーツ診療です。小学校、中学校のレベルでスポーツ外傷に対する診療が形骸化していて、きちんと診られていない現状があると感じています。成長期の子ども、および関わっている大人は、前提として、予防医学を理解する必要があると思うのです。現状は、ケガをしてもすぐの復帰を望む人が多いように感じるのですが、本来は「なぜケガをしたのか?」を子ども自身が理解することが大切なのです。ケガとしっかり向き合い、体のためには一定期間の休養も必要です。よくリハビリのスタッフにも話しているのですが、運動と医学の両方の知識を持つ人が、地域の学童スポーツの現場に入り、正しい知識を伝えていくことが求められていると思います。当院でも積極的に取り組んでいきたいテーマです。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

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先ほどもお伝えしたように、当院ではスタッフ全員が意識を高く持ち、多角的な診療を行っています。スタッフ一人ひとりが専門性を発揮して対応していますので、気軽に相談してもらえたらと思っています。また当院で最も多い病気の1つがリウマチです。この点に関しては、最近、看護師がリウマチのケアについて専門的に研鑽を積み、より専門性の高い医療を提供できるようになりました。診察中に聞き忘れたことなど、気軽に看護師にご相談ください。生物学的製剤による治療を受けている患者さんには、よりリラックスしていただけるようリクライニングのベッドも導入しました。さまざまな面で患者さんに寄り添い、心が通じる医療を実践していきたいと思っています。

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