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桜田 俊彦 院長の独自取材記事

桜田歯科

(北区/田端駅)

最終更新日:2023/08/24

桜田俊彦院長 桜田歯科 main

北区・田端は、古くからの寺社・旧跡や下町の風情を残しつつ、再開発で新しい道路が通ったりマンションが建ったりと、さまざまな世代の住民が行き交う町だ。「桜田歯科」は田端駅から徒歩約8分の住宅街にある。院内には桜田俊彦院長が好きだという海をモチーフにした絵画や、同じく歯科医師だった院長の祖父がアメリカに留学していた当時の写真が飾られ、親しみやすくノスタルジックな雰囲気を醸し出している。長く大学病院で研鑽を重ねてきた桜田院長に、同院の特徴や最近増えている症状、診療で大切にしていることなどを聞いた。

(更新日2022年8月25日)

患者の要望と痛みの原因を見極め、治療法を提案

こちらのクリニックの歩みについてお聞かせください。

桜田俊彦院長 桜田歯科1

当院はもともと祖父が歯科医師としてこの場所に開業したのが始まりです。その後、私が生まれた頃に現在の建物に建て替えて父は内科医として開業したそうです。私が子どもの頃は父と祖父が同じフロアで診療を行っていて、よく祖父の診療ユニットで遊ばせてもらったのを覚えています。父のほうに行くと怒られるのですが、祖父からは怒られなかったんです。かわいい孫ですからね。その頃の経験が、後に私が歯科医師の道へと進むきっかけの一つになったのかもしれませんね(笑)。

どのような患者さんが多いのでしょうか? 

ほとんどが地元の方ですね。年齢層は幅広いです。感染症を心配されて受診を控えていた方が、最近になって久しぶりに来られるケースも増えています。その間に症状が悪化していたという方も少なくありません。そのほかに、遠方より治療の相談で来院される方もいらっしゃいます。インターネットなどで当院のことを知って来られる方が多いですね。

近頃は治療についてもインターネットで詳しく調べられるようになりましたね。

ええ。実際に、治療について情報収集をしてから受診される方が増えているように感じます。「この治療をしてほしい」と具体的なご要望をお持ちの方もいらっしゃいますね。ただ、口腔内の状態はお一人お一人で異なるため、事前にお調べいただいた治療法が適応できない場合もありますし、ご希望の方法がその方にとってのベストでないことも多いのです。ですから当院では、まずは歯科医療のプロの目でしっかりと現状を把握し、その方にもっと適する方法があるなら、そちらを提案させていただいています。もちろん、下調べしてくださるのはとてもいいことですので、それと併せて私の意見もお聞きいただきながら、場合によってはセカンドオピニオンもご利用いただきながら、ご自身のためにより良い選択をしてくださればと考えています。

虫歯や歯周病が痛みの原因ではないケースもあるそうですね。

桜田俊彦院長 桜田歯科2

最近、虫歯や歯周病がなくても、歯の痛みを訴える方が増えています。そのような方は、ストレスや生活の変化による噛みしめや歯列接触癖(TCH)が原因で歯の痛みが出ていることが多いです。TCHとは、食事以外の時に上下の歯が当たっているのが癖になっていることです。わずかに噛んでいるだけでも、歯に力がかかってしまいます。その力が蓄積されると、違和感を覚えたり痛みを感じたりするようになるんです。患者さんにも噛みしめが原因であることをお伝えするのですが、「そんなはずはない」と思われる方も多いですね。まずはご理解いただいてから治療するようにしています。噛みしめやTCHが痛みの原因の場合、それを改善することで歯の痛みの解消が期待できます。まずは痛みの原因に気づくことが大切です。

謙虚な姿勢と「間合い」を大切にした診療を心がける

診療に際して心がけているのはどんな点でしょうか?

桜田俊彦院長 桜田歯科3

初めに患者さんがどんな人なのか理解するために、じっくりお話しするようにしています。具体的には治療のメリットとデメリットをきちんと説明して、その上で目の前の患者さんがどこまでの診療を求めているのかを判断する。そこの「間合い」が大切なんです。治療に対してどこまで積極的に取り組んでいただけるのかの見極めですね。こちらがいくら意気込んでも、患者さんのほうはそこまで求めていなかったりすることもあります。例えば、高齢の患者さんに長期の通院や治療を強いることが果たして本当にその方のためになるのか。医学的に考えれば時間をかけてでもお口をきれいにするほうがいいのですが、そのことが患者さんの負担や無理を強いる結果につながってしまっては本末転倒ですからね。

感染症対策やクリニックの雰囲気などでこだわられていることはありますか? 

これまで待合室に長椅子を置いていたのですが、感染症対策の一環として個々の椅子に変えて、患者さん同士が向かい合わないようにしました。また、常に窓を開けて換気をしています。空気清浄機も設置しました。あとは、雰囲気づくりというよりは私の趣味でごちゃごちゃとさまざまな物を置いています。好きな水族館の物もありますよ。妻とデートで行って以来、20回近く通っているくらい好きなんですよ。海をモチーフにした写真や小物は、ダイビング好きのスタッフが選んだものです。また、以前は曲を流したりしていたのですが、震災以降はラジオに切り替えました。何かあったときにすぐ情報を得ることができますからね。

歯科医師になろうと思われたきっかけは何だったのでしょう。また、ご専門の補綴についても教えてください。

桜田俊彦院長 桜田歯科4

子どもの頃は自衛官になりたいと思っていて、周りにもそう公言していました。高校の頃に所属していた吹奏楽部の顧問がオペラをやっている先生で、その歌声を聞いた時にはしびれてしまって、声楽の道もいいなと思ったりもしましたね。周囲の勧めもあって歯科医師になりましたが、同窓会で会った昔の友達に自衛官じゃなくて歯科医師をやっていると言うと驚かれますよ。補綴はクラウンブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯の3つの分野に分かれていて、私はクラウンブリッジ補綴学教室出身です。補綴科は「補綴は一つ」という教えがあり、どれかが欠けても補綴とはいえません。このことからすべてを学ぶことが修行なんです。また、学生教育や研究に携わることで能力と知識の幅を増やしました。個人的にはできるだけ大学で行われている診療を手本に基本に忠実な診療を心がけています。特に総入れ歯は、保険適用でも大学と同じ方法で作製しています。

祖父から3代、形を変えながら地域医療を支える

先生はどんな幼少時代を過ごされましたか?

桜田俊彦院長 桜田歯科5

今思えば、いろいろなものを分解するのが好きな子どもでした(笑)。テレビやラジオ、扇風機など、ネジがついているものはなんでも分解していましたね。最初に分解したのは幼稚園の頃ですから筋金入りです。分解したものは一応また組み立てるのですが、パーツが余ってしまったり、動かなくなってしまったりして電器屋さんを呼ぶはめになったり。親からはずいぶん叱られましたよ。今にして思うと、その頃から器具を使って何かをいじるのが好きだったんでしょうね。ものを分解するだけでなく、何かを作ることも好きでした。中でも船が好きで、当時プラモデルで出ていた船は片っ端から作りました。しまいには自分で設計図をひいてプラスチックの板を買ってきてゼロから軍艦を作っていましたよ。一方でパズルなんかは苦手なんですよね。院内にもジグソーパズルが飾ってあるのですが、これは受付のスタッフに作ってもらいました。

リフレッシュ方法を教えてください。

ボウリングです。大学の頃はボウリング部に所属して毎日ボウリング場に通っていました。今もボウリング場主催のリーグ戦に参加したりしています。診療を終えた後に仲間と盛り上がるのが何よりの楽しみですね。また、休みの日に妻と買い物に行くこともリフレッシュになっています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

桜田俊彦院長 桜田歯科6

当院としては、今やっていることをコツコツと続けていこうと思っています。具体的には「基本に忠実に行う」「人との間合い」を大切にしています。患者さんには、相性の合う歯科医師を見つけてほしいということをお伝えしたいですね。技術や設備うんぬんの前に相性が合わなければうまく治療を進めることはできないと思います。話してみてこれは違うかな、治療の進め方がなんだかすっきりしないな、といった場合にはほかのクリニックも選択肢に入れてみてください。患者さんに合った歯科医師をお選びいただくことも重要ですからね。

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