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小林 真樹子 先生の独自取材記事

佐藤歯科医院

(北区/浮間舟渡駅)

最終更新日:2019/08/28

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駅の南側にテニスコートやスポーツ広場が広がる、JR埼京線浮間舟渡駅。浮間中央通りから少し入った住宅街の中にある「佐藤歯科医院」は、この地で半世紀以上治療を続けている、歴史ある歯科医院だ。院内にはさまざまな絵が飾られ、落ち着いた雰囲気がある。小林真樹子先生は佐藤剛也院長の長女で、祖父の代から続く3代目の歯科医師だ。患者の話に耳を傾け、わかりやすい言葉で説明をする小林先生のもとには、地域住民はもとより、隣町からも紹介で患者が通う。「スタッフも含め、気軽に話せるところが当院の特徴かもしれませんね」と笑顔で話す。地域に愛される歯科医院について、じっくりと話を聞いた。
(取材日2019年7月11日)

地域に根差し診療を行う歯科医院

院長であるお父さまが開業されたそうですね。

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1966年に父が叔母と一緒に開業し、もう53年になります。開業当時、地域では2軒目の歯科医院だったそうで、私が学校から帰ると、治療中の子どもの声が聞こえるなど、いつもたくさんの患者さんがいたのを記憶しています。私は1990年から父と一緒に診療を始めました。現在も父をよく知る患者さんが「お父さんは元気?」と尋ねてきたり、「この歯はお父さんに治療してもらってから30年ももっているんだよ」と話してくれたりする患者さんもいます。開業当時の患者さんが、子どもさんやお孫さんを連れてきたり、ご兄弟を連れてきたりと、家族ぐるみの受診が多いですね。

先生がよりよくするために新たに取り組まれたことは何ですか。

ホームページの制作や、スタッフの数を増員したのも私になってからです。ちなみに、当院のスタッフには介護福祉士の資格を持っている人がいるので、車いすから診察台への介助も任せていただけますよ。声のかけ方もすごく上手で、見ていて安心できるんです。設備面では、消毒に関しても神経を使っており、従来の滅菌器に加え、タービンなどの洗浄や消毒をする滅菌器も導入しました。他には、デジタルレントゲン、全顎、部分ともに低放射線量で撮影できます。

患者さんはどのような主訴が多いですか?

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高齢の方が多く、入れ歯に関する治療が増えています。最近は歯がなくなるとインプラント治療を勧められることが多いようですが、まだまだトラブルもあるので、前段階として入れ歯を作りに来られたり、調節されたりする方が多いですね。当院ではインプラントや矯正は行っていないので、何かあれば、患者さんの症例に合わせて大学病院やインプラント治療専門の先生を紹介しています。当院では基本的に保険診療を中心とした治療を行っていますが、ちょっとおしゃれをしたいという方には、金属のバネがないノンクラスプデンチャーという入れ歯や、天然の歯の色と変わらない耐久性のあるかぶせ物など、患者さんの希望に合わせた自由診療も可能です。

ホームケアと定期検診、日々の積み重ねが将来に影響

患者さんと接している中で心がけていることはありますか?

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患者さんの話をよく聞き、丁寧な説明を心がけています。専門用語を並べて説明されても、患者さんはわからないですよね。他の歯科医院に通っていた患者さんが、説明がよくわからないからと当院に来られたケースもありました。意思の疎通は、ご高齢の患者さんにとって一番安心できる部分なので、大事にしていきたいと思います。同時に、世間話をしながら患者さんの生活背景も探るようにしています。カラオケの発表会があるので明日までに入れ歯を治してほしいとか、患者さんごとに生活の中で大事にしていることはたくさんあります。それを後押しできる診療を行っていきたいと思っています。

歯が多く残っている人は元気な人が多いのでしょうか?

若々しく、健康な方が多いと思います。歯茎がしっかりとしていて自分の歯で噛めるということは、食事もしっかり取れますから健康につながりますよね。食べることは生きること。食べられないと栄養が取れずに痩せていってしまい、体力もなくなってしまいます。ご高齢の方々を見ていると、予防意識を常に持ち、健康で若々しくいたいという方と、抜歯もできないほどたくさんの薬を飲んでいたり、まずは噛めるようにする治療が必要という方もいたりして、二極化が進んでいると思います。

自分の歯を残すことで一番大切なこと何ですか?

体質や歯質もありますが、やはり衛生観念が重要です。70代、80代になったときに、自分の歯で食べられるかどうかがポイントです。定期検診にいらしている方は、何年もいい状態をキープできていますし、多少グラグラしている歯があっても、ホームケアと定期検診で歯茎がきれいになると、抜かずに様子見で済ませることもあります。自己流になりがちなホームケアを、定期検診でその都度リセットするのが理想ですね。当院の患者さんの中には「いつも先生から同じことを注意される」と言う方がいますが、私も磨けていない部分がある限りは、何度でも同じことを言うようにしています(笑)。日々の積み重ねが将来の自分の歯を残すことにつながるので、ぜひ歯が痛くなる前から通っていただきたいですね。

先生が歯科医師をめざそうと思ったきっかけを教えてください。

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やはり自宅で開業していた父や叔母の影響が大きいですね。私自身も父に治療してもらったりしていましたし、小さい頃から常に歯科治療の環境の中にいましたから。でも反発心もあったのでしょうね。父も「好きな道に進みなさい」というタイプだったので、最初は一般大学を受験しました。ただよく考えてみると、ここに父のクリニックがあり、勉強をすれば自立できる道があるわけですから、やはり歯科医師を志そうと思い、翌年、歯学部を受験し直しました。もともと私は、実習したり顕微鏡を見てスケッチしたり、解剖したりするほうが好きなので、実際に歯科医師になったときも、やりがいがある仕事だなと思いました。

教科書にはない実践的なコツを、父から数多く教わった

歯学部卒業後は、どちらで臨床経験を積まれたのですか?

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東京歯科大学市川総合病院のオーラルメディスン科で臨床経験を積みました。総合病院の口腔外科に近いような科で、虫歯から歯周病、がんの治療など、口腔領域のすべてを診療する科でした。ずっと口腔外科に行きたいと思っていて、男性が多い科でなかなか一歩が踏み出せずにいたのですが、オーラルメディスン科は、補綴化、保存科というような細かい仕切りがなく、トータルで勉強でき、女性の先生もいたので自分に適していると思い決めました。治療に加え、入院患者の見回りで病室に行くなど、わずか1年でしたが、さまざまな経験をさせてもらいました。ここでの勉強が、今の診療の土台になっています。

お父さまと診療を始めて学んだことは何ですか?

同じ口腔外科出身の父からは、一緒に診療するようになってから、難しい抜歯のちょっとした工夫やコツなど、父が臨床で学んできたことや教科書に載っていないことを、たくさん教わりましたね。あと、すぐに自費診療を患者さんに提案せず、保険診療内でできる限りよい診療を行っていくということも教わりました。

日々お忙しいでしょうが、リフレッシュはどのようにされていますか?

腰痛対策のために始めたヨガを、今も続けています。歯科治療はどうしても座り姿勢の前かがみが多く姿勢が悪くなるんです。それで、ヨガで体を伸ばしてバランスを整えるとスッキリとしますね。また呼吸法も学びますので、診療のときに緊張している患者さんに、「息を大きく吸って」と、呼吸法をアドバイスすることもしているんですよ(笑)。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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中学生と高校生の子どもがいて、仕事と家庭と育児をしてきたからこその、きめ細かなアドバイスができると思います。医療は生活に根差している部分が大きいですからね。都心の歯科医院はサラリーマンが多いでしょうが、ここは地域に根づいて生活している人たちが大半です。高齢の方はもちろん、介護を受けている方や介護をしている方、またお子さんがいらっしゃるお母さんなど、どんな方も、口腔内のトラブルから予防まで、気になることは何でも気軽に相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンクラスプデンチャー/16万2000円~(税込み)、かぶせ物の治療/5万4000円~(税込み)

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