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五十嵐 勝 院長の独自取材記事

皮フ科イガラシ医院

(北区/赤羽駅)

最終更新日:2020/04/01

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東京メトロ南北線赤羽岩淵駅1番出口にほど近い「皮フ科イガラシ医院」。1930年開院の歴史ある同院は、幅広い年齢層の地域住民に親しまれ、家族ぐるみで通院する患者も多いそう。「当院は私の祖父が開院し、私で3代目ですから、患者さんの中には世代をまたいで通ってきてくれる方も多いんです」と話してくれたのは、五十嵐勝院長。大学病院で診療経験を重ねた後、生まれ育ったこの地に戻って来た。日々の診療や休日の往診、勉強会などへの参加で忙しい毎日を送る五十嵐院長に、診療の際に大切にしていることや同院の特徴などたっぷり話を聞いた。
(再取材日2020年2月19日)

患者と二人三脚で治療を進める

1930年開院と、長い歴史のある医院なのですね。

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祖父の代に開院し、この場所では55年ほどになります。その前はここから少し離れた所にありました。僕は子どもの頃から、医学生時代と勤務医の時を除いて赤羽に住んでいますが、昔とだいぶ変わりましたね。新しい建物が建ち、駅前もガラッと変わりました。どんどん発展して最近は若い家族も増え、幼児の患者さんも結構多いですね。もちろん昔からの住民も多いので、患者さんも顔なじみが多いですよ。町内で買い物に出かければ誰かしらに出会います。そんなふうに患者さんと生活背景をともにしながら治療を提供できるというのが、地域医療の最大のやりがいではないかと思っています。

どのような患者さんが多くいらっしゃいますか?

以前から住んでいる人が多くいらっしゃいますが、年齢層としては幅広く、乳児から高齢者まで幅広い世代の方が当院に通ってきています。周辺地域を中心に、埼玉など近県から来られる方も多いですね。お子さんも多いのでキッズスペースも設置しています。疾患としては、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などの慢性疾患から、湿疹や虫刺されといった一般の急性疾患まで一通り診ています。赤ちゃんは乳児湿疹やおむつかぶれなどが圧倒的に多いですね。皮膚科の症状は季節性がありますので、冬は乾燥による湿疹、夏は虫刺され、水虫、あせもなどの湿疹が増えます。

診療の際に大切にしていることなどありましたらお聞かせください。

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患者さんのお話をよく聞いた上で、わかりやすく説明して理解してもらうことを大切にしています。皮膚科で主役となる塗り薬は、患者さんが自分で塗りますが、毎日塗るのはなかなか大変。手もべたべたし、場合によっては服を脱がなくてはいけません。広範囲だったり手の届かない場所であればさらに面倒でしょう。ステロイドなどは症状や場所に応じた強さがあるため、慢性のアトピー性皮膚炎のように長く使う必要がある場合は、自分で判断して薬を使いこなしていただき、湿疹をコントロールできるような工夫もします。そういう意味でも、患者さんは何のためにその薬を塗るのかを理解している必要があります。これを“アドヒアランス”というのですが、治療方針の決定について、患者さん自身が積極的に参加し、その決定に沿って治療を受けることを意味します。医師が一方的に治療を決めるのではなく、患者さんと二人三脚で治療に進むことが大切です。

地域医療で大きな病院と変わらないレベルの治療を

医師になったきっかけなどありましたらお聞かせください。

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先ほど少しお話ししましたが、私の祖父が皮膚科の医師で、90年ほど前に当院を開院しました。私は父を2歳の時に亡くしたこともあり、子ども心に祖父を尊敬していました。ですから医師、それも皮膚科の医師になるというのは当然の流れでした。生まれ育った環境もそうですが適性も祖先から引き継いでいるとすれば、血に従って職業を決めるというのもあながち間違った話ではないのではないかと思っています。

実際に皮膚科の医師になっての想いをお聞かせいただけますか?

1993年に東京医科大学を卒業し、同大学の皮膚科学教室に入局しました。東京医科大学霞ヶ浦病院や東京医科大学八王子医療センターなどでの勤務を10年ほど重ね、この地に戻ってきました。通常、内科であれば大学病院とクリニックとでは扱う疾患の範囲や重症度が異なります。大学病院ではクリニックにはない大がかりな機器を駆使して診断することがよくあります。しかし皮膚科というのは医師の目が肥えていて、確かな「診断眼」を養っていれば、クリニックでも重篤な疾患を早期に診断することにつなげられます。そういった意味で、これまで学んできたことが現在の診療の糧として直結しているといえます。

最近、診療で力を入れていることなどありますか?

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医学は日進月歩とは言いますが、診療が急に大きく変わるということはありません。新しい機器が出たらなるべく導入するようにして、病院は古くても、できる限り機械は新しくするようしています。当院の特徴としては、皮膚外科でしょうか。ほくろや粉瘤、それ以外の良性の腫瘍なども手術によって除去します。また、ダーモスコープというホクロや悪性腫瘍などを見極める拡大鏡を使って診察しています。保険適用ですので、頻繁に使いますが、そういった普段の診療で悪いものや重症のものを見つけたときは、スムーズに大学病院などに紹介します。そのためにも普段から学会や勉強会、地域の皮膚科同士の集まりや他科の医師の集まりなどに参加して、つながりを持つようにしています。「皮膚は内臓の鏡」とよく言われますが、内臓の疾患が皮膚に出ていて、内科の重要な病気が見つかることも珍しくないため、内科をはじめ、他科の医師と交流することは大切です。

予約システムや院内処方など、さまざまなニーズに対応

紫外線療法やアレルギー検査も行っているそうですね。

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紫外線療法は、太陽光に含まれる紫外線の中で皮膚疾患への作用が確認された波長域のみを照射します。尋常性乾癬や尋常性白斑、アトピー性皮膚炎といった疾患に対して行う、主に保険適用の治療です。最初は1週間に1~2回程度、変化が認められれば徐々に期間を開けて照射していきます。長期間継続しても副作用は少ないとされているため、安心して受けられる治療法ではないでしょうか。アレルギー検査は、約20分で診断結果を出すことが可能なアレルゲンを調べる検査や、重要なアレルゲンを一度に測定する検査などを導入して行っています。アレルギーには、すぐに反応の出る即時型と、時間をおいてから発現する遅延型アレルギーとがありますが、当院ではこの遅延型アレルギーもパッチテストという方法で調べていきます。近年はさまざまなアレルゲンに対して反応される方が増えており、多項目にわたるアレルギー検査を希望される方は多いですね。

その他、こちらの医院の特徴などありましたら教えてください。

治療面では、巻き爪や陥入爪などの治療も行っています。ワイヤー法、ガター法およびアクリル人工爪装着法などさまざまな治療法を駆使して対応しています。爪の治療というと痛いのではないかと思って来られる患者さんが多くいらっしゃいますが、気軽に治療を受けていただくために、できるだけ痛みがないように工夫しています。診療面では、往診を可能な限り行っています。ずっと通ってくださっていた患者さんがお年を召して来院できなくなることがありますので、ご家族に相談を受けた時などもできるだけ行くようにしています。院内処方も特徴でしょうか。会計時に院内の窓口で薬が出ますので便利だと思います。また、最近は予約システムを導入し、患者さんの待ち時間をなるべく減らせるようにしています。ベテランの看護師も当院の強みです。皮膚科は塗り薬を処方することが多いため、処置をしながら具体的に正しい使い方をお伝えし、患者さんをサポートします。

最後に、読者にメッセージをお願いいたします。

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当院はご家族ぐるみで通われている方も多く、子どもさんが診察を受けたついでに、親御さんやごきょうだいも診ることができますので、どのようなことでも気軽に相談していただければうれしいです。思春期のニキビや女性の大人ニキビの悩みも相談ください。当院は、薬を出すだけでなく、なぜニキビができるのかを一緒に考え、お化粧品などのアドバイス行っています。肌質が脂性の人は化粧が原因で吹き出物ができたり、乾燥肌の人は普通の化粧品でかぶれたりします。「化粧品を変えてください」と言っても、何に変えていいのかわからない場合もありますので、お一人お一人の皮膚の症状や肌質に合わせ、具体的にわかるようにお教えしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ほくろのケア/3300円~、イボのケア/3300円~、しみのケア/4400円~、巻き爪の矯正/1ヵ所 1100円、AGA治療(内服薬)/1ヵ月分 6600円~
※別途初診料(3300円)がかかります

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