高島平クリニック

高島平クリニック

吉田 学先生

31985

無痛分娩のメリットは、陣痛に伴うストレスの軽減

―開業当初から行っている、無痛分娩について教えてください。

無痛分娩のメリットは、陣痛に伴う心身へのストレスを軽減し、分娩進行をスムーズにすることです。当院では子宮の出口が4~5cm程度開いてから、硬膜外麻酔を用いて陣痛の痛みを軽減しています。もちろん、陣痛や麻酔薬の感受性には個人差がありますので、すっきりと落ち着いて笑いながらお産をする方もいらっしゃれば、どう工夫をしても麻酔が効かない方も一部でいらっしゃいます。基本的には、患者さんのご意向で無痛分娩に切り替えるので、こちらから勧めることはありません。我々から持ちかけるのは唯一、「ここで無痛にしたら緊張がとれて、下から分娩できるかもしれない。帝王切開を回避できるかもしれない」というときです。経膣分娩に固執することもなく、安易な帝王切開もしない。その瀬戸際で無痛分娩のお話を持ちかけることはありますね。

―無痛分娩は、どのような方が選ばれるのでしょうか?

「お産が怖くて仕方がない」という方から、「ちょっと不安」「前回が壮絶だったから」という方までさまざまです。また、自然分娩を選んだものの、どうにもならなくなり途中で無痛分娩に切り替える方もいらっしゃいます。私たち医師は、無痛分娩で10の痛みを3以下に抑えることができれば、麻酔が効いていると判断します。ですので「無痛分娩=完全な無痛」というわけではありません。ただ先日、無痛分娩を選んだ患者さんのアンケートでは無痛が効いた方が6~7割程度に対し、「無痛分娩にして良かった」という回答は8~9割でした。多くの方が「自然分娩でも途中から無痛に切り替えることができる」と感じているようです。

―日々の診療の中で感じる思いや、心がけていることを教えてください。

命を取り上げるときには、常に見えない力を感じます。何かに導かれるような、誰かが見守ってくれているような、そんな神秘的な感覚です。他の科にはない、人智を超えた独特の空気ですね。その中で、私たち医師に求められることは、無理をせず安全面からしっかりサポートしていくこと。以前、先輩の先生から「私たちの行為がこの赤ちゃんの一生を決めるんだ」と言われたことがあります。お産はお子さんの一生を左右するし、お母さんや家族にも影響を与えます。ですから、赤ちゃんやお母さんの体調に合わせた、安全確実な診療が何よりも重要なのです。産声を聞いたとき、お母さんがほっとするのと同じように、私たちもほっとしているんです。しかし、一方でここで母子が急変したら、とさまざまな可能性を考えながら仕事をしています。

―スタッフとの連携で心がけていることはありますか?

月1回はミーティングを行っています。「安全で確実快適な診療環境」という、病院の理念をどうやって形にするか、いかに大学病院への母体搬送、新生児搬送をゼロに近づけるなど、いろいろ話し合っていますね。助産師は乳房管理など産後のケア全般にも力を入れているので、患者さんからも「相談しやすい」と頼りにされているようです。院長や私が体を休めている間、患者さんの管理・対応をしっかりとしてくれるので「ありがたい」の一言ですね。

記事更新日:2017/01/19


Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
使い分けよう!「総合病院」と「クリニック」
Promotion landing
クチコミ&アンケート回答で毎月5名様に1,000円分のQuoカードプレゼント!!
外出先でもドクターズ・ファイル
Qr doctor

ドクターズ・ファイルの情報をスマートフォン・携帯からチェック!スマートフォン版では、GPS位置情報を利用した最寄りの病院探しができます。

書籍「頼れるドクター」のご案内

ドクターズ・ファイル特別編集ムック「頼れるドクター」を一覧で紹介します。 →全ラインアップを見る

Dento a1
Toshima a1
Taito a1
関連コンテンツ
採用情報『ドクターズ・ファイル』では編集部スタッフを募集しております。 詳細