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高橋 正人 院長、高橋 正朋 先生の独自取材記事

高橋医院

(板橋区/高島平駅)

最終更新日:2023/08/21

高橋正人院長、高橋正朋先生 高橋医院 main

高島平駅から徒歩5分の場所にある「高橋医院」。高橋正人院長が開業したのは1988年のことだ。「どのような患者さんにも対応するクリニック」として、30年以上にわたり地域医療に貢献し、親子3代で通う家族も多い。2013年からは息子である高橋正朋先生と2人体制となり、院長の総合診療に加え、正朋先生の専門である消化器疾患については、より高度な検査や治療が可能となった。上部・下部内視鏡検査や区の一般健診にも対応。「不調を感じた時に、まず相談してもらえるクリニックをめざしています」と語る高橋院長と正朋先生に、クリニックの特徴や診療について話を聞いた。

(取材日2020年12月9日/情報更新日2022年7月25日)

高島平の地で30年以上親しまれているクリニック

長年地域で診療されていると伺いました。

高橋正人院長、高橋正朋先生 高橋医院1

【高橋院長】開業したのは1988年のことです。今の場所には2016年に移転しました。私は日本医科大学を卒業後、研究職を経て、地方の病院などさまざまな場所で幅広い分野に携わりました。専門は消化器外科ですが、整形外科・泌尿器科・脳外科を手伝った経験や、八丈島の駐在医や船医をしたこともあるんですよ。開業前にできる限り多くの知識と経験を身につけたかったんです。高島平で開業したのは、豊島園近くの出身で土地勘があったからです。お子さんからご高齢の方まで、不調を感じたらまず相談できるクリニックでありたい。どのような方がいらしても、どのようにも対応でき、必要なら専門病院に紹介する医師になりたい。この想いは開業時から変わりません。2022年からは消化器専門の医師も診療に加わったので、さらなるステップアップをめざしたいと思います。

親子で診療にあたられているのですね。

【正朋先生】2013年に私が加わり、院長と2人体制になりました。私の専門は消化器内科で、大学卒業後は大学病院や大規模病院にて主に内視鏡を用いた検査や治療に携わってきました。2022年の7月からは病院勤務を辞し、当院の常勤医となりました。これにより、消化器疾患のみならず他の疾患にも2人体制で対応することができるようになりました。意思疎通を図り、足りないものを少しでも補いながら、より一層地域医療に貢献できればと思っております。
【高橋院長】私は内科の総合診療、外傷などの小外科、小児疾患や小児予防接種などを行っています。食道・胃・十二指腸といった上部の内視鏡検査も実施していましたが、正朋先生が加わったことで、大腸を中心とする下部の内視鏡も可能に。特に肝臓・胆道・膵臓の疾患は正朋先生の得意分野で、消化器に関してこれまでより一歩進んだ専門的な検査や治療が提供できるようになったんです。

お2人はなぜ医師をめざしたのですか?

高橋正人院長、高橋正朋先生 高橋医院2

【高橋院長】祖父が医師だったことがきっかけかもしれません。胃がんなどの消化器外科の医師としてスタートし、その後、幅広く症状を診る総合診療ができるよう研鑽を積み、開業しました。
【正朋先生】最も身近な存在である父に、また、医師という職業に憧れを抱いたからです。親子で診療するようになり、医師として父に学ぶことは多いと感じています。特定の分野ではもしかしたら私のほうが知識を持っているかもしれませんが、幅広い症状への対応や患者さんとの接し方を見るにつれ、まだまだかなわない部分が多いなと思います。

患者の気持ちに寄り添った診療をめざす

どのような患者さんが来院されていますか?

高橋正人院長、高橋正朋先生 高橋医院3

【高橋院長】日本は「超高齢社会」となり、当院もご高齢の方が増え、お子さんは少なくなりました。受診される方の多くは高血圧・糖尿病・脂質異常症など慢性疾患がメインですが、胃・大腸・肝臓・胆道・膵臓の消化器疾患も多く、近くの先生方からのご紹介で来られる方もいます。大半は近隣住民の方ですが、遠方に引っ越しされても、たまに顔を見せてくれる患者さんもいらっしゃるんですよ。30年以上診療していると、子どもだった患者さんが大人になり、自分のお子さんをお連れになることもあります。時の流れを感じますし、とてもうれしいことですね。

診療の際に心がけていることを教えてください。

【高橋院長】笑顔ではきはきと話し、相手の身になって考えられるように努めています。自分の家族に接するように患者さんを思いやり、丁寧な診察と安心できる医療を提供できるクリニックでありたいです。
【正朋先生】患者さんの気持ちに寄り添った診療を心がけています。話をしっかり聞き、例えば治療方法にしても、患者さんのライフスタイルにあった治療プランを提案できるようにしています。入院か通院か、薬は飲みたいか飲みたくないか、考え方はその方によって異なりますからね。納得して治療を受けてもらえるよう、できるだけ患者さんの要望に沿いたいと思っています。

院長は医師会で物忘れの相談についても担当していると伺いました。

高橋正人院長、高橋正朋先生 高橋医院4

【高橋院長】板橋区医師会には物忘れの相談に対応する医師が数名おり、区の施設で交代で担当しています。私もその一人です。物忘れの原因は加齢だけではないんですよ。全身疾患が引き起こしていたり、脳などの局所に原因があったり、いくつかのタイプがあります。本人やご家族とお話しして、物忘れの原因、検査や治療の必要性、改善の見込みなどを考え、より専門的な検査が必要か判断してから、必要な方には専門病院を紹介し、検査の依頼をすることが物忘れの相談に対応する医師の役目です。診療所ではほかの患者さんもいて、ゆっくりお話を伺うことができないので、板橋区では専用の相談窓口を設けているのです。もちろん当院でも診療できますので、時間を取って診たほうが良い場合には、当院での受診もご案内しています。

発熱の外来を開設されたそうですね?

新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどによる発熱に対応するため、専門の外来を開設しました。熱のある方はもちろん、咳、鼻水、喉の痛み、腹痛、下痢、嘔吐のある方のための外来です。症状がある場合は別室で診察、検査をしますので、事前にお電話で診察予約をしてからお越しください。

総合診療と専門性の両立をめざし、医療連携も推進

花が目を和ませる落ち着いた待合室ですね。

高橋正人院長、高橋正朋先生 高橋医院5

【高橋院長】移転時に決め手となったポイントは「日の光が入る」ことでした。明るく温かい雰囲気の中で診療がしたかったんです。内装には木のぬくもりを生かし、明るい白を基調にしました。院内はすべてバリアフリーです。入り口や待合室には絵画や花、グリーンの鉢植えを置いています。痛みや悩みを抱えて来た患者さんの心が、少しでも和んでくれたら何よりです。実は院内の花は私が育てたものなんですよ。秋にはパンジーやシクラメン、春にはチューリップやサフィニアと、年に2回植え替えをしています。患者さんなら「痛い、つらい」と教えてくださいますが、花は何も話してくれずに突然枯れてしまいます。花の心をくみ取るような気持ちで育てています。

今後の展望をお聞かせください。

【高橋院長】日々の幅広い診療と患者さんへの対応は私、消化器の専門的な診療、治療は正朋先生と、それぞれの強みを生かせればベストですね。医師1人の診察だと、時には思い込みでマイナスの結果を生むこともあり得ます。ですが2人ならば経験や知識を持ち寄り、1+1は3にも4にもなると思います。私が長年接してきた患者さんとの信頼関係と診療内容の幅広さ、正朋先生の持つ先進医療の知識と消化器に関する専門性。お互いに発揮し、吸収し合いながら、患者さんにとってより良い医療を提供したいと思っています。
【正朋先生】地域の皆さんが不調を感じた時に「高橋医院に相談しよう」と思ってもらえるクリニックをめざしています。医療の入り口となる存在として、これからも地域医療に貢献していきたいです。

読者へメッセージをお願いします。

高橋正人院長、高橋正朋先生 高橋医院6

【高橋院長】思ったことは何でも遠慮なくお話しください。「こんなことを聞いたらどうだろう」「失礼かもしれない」と思う必要はありません。私は患者さんを自分の家族ととらえ、少しでも良くなるよういつも考えています。ご自身やご家族の体のことですから、しっかり疑問を解消していただきたいです。患者さんが選んだ治療が順調に進むよう、医師もスタッフも全力でサポートします。
【正朋先生】当院は幅広い症状に対応し、消化器に関しては高い専門性を持つとともに、板橋区医師会病院や高島平中央総合病院、また近隣のクリニックと連携しています。設備の問題などで当院で治療が難しい場合、症状やライフスタイルに合った医療機関をご紹介します。体の不調やお悩みがあればお気軽にご来院ください。

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