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田端 与也 院長の独自取材記事

共栄会歯科医院

(板橋区/蓮根駅)

最終更新日:2024/02/20

田端与也院長 共栄会歯科医院 main

都営三田線蓮根駅から徒歩8分。中山道沿いに立つ「共栄会歯科医院」は、地域の人々を中心に老若男女が通う町の歯科医院。田端与也院長を筆頭に、一般歯科や小児歯科に対応する歯科医師、矯正を専門とする歯科医師、10年以上のキャリアを持つ歯科衛生士など、チーム一丸となって診療に取り組んでいる。噛み合わせも含めて、口腔内全体を考えながら治療を行う田端院長。患者の不安な気持ちに寄り添い、画像データや写真を活用しながらわかりやすい説明を心がける。また診療開始当初より行っている感染対策をより徹底し、安心して通える環境づくりにも力を入れている。患者思いの田端院長に、同院の特徴や院内外での活動について話を聞いた。

(取材日2023年7月4日)

治療は、患者の求めるものをつかむことからスタート

子どもから高齢者まで、幅広い年代の方が来院されていますね。

田端与也院長 共栄会歯科医院1

ここは23区内だけれど、都心のように人が多いわけではなく落ち着いている場所。辺りには昔ながらの住宅もあれば新しいマンションもあり、幅広い世代が暮らす町といえますね。そんな環境を反映してなのか、お子さんや若いファミリー層、働き世代からご高齢の方まで、さまざまな年代の方が来られます。診療開始当初から「この地域に貢献していきたい」という思いがあり、クリニックでの診療の他、学校医や園医、また歯科医師会の一員として地域の高齢者医療ネットワークにも参加しています。気軽に相談できるのが「町の歯医者さん」の良さですから、歯や口の症状でお困りの時に頼ってもらえる存在でありたいですね。CTやマイクロスコープを導入し、幅広い悩みに対応できるだけの治療の引き出しを備えています。

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

患者さんが何を望んでいるかをきちんと理解するよう心がけています。わかりやすく説明することも大切なのですが、その患者さんが何を求めているのかを理解しておかないと、すべてがズレてしまうからです。ただこれはなかなか難しく、例えば「インプラントにしたい」との希望でも、その前提となっている知識が偏っている場合が少なくありません。表面に出てくる言葉だけでなく、「何を望んでその治療法が良いと言われているのか」という背景込みで理解した上で、その望みに沿った治療ができるよう努めています。またもう一つ、患者さんにはなるべくプレッシャーを感じさせないよう心がけています。歯科医院は多くの人にとって来たくない場所、ただでさえ緊張する場所ですからね。相談しやすい雰囲気づくりを意識しています。

例えばどんな工夫をされているのでしょう?

田端与也院長 共栄会歯科医院2

私が接するときは言葉遣いや話し方に気をつけているつもりですが、中には「歯科医師を前にすると緊張する」という方もいらっしゃいます。同じ歯科医師でも女性ならば話しやすいという場合もありますし、歯科医師より歯科衛生士のほうが相談しやすいということもあるでしょう。治療内容と同様に、受診環境についても「患者さんが何を望んでいるか」を把握することが大切。患者さんの思いに皆で気を配り、リラックスして治療を受けていただけるようにしています。

噛み合わせも含めて口腔内全体を考える

診療の際はどのような点を重視しているのでしょう?

田端与也院長 共栄会歯科医院3

噛み合わせも含めて口腔内全体を考えて治療し、歯はなるべく抜かない方針です。とはいえ、抜かないことが常にベストかというと必ずしもそうではありません。今や世の中全体が高齢化してきましたが、その分、先々のことを考えるご高齢の方が増えてきたように思います。中には入れ歯や通院のことを考えて、抜歯を希望される患者さんもいらっしゃるんです。若くて健康な歯ならば、なるべく抜かず噛み合わせに配慮した治療を重視しますが、ご高齢になると状況が変わります。歯の状態や生活スタイルも踏まえながら、その方にとって良い方法を一緒に考えるようにしています。

予防歯科にも力を入れていると聞きました。

治療後の良い状態を保つためには、定期メンテナンスが欠かせません。どなたでも毎日「歯」を使っているかと思いますが、使えば悪くなる可能性もありますし汚れもたまります。ご自宅での歯磨きはとても大切ですが、それだけでは汚れを落としきることはできません。虫歯や歯周病は知らないうちに進み、小さなほころびからだんだんと健康が侵されてしまうんです。それを防ぐために必要なのがプロのケア。定期的なチェックで虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につなげ、プロによるクリーニングで口腔内を良い状態にリセットすることをめざします。しかし無理なペースでは続きませんから、症状や患者さんのご都合に合わせたスケジュールを心がけています。

歯列矯正にも対応されているそうですね。

田端与也院長 共栄会歯科医院4

はい。歯列矯正は矯正専門の歯科医師が担当します。歯や顎の状態を診ると「噛み合わせの改善のためには歯列矯正が必要」と思われるケースもあります。もちろん、最終的に矯正するかしないかを決めるのは患者さんご本人です。ただ重要なのは、矯正という選択肢があることを知った上で最適な道を選べること。矯正をした場合はどれぐらいの費用と時間がかかり、どのようなメリットがあるのか、しない場合はどんなリスクがあるのかをしっかり理解してもらえるよう、知る機会を提供することを大切にしています。

こちらで働く歯科医師やスタッフについてご紹介ください。

私の他、一般歯科や小児歯科に対応する歯科医師、矯正を専門とする歯科医師、10年以上のキャリアを持つ歯科衛生士など、チーム一丸となって取り組んでいます。治療方針や私の考えを理解してくれていて、自ら率先して行動してくれる、自慢のスタッフたちです。幅広いご要望にお応えできるのは、スタッフあってこそといえるでしょう。お子さんの診療など「女性の歯科医師に診てほしい」とおっしゃる患者さんもいらっしゃいますね。皆で同じ方向を向きながら、より良いクリニックづくりに努めています。

院内外で板橋区の地域医療に貢献

感染対策にも力を入れていらっしゃいますね。

田端与也院長 共栄会歯科医院5

当院では開業当初から滅菌・消毒に力を入れ、感染対策を徹底してきました。タービンなど治療器具の都度洗浄や共用部の消毒、口腔外バキュームの設置も以前から行っています。新型コロナウイルス感染症の問題が起きてからは、より一層対策を強化しました。共用部の消毒頻度を増やし、口腔外バキュームを増設し、フェイスガードを装着し、受付前のアクリル板を取り入れたのもこの頃です。待合室が密にならないよう予約枠も調整してきました。この先は時勢に合わせて対応していくことになりますが、これほどに対策してきた経験を生かし、どのような状況下でもできるだけ安全な環境を整えていきたいですね。

院内診療の他、地域で携わっている活動があればお聞かせください。

近隣の小学校や保育園で校医・園医を担当しています。小学校で診た子どもたちが、後日に親御さんと来院されることもあるんですよ。頼ってもらえるのはうれしいことですね。板橋区歯科医師会の活動としてはもう一つ、地域の高齢者医療ネットワークにも参加しています。医師や歯科医師に加えて、ケアマネジャーなど介護職の方を交えての、高齢者医療に関する活動です。子どもからご高齢の方までさまざまな年代の健康管理に関わるようになったことで、地域への思いがより一層深まったように感じています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

田端与也院長 共栄会歯科医院6

ご相談から治療、その後のケアまで、一人ひとりに合わせた治療を心がけています。いずれの場合でも、重視しているのは「噛み合わせ」です。全体のバランスを診ながら良い噛み合わせを維持することによって、口腔機能の向上をめざします。そのためにインプラントや義歯を提案することもありますし、難症例にも対応できるよう大学病院との連携にも力を入れています。あらゆるご要望にお応えできるだけの設備と体制を整えながら、地域に根差した優しい医療を心がけています。「歯科医院は怖い。行くと痛い思いをするのではないか」などと思わず、お気軽にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/38万5000円~、矯正/79万6000円~

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