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藤野 剛 院長の独自取材記事

ときわ台レディースクリニック

(板橋区/ときわ台駅)

最終更新日:2026/04/15

藤野剛院長 ときわ台レディースクリニック main

東武東上線・ときわ台駅から徒歩1分。このアクセス至便な場所で、不妊に悩む多くの患者と向き合ってきたのが「ときわ台レディースクリニック」だ。培養器やデジタルエックス線撮影機など先進的な機器をはじめ、新しい治療法も積極的に取り入れてきたという。2017年には診察室を増設。治療効率が向上し、待ち時間も少なくなった。藤野剛院長が開業時から重視してきたのは、患者との献身的なコミュニケーション。不妊治療は、命に対する価値観や思いに迫る分、十分な検討期間が必要だ。そのため、同院では患者の個々の事情や思いを丁寧に引き出し、納得できる選択ができるよう支援しているという。藤野院長が胸に秘める患者への想いや、診療のモットーなどについて話を聞いた。

(取材日2024年6月13日/情報更新日2026年1月13日)

不妊に悩む人々のため、先進の治療技術を積極的に導入

こちらでは、どのような不妊治療に対応されていますか?

藤野剛院長 ときわ台レディースクリニック1

タイミング療法をはじめ、薬で排卵を促す排卵誘発法、人工授精などの一般不妊治療から、体外受精や顕微授精、凍結融解胚移植など高度生殖補助医療(ART)まで、幅広い選択肢の中から患者さんそれぞれの状況やご要望に沿った治療法を提供しています。基本的には一般不妊治療から始め、ARTへとステップアップしていきますが、不妊の原因によっては早めにARTに切り替えることもあります。ですが、不妊の原因は人によってさまざま。赤ちゃんの授かり方への考え方も一人ひとり違いますので、画一的な治療はしません。そのためにも、当院では患者さんのお悩みやご要望を徹底的に探ることから始めます。その上で、検査や治療のプランを立てますが、100人いれば100とおりの手順や手段があるんです。後悔しない選択のためには、ご夫婦でよく話し合っていただくことも大事ですが、私たち医療者との対話を重ねて信頼関係を築くことも重要と考えています。

先進の治療技術も積極的に導入されているそうですね。

小さな命の誕生を心から願う患者さんのために、メリットがあると判断したものについては、新しい治療や設備、技術など慎重に吟味した上で積極的に導入しています。例えば、受精卵へのダメージを抑えて培養する新しい培養器や、デジタルエックス線撮影機などの先進的な機器のほか、効果が期待できると判断した治療法もどんどん取り入れてきました。もちろん、その中には自由診療の治療もありますから、患者さんには自由診療と保険診療でどのような違いがあるのか、それぞれの治療に期待できる効果についても丁寧にご説明しています。今後も、医師と培養士の目利きを助けてくれる優れた機器を使い、患者さんのメリットにつながる治療を実践して、より良い胚の確保をめざしたいですね。

こちらでは、患者さんに向けた説明会も実施しているそうですね。

藤野剛院長 ときわ台レディースクリニック2

はい。ARTを検討する患者さんが、正しい知識に基づいて適切な判断ができるよう、治療に関する説明会を月に2回実施しています。というのも、体外受精や顕微授精を行う場合、子どもの身ごもり方への考えを、夫婦間ですり合わせることが不可欠だからです。お伝えした情報をもとに、納得の上、治療法を選択してほしいですね。近年は、不妊治療の一部が保険適用になったこともあり、相談へのハードルが低くなったからか、多くの方が説明会にいらっしゃいます。年齢や回数などの条件はあるものの、経済的な理由でためらわれていた若い方や、ARTへのステップアップを希望される方などが、より治療を受けやすくなったのではないでしょうか。多くの人にチャンスが拡大しているのは非常に良いことですね。なお、最近ではプレ・コンセプションケアを望まれる方も増えてきました。

将来の妊娠に向けたプレ・コンセプションケアにも対応

プレ・コンセプションケアについて詳しく教えてください。

藤野剛院長 ときわ台レディースクリニック3

プレ・コンセプションケアとは、子どもを望まれる方が事前に健康状態をチェックすることです。女性はもちろん、「将来子どもを持てるか調べておきたい」と一人で受診される未婚の男性も少なくありません。そもそも不妊の要因の約半分は男性側のよるものと言われています。妊娠を望む場合は、女性だけでなく男性も一緒に原因を探り、夫婦と医師とで十分に相談することが大切なんです。中には、SNSなどを通じて間違った情報を信じていらっしゃる方もいますし、そもそも男性は妊娠や不妊についてきちんと教わってこなかった人も多いのが実情です。それが男女間の知識の差や、治療への意識の差につながっている可能性もありますが、夫婦で不妊を学ぶことでその差が埋まり、二人三脚で治療を進めていくことができると信じています。

診療をする上で心がけていることは何ですか?

何より大切にしているのは、患者さんの声にしっかりと耳を傾けることです。患者さんの中には「できるだけ自然に妊娠したい」という方もいれば、「妊娠の確率が上がるなら、できる限りのことをしてほしい」と言われる方もいます。そのため、初診時には患者さんのお考えやご事情について時間をかけてヒアリングするようにしています。とにかく、患者さんが何をされているかわからないまま治療が進んでいくことだけはしたくないんです。時に診察が長引き、待ち時間が長くなってしまうことがあるのを申し訳なく思っています。

「なかなか妊娠できない」と行き詰まられている方にはどう対応されますか?

藤野剛院長 ときわ台レディースクリニック4

必要に応じて少し治療をお休みすることもお勧めしています。不安を口にすることで気持ちが楽になることもありますし、時には治療に伴うストレスから解放されることも大切だからです。一方で、残念ながらすべての方の願いがかなうわけではありません。生殖医療に関わる私たちは、ご夫婦が赤ちゃんに恵まれるよう技術の限りを尽くしますが、いかに不妊治療が日進月歩であっても、結果が約束された治療ではないのです。ですので、誤解を招くことがないよう、患者さんには最初にこのことをお話しするようにしています。不妊治療は、あくまでも確率を上げるための治療。私たちは、少しでもその確率を上げるために、患者さん一人ひとりの状況に応じた治療を進めていきます。

クリニック一丸でコミュニケーションを重視した診療を

こちらには、経験豊富なスタッフがそろっているそうですね。

藤野剛院長 ときわ台レディースクリニック5

スタッフたちは、当院のかけがえのない財産です。受付から看護師、培養士ら職種の枠を超えたチームを構築し、月に1度のスタッフミーティングや全員が一堂に会する休憩時間などを通して信頼関係を深めてきました。私は患者さんとのコミュニケーションを重視しているのですが、みんな熱心にその診療スタイルを踏襲しようと努力してくれています。不安を抱えた患者さんにさりげなく声かけをしてくれるスタッフもおり、本当にうれしい限りです。また、培養士に関しては当院独自のプログラムで育成をしており、講習会などを通してステップアップしていける環境が整っているのも特徴ですね。一般的に培養士が表に出ることはほとんどありませんが、当院では培養士にも積極的に患者さんと関わってもらっています。患者さんと接し、患者さんの思いに触れることで、自分が日々向き合っている「胚」が命の始まりであることを忘れないようにするためです。

クリニックの実績や検証データを公表している理由は何ですか?

当院の実績を知ってもらいたいという事情ももちろんありますが、一番の目的は、当院の取り組みをデータ化し、今提供している治療への信頼性を高めたいと考えたからです。ですので、治療実績はもちろん、新しく導入する治療法についても独自にデータを検証してからホームページや待合室に掲載していますし、患者さんにとって本当にメリットが期待できるか見極めてから治療に取り入れています。いわば、「しっかりと地道にやっていますよ」という患者さんへの意思表明ですね。患者さんの疑問に説得力ある答えをお返しすることで、少しでも不安なく治療を受けていただけたらうれしいですね。また、さらに正しい知識の普及をめざし、昨年9月に書籍を発刊いたしました。

今後の展望と読者へのメッセージをいただけますか?

藤野剛院長 ときわ台レディースクリニック6

今ではARTも保険診療となり、治療のすそ野が広がりました。当院はこれからも患者さんとのコミュニケーションを重視し、治療に役立つ知識、技術をアップデートしていきます。そして、より多くの方のご希望をかなえられるよう前進し続けたいですね。スタッフとも緊密に連携し、患者さんと一緒に考えながらチームとして誠心誠意サポートしていきますので、ご来院の際にはぜひ率直なお気持ちをお聞かせください。