江崎 英子 院長、江崎 崇 先生の独自取材記事
牧田医院
(練馬区/桜台駅)
最終更新日:2026/10/30
東京都練馬区桜台の閑静な住宅街に根差す「牧田医院」。内科と皮膚科、小児科を掲げ、子どもから高齢者まで幅広い世代の健康を支えている。もともとは小児科を中心とした医院だったが、継承を機に診療領域を拡充。現在は、幼い頃から父の背中を見て育ち医師を志したという皮膚科専門の江崎英子院長と、内科、小児科を担当する夫の江崎崇先生が診療を担う。大学の部活動で出会い、長年互いに支え合ってきたという2人と、明るく機敏に行動できるスタッフがつくり出すアットホームな雰囲気は、訪れる患者に深い安心感を与えることだろう。開院から30年を迎えた今も、さらなる地域貢献を見据える英子院長と崇先生に、医院の歩みや地域、診療への思いについて聞いた。
(取材日2026年9月17日)
小児科を原点に、内科・皮膚科・呼吸器内科と診療拡充
院長のお父さまが開院された医院だそうですね。

【英子院長】はい、父の牧野郁夫が開院して30年になります。もともとこの場所では祖父が写真店を営んでおり、入れ替わりで父が開業しました。私たち家族は医院と同じ建物に住んでいたので、高校生や大学生の頃には手伝いを頼まれて医院を出入りし、父が患者さんと向き合う姿をよく見ていました。長く通ってくださっている患者さんの中には、当時の医院を覚えていらっしゃる方も多いと思います。2021年に父から引き継ぐタイミングで建物をリニューアルし、医院の姿は変わりましたが、地域に根差した診療への思いは父の代から受け継いでいます。
【崇先生】医院の診療を週1回手伝うようになった当初は、内科だけ診ていました。慣れてきた頃、牧野先生に声をかけていただき、小児科も診るようになりました。先生の診療を間近に見ながら学んだことはたくさんありますね。
先生方はなぜ医師になろうと思われたのですか?
【英子院長】子どもの頃から父の姿を見て育ったことが、医師をめざした一番のきっかけですかね。風邪をひくと父を頼っていたのですが、病気を治療できる父はすごいと子ども心に感じていましたし、どうして人は風邪をひくのかなという素朴な疑問からお医者さんっていいなと思っていました。でも、医学部をめざすと父に伝えた時は「ふーん」とあっさりした反応でしたね(笑)。でも、臨床の現場を離れた今でも医学書を読んだり勉強を続けたりしている父の姿を見ると、本当に医療が好きなんだなと思います。
【崇先生】僕は両親もいとこも医師をしている家系で育ちました。高校生の頃までは将来についてさまざまな可能性を考えていましたが、医学部に挑戦しました。受験は決して順調だったわけではないですが、その期間を経て入学したからこそ、医師としての道を歩む決意を固めたといえるかもしれません。
院長は皮膚科、崇先生は呼吸器内科が専門と伺っています。それぞれなぜこの科を選んだのですか?

【英子院長】実は学生の頃は、「皮膚科は無理だな」と思っていたんです。教科書には見ているだけでつらくなるような写真も多くて、苦手意識がありました(笑)。ところが、臨床研修でいろんな科を回り、最後に行った皮膚科でそれまでの認識が変わったんです。もちろんできない場合も少なくないですが、皮膚科では、見ただけでどの病気かをある程度まで絞り込めるところが面白いなと思いました。
【崇先生】正直なところ、最初から呼吸器内科をめざしていたわけではありません。まずは内科全般をしっかり学びたいという思いがあり、内科に進みました。その後、大学病院で呼吸器内科に所属し、呼吸器疾患の診療や研究に携わる中で、この分野を専門にするようになったんです。
フロアごとに診療科が分かれた受診しやすい院内環境に
2021年に院内をリニューアルされたそうですね。現在の院内にはどのような特徴や工夫がありますか?

【英子院長】はい。院長を引き継ぐ際、建物の老朽化もあり、「せっかくなら建物ごと新しくしよう」となり全面的な建て替えを行いました。新しい医院では、患者さんがより安心して受診できるよう動線にも工夫を凝らしています。例えば、皮膚科と内科の患者さんがなるべく交わらないよう、皮膚科を受診される方は入口横のエレベーターから直接2階へ上がれる設計にしました。また、発熱のある方が待合室を通らずに専用の待機スペースへ移動できるようにもしています。2階には皮膚科・小児皮膚科の診察室を2室設けたほか、美容皮膚科専用のスペースも新設しました。美容エリアは壁紙などの内装にもこだわり、一般診療エリアとは雰囲気を変えて、リラックスして過ごしていただける空間づくりを心がけています。
現在はどのような患者さんが多く受診されていますか?
【英子院長】皮膚科は、今では大人と子どもがほぼ半々の割合になっています。今まで父が小児科を中心に診療してきた医院ですので、以前はいらっしゃるのは赤ちゃんや小さいお子さんがほとんどでしたが、少しずつ「大人も診てもらえるんですね」という感じに気づいてもらえて、大人の患者さんも多く受診されるようになりました
【崇先生】内科も同様に半々くらいです。風邪が流行すると子どもがやや多くなる日もありますが、普段は大きな偏りはありません。地域のご家族を中心に幅広い年代の方に受診いただいています。通院が難しくなった方のお宅へ往診に伺うこともありますね。
患者さんとのコミュニケーションで気をつけていることは?

【英子院長】必ずこちらから「ほかに何かありますか?」とお尋ねするようにしています。待合室に多くの患者さんがいらっしゃると、待っている方がいるからと遠慮して、本当は聞きたいことがあっても言い出しにくい場合があると思うんです。ですから、気になることや不安なことはできるだけその日のうちに解消し、すっきりした気持ちで帰っていただけるよう心がけています。
【崇先生】小さいお子さんは自分の体調をうまく言葉で伝えられないので、保護者の方のお話を丁寧に伺うようにしています。ただ、お話を聞くだけでなく、医師として診察した上での意見もしっかりお伝えして、双方が納得できる診察になるよう心がけています。
診断の難しい症状には内科と皮膚科が連携しながら対応
特に力を入れている治療や、患者さんによく伝えているアドバイスなどがあれば教えてください。

【英子院長】例えば、赤ちゃんのスキンケアには特に力を入れていますね。初めてのお子さんだと、保湿剤の量や頻度などわからないことも多いと思うんです。ですから実際に塗り方をお見せしながらお伝えしたり、お風呂での洗い方をアドバイスしたりしています。スキンケアによってトラブルも防ぎやすくなるので、その点は診察のたびによくお話ししていますね。
【崇先生】内科だと、やはり高血圧や脂質異常症、糖尿病などの治療が大きな位置を占めますね。それに加えて、呼吸器内科を目当てに、咳が長引くとか、一度咳き込むと止まらないといった症状で来られる方も少なくありません。自分の専門分野でもありますので、そういった診療には特に力が入りますね。
1つの医院で複数の診療科を診られるメリットはありますか?
【英子院長】皮膚に出ている症状が実は内科の病気と関係していたり、内科的な原因でなかなか改善しなかったりすることは意外とあるんです。そういう時に、診断や検査、お薬のことをすぐ相談できるのは助かりますね。患者さんに別日に病院へ行ってもらわなくても、その場で連携できるのは大きなメリットであり、強みだと思います。
【崇先生】私もメリットは大きいと思います。お子さんに発熱と発疹がある場合など、皮膚科の病気なのか感染症による症状なのか判断に迷うことがあります。そんな時に皮膚科の先生へすぐ相談できるので、よりスムーズかつ正確な診断や治療につなげられるのは大きな強みですね。
読者に向けてメッセージをお願いします。

【英子院長】ここは院内の造りもスタッフの雰囲気も含めて、本当にアットホームな医院だと思います。以前、近所のお子さんが「家に入れなかった」と言って待合室に来たこともありました(笑)。それくらい地域の皆さんとの距離が近い医院でありたいんです。「これくらいで受診していいのかな」と迷うようなことでも構いませんので、気軽に相談してください。
【崇先生】当院の内科は、子どもから大人まで年齢を問わず診療しています。診察では一人ひとりのお話をしっかり伺うことを大切にしていますので、お時間をいただくこともありますが、その分、丁寧な説明を心がけています。お困りのことがありましたら、どうぞ気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは全身脱毛/1回7万5000円~

