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高橋 靖子 院長の独自取材記事

北園 ゆり歯科クリニック

(練馬区/大泉学園駅)

最終更新日:2019/08/28

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大泉学園駅から10分ほど歩くと、北園交差点近くにレンガ調の建物が見えてくる。その1階に2007年に開院した「北園ゆり歯科クリニック」は、乳児から高齢者まで幅広い世代の患者が家族ぐるみで訪れる、地域密着型のクリニックだ。院長の高橋靖子先生は、虫歯や義歯、インプラント、矯正歯科、審美歯科のほか、外科処置が必要な重度の歯周病治療も手がけるオールラウンドプレーヤー。偏らない診療を実践するため、忙しい診療の傍ら学会やセミナーで勉強を続けるなど自己研鑽に余念がない。そんな高橋院長の原動力は、江戸時代から続く和菓子屋を営む父から受け継いだ「プロとしての心構え」。高橋院長のこれまでの軌跡とともに、診察室ではなかなか見ることができない素顔にも迫った。
(再取材日2017年5月25日)

父と恩師に学んだ“プロとしての心構え”

まずは、先生のご経歴と歯科医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

私は新潟県佐渡市の出身で、実家は江戸時代から続く和菓子屋でした。幼い頃から父の仕事に対するまじめで誠実な姿を見て育ち、いつしか「自分も生涯を通して誇れる仕事をしたい」と思うようになりました。そのときは具体的な職業までは思い浮かばなかったのですが、高校生になって塾の先生から歯科医師になることを勧められたのです。「あなたは4人兄弟の1番上なのだから、他の兄弟のことも助けてあげないといけないよ」という先生の言葉が決め手となり、歯科医師をめざすようになりました。大学卒業後は勤務医として歯科医療に従事し、当院を開院したのは2007年です。

ご自身で開院されたのはなぜですか。

勤務医として働き始めた当初は、他の歯科医師が処置をした後に詰め物をしたり、削った後に歯の型だけを取ったりする、補助的な治療ばかりやっていました。自分では、それで歯科医師になったつもりでいたのですが、上司から「自分で予約を取って患者さんにいらしていただき、治療して、お金をいただいてお帰りいただく、その流れを一通り経験しなければ歯科医師になったとはいえない」と言われたのです。当時はその言葉に反発を覚えました。でも経験を積むうちに、それが「プロの仕事」というものなのだと理解できるようになり、自分でやってみようと思うようになりました。

開院当初、苦労されたことはありましたか?

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実家の和菓子屋の様子をずっと見てきたので、スタッフの管理やお客さまへの対応の仕方は身についていると思っていたのですが、いざ自分でやってみると大変でしたね。当初はスタッフがなかなか定着せず、そのために待遇を改善するなどの対応に追われる毎日でした。そんなとき、父から「お前の患者さんへの誠意を皆が見ているのだから、もっと一生懸命仕事をするしかない。スタッフに過剰に気配りするのでなく、患者さんに満足してもらえることを継続してやっていけば、それがスタッフの仕事に対するやりがいや生活の安定にもつながっていくよ」と言われたのです。その言葉を聞いて、一人ひとりの患者さまに最善の歯科治療を提供するために、私自身が生涯、知識や技術を研鑽し続けていかなければならないという覚悟と、プロとしての心構えが芽生えたように思います。

多様なニーズに対応するため、偏らない診療を実践

バリアフリー対応のスロープやキッズスペースなど、患者さんが安心して通える環境が整っていますね。

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ありがとうございます。当院には近隣にお住まいの方が家族ぐるみで来院されることが多いので、歯の生え始めた赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い世代の方にゆったり過ごしていただけるよう配慮しています。開院するまで練馬区には縁がなかったのですが、間口が広くて外から院内の様子がわかる空間、利便性がよくバス通りに面した立地を探してたどり着いたのが、この場所でした。患者さまに痛くない、怖くない、というイメージを持っていただきたかったので、リラックスできるよう待合スペースを広く取り、壁紙やインテリアも親しみやすく、明るい色彩のものを選んでいます。

以前はベビーベッドも設置されていたそうですね。

はい。私が妊娠中に当院を開院し、産後すぐに働き始めたので、子どもを預けられる人が見つからなかったときに連れてきて、ベビーベッドに寝かせていました。スタッフや患者さまのお子さんも一緒に使っていたのでとても重宝していたのですが、子どもたちも大きくなり、場所も取ってしまうので撤去して、今はキッズスペースにしています。ベビーベッドはなくなりましたが、事前にお電話いただければ、お母さんの治療が終わるまでスタッフが赤ちゃんを抱っこすることもできますので、小さなお子さま連れでも安心して受診してください。

診療の特徴をお聞かせください。

私がめざしているのは偏りのないトータルな治療です。世代が違えば歯科治療へのニーズも当然変わります。すべての患者さまのご希望に応えられるよう、虫歯や歯周病などの一般歯科から、審美歯科、小児歯科、インプラントなど、幅広い領域をカバーしています。特に歯周病には力を入れていて、専用の器具を使って歯垢や歯石を除去するSRP(スケーリング・ルートプレーニング)という方法のほか、中等度・重度の場合には、歯肉を切開して歯周病菌に感染した組織を取り除くフラップ手術や、溶けてしまった骨を回復させる再生療法など、外科的な処置を選択することもあります。しかし、なるべく痛みのない、患者さまの負担が少ない低侵襲の治療を心がけていますので、患者さまの生活背景や全身の健康状態、経済的な面なども考慮して、「治療優先」ではなく患者さまの「生活優先」の治療をご提案しています。

個々の患者さんに合わせた治療を心がけておられるのですね。

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そうですね。以前、歯周病の治療のために横浜から通院していた患者さまがおられたのですが、治療がすべて終わるまで3年ほどかかりそうだったので、ご自宅の近くの歯科医院をご紹介しました。当院に来ていただきたいのはやまやまですが、通院の時間や交通費のことを考えれば、そのほうがいいのではないかと思ったのです。また、通院が大変だと治療が途中で中断してしまうことにもなりかねません。これからも個々の患者さまの事情や気持ちを大切に、診療していきたいですね。

しっかり噛める美しい歯で、楽しく健康的な生活を

そのほか、力を入れている領域はありますか。

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最近は、入れ歯の悩みで受診するご高齢の患者さまが増えています。最初に作った入れ歯を長年使い続けている方も多いようですが、年齢を重ねると歯茎がやせたり、顎骨の形が変化したりしますから、だんだん合わなくなって「入れ歯が痛い」「しっかり噛めない」といった不具合が生じやすくなります。入れ歯のサイズや噛み合わせを調整すれば使用感が大幅に改善されますので、我慢せずにご相談ください。入れ歯の悩みが解消すると、しっかり噛めるようになって食事もおいしくいただけますし、見た目もきれいになるので皆さん笑顔が増えますね。「今まで歯を隠して笑っていたけれど、人目を気にせず思い切り笑えるので良かった」とおっしゃる方も多く、私自身とてもやりがいを感じています。そのほか、私をはじめスタッフ全員が女性という特性を生かして、妊娠前後の女性のための歯科治療や小児歯科にも注力しています。

お忙しい中、休日はどのように過ごしておられますか。

クリニックでの診療のほか、保育園の園医の仕事や、インプラントや顎咬合、歯周病などの学会や大学系セミナーで勉強もしていますので、お休みはあまり取れないですね。ガーデニングが趣味なので、時間があればお庭の手入れもしたいのですが、特に今年は子どもの小学校のPTA役員を引き受けていることもあって、水やりが精いっぱいです。

最後に、読者・地域の方へメッセージをお願いします。

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インプラントは人工歯根なので虫歯になることはないのですが、歯に残った汚れや食べかすがプラークになり、インプラント周辺の骨や歯茎が炎症を起こす場合もあります。悪化するとせっかく入れたインプラントが抜け落ちる恐れもありますので、定期的なメンテナンスを継続してください。また、近頃は塾や習い事で忙しいからか、定期的に受診するお子さんが減っているのが気がかりです。お子さんの歯の健康を守るには、虫歯の早期発見・早期治療が大切です。お子さんもお母さんも忙しいと思いますが、少なくとも半年に1度は受診していただきたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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