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内田 数海 院長の独自取材記事

光が丘内田クリニック

(練馬区/光が丘駅)

最終更新日:2025/07/30

内田数海院長 光が丘内田クリニック main

緑あふれる光が丘パークタウン内にある「光が丘内田クリニック」。内田数海院長は、大学病院の消化器外科に長年勤めた経歴を持ち、消化器内科、外科、整形外科、皮膚科、肛門外科など幅広く診療。地域の園医や校医も務める物腰のやわらかなドクターだ。胃・大腸内視鏡検査も行っている同院では、内視鏡検査の重要性を発信し、ポリープやがんなどの病気の早期発見にも注力。診療の他、人々の健康維持をサポートするため、無料の健康教室も開催しながら地域医療に貢献し続けている。「皆さんに喜んでいただくとともに、病気で苦しむことのないよう少しでも役に立てればと思っています」と優しく語る内田院長に、開業の経緯から地域の人々のための取り組み、プライベートの過ごし方まで幅広く聞いた。

(取材日2025年6月4日)

開業以来、長年にわたり地域住民の健康をサポート

まずは開業の経緯をお聞かせください。

内田数海院長 光が丘内田クリニック1

この医院は、大学病院に勤めていた頃に受け持っていた患者さんから引き継ぎました。恩師のご兄弟で、20年以上ここの院長を務めていた先生が病気になり、私が治療を担当させてもらったんです。先生はここで再び診療することを強く望んでいました。「地域の患者さんを支えたい」という先生の熱い思いを聞くうちに、私自身、開業医として働くことに魅力を感じるようになっていったんです。ありがたいことに、先生から「医院を継いでくれないか」とお話をいただき、残りの医師人生を地域医療にささげることを決意しました。それから10年以上が経過し、開業当初思い描いていた理想の形に近づいてきたように感じています。当時、開業医として働く道を選んで本当に良かったと思いますね。

2017年には、院内をリニューアルされたそうですね。

院外処方に変えたこともきっかけに、高原にあるホテルのラウンジのような、温かみのある空間へリニューアルしました。待合室の照明に暖黄色の物を使用したり、ソファーを緑色にしたりするなど、患者さんに落ち着いて過ごしてもらえるよういろいろと工夫しています。開業以来の夢だったバリアフリー化も実現しました。「靴を脱がなくても良くなったので楽になった」と患者さんも喜んでくださっていますね。そして新型コロナウイルス感染症の流行以降は、院内の感染対策を強化しました。現在、感染拡大は落ち着いてはいるものの、引き続き新型コロナウイルス感染症の患者さんは一定数いらっしゃるので、風邪症状の患者さんは入り口や待合室を分けるなどして、一般の方との接触がないよう配慮しています。

なぜ院外処方に変えられたのですか?

内田数海院長 光が丘内田クリニック2

患者さんは、必ずしも当院だけにかかっているわけではありません。眼科や産婦人科など他の科にもかかって薬を処方されているケースが多いのです。院外処方であれば、そうした場合でも、ここで処方した薬と他科で処方された薬との飲み合わせなどを薬剤師にきちんとチェックしてもらうことができます。医師と薬剤師がダブルチェックすることで、よりきめ細かく薬を管理できますし、そうすることで、より安全に配慮して患者さんに薬をお渡しできるんです。また、薬の飲み方や飲み合わせ、残った薬のことなど、診察室で私に聞けなかったようなことを、薬剤師から患者さんに説明してもらえたりもします。さらに、先発医薬品か後発医薬品(ジェネリック)かを選んでいただける、というメリットもありますね。お隣の調剤薬局とは、週1回集まって患者さんや薬に関する情報を共有するなど、連携を深めています。

幅広い診療内容と内視鏡検査を通じて、病気を早期発見

幅広い診療科目を掲げておられますね。

内田数海院長 光が丘内田クリニック3

当院は先代から診療科目を一切変更していません。そうできたのは、勤務医時代の経験によるところが大きいですね。私は消化器外科を専門とし、さまざまな種類のがん患者に対して、抗がん剤治療や術後の合併症の管理などを行ってきました。そうした経験を通して、幅広い診療科目を診る基盤が築けたのではないでしょうか。今後も、皆さんのかかりつけ医として地域の最前線でプライマリケアを提供することに努めていきたいですね。まずは当院でどんな訴えでもできる限り幅広く診療し、必要であれば、連携している近隣の専門性の高い病院へと紹介させていただきます。加えて、当院では練馬区の健康診査も実施しており、その際に糖尿病や高血圧などの生活習慣病が見つかった方を継続的に治療することも多いですね。

力を入れている治療についてお聞かせいただけますか?

病気の早期発見・早期治療のためにも、胃・大腸内視鏡検査には力を入れています。胃がんや大腸がんなどを早期に見つけることができれば、治癒できる可能性も高くなるからです。練馬区の胃がん検診や、健康診断で二次検査が必要となった場合はもちろん、胃もたれや気持ち悪さが続く、血便が出る、おなかが張るなどの症状が続くようなら、早めに検査を受けていただきたいですね。また、胃がんにはピロリ菌が密接に関係しているといわれています。そこで40歳を過ぎたら、無症状でも一度ピロリ菌の検査もお受けになられることをお勧めします。当院では、苦痛が少ない鼻からの胃の内視鏡検査を行っている他、鎮静剤を使っての内視鏡検査も可能ですので、ぜひご相談ください。

健康について学べる教室も開かれているそうですね。

内田数海院長 光が丘内田クリニック4

自治会や調剤薬局と共同で、健康に関する無料の講習会を開いています。3ヵ月に1回ほど糖尿病や高血圧など一つの病気をテーマにして、私や薬剤師、管理栄養士が話をするんです。とても好評で、毎回参加してくださる方もいらっしゃいます。新型コロナウイルス感染症が流行していた期間は、オンラインでの参加も可能にしながら継続してきました。地域の皆さんに喜んでいただくとともに、予防的に病気に対する理解を深めてもらい、皆さんが苦しむことのないよう少しでも役に立てればと思っています。患者さんに限らず、どなたでも気軽に参加していただける形にすることで、地域の方と診察以外でも顔の見える関係をつくっていきたいという思いもあるんです。

どんな悩みでも相談できる地域のかかりつけでありたい

開業医としての心がけをお聞かせください。

内田数海院長 光が丘内田クリニック5

開業してからは、病気に優劣をつけることがなくなりましたね。大学病院に勤めていた頃は、どちらかというと難しい病気のほうが治しがいがあるという意識を抱いていたようにも思います。しかし実際のところ、どんなに軽く思える病気でも患者さんにとっては大変なわけです。困って来院されるのであれば、どんな病気でも治して差し上げる必要があると思っています。ですから、「どうしてこんなことで来たのですか?」とは決して言わないようにしています。こちらが真摯に対応すると、患者さんもとても感謝してくださいますね。仮に健康診断で経過観察になったとしても、不安に思われるようならいらしてください。どんなお悩みでも、お気軽にご相談いただければ幸いです。

プライベートはどのようにお過ごしですか?

昔から体を動かすことが好きですね。大学時代はラグビー部に所属していましたし、それまではサッカーもしていました。また、開業当初、この地域で毎年ハーフマラソンの大会が行われていることを知り、興味本位でマラソンも始めたんです。この大会では、医師や看護師などを対象にメディカルランナーの募集がありまして、私もメディカルランナーとして参加させていただいているんです。競技中もランナーの方にお声をかけたりしないといけないので、タイムは度外視して走っていますね。患者さんも見に来てくださり、私が走っている姿をカメラで撮ってくださったりもします。ラグビーもマラソンもまったくの初心者から始めました。常に何か新しいものを見つけてチャレンジすることが好きなんです。

今後の展望と、読者に向けたメッセージをお願いします。

内田数海院長 光が丘内田クリニック6

ここ光が丘団地は、開業から40年以上がたちました。団地内に高齢のご夫婦や独り暮らしの方が増えていて、とても気になっています。中には当院にかかっていない方もいらっしゃるので、包括支援センターや地域のケアマネジャーと協力しながら、そうした方々の健康や生活をサポートしていきたいと考えています。また、高齢の方はさまざまな病気を抱えておられ、薬もたくさん飲まれていることが多く、日本では多剤が問題となっています。本当に必要な薬を取捨選択することも医師の大切な役割ですから、もしも多剤でお悩みの場合には、薬剤師と連携しながら薬の交通整理をさせていただきます。お気軽にご相談ください。

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