渡部 正義 院長の独自取材記事
わたなべ歯科医院
(練馬区/大泉学園駅)
最終更新日:2026/10/05
大泉学園駅からバスに揺られ「西大泉三郵便局」で下車した先の閑静な住宅街に、「わたなべ歯科医院」はある。1998年に父が開業した歯科医院を2024年に継承し、2026年に院長に就任した渡部正義院長は、勤務医時代に数多くの外科処置を経験し、インプラントの専門知識を持つ歯科医師だ。院内は明るく清潔感にあふれ、開業から四半世紀以上たった現在も美しく保たれている。小児から高齢者まで幅広い世代が通い、家族ぐるみで長年通い続ける患者も少なくない。「歯がなくて噛めない方の生活の質の向上をめざせるのが外科処置の魅力」と親しみやすい口調の中にも熱を込めて語る渡部院長に、診療方針やインプラント治療へのこだわり、今後の展望について聞いた。
(取材日2026年9月2日)
幼い頃からの夢をかなえ、経験を携えて父から継承
まずはこちらの歯科医院についてお聞かせください。

当院は1998年に父が開業した歯科医院で、2024年に継承し、2026年に院長に就任しました。住宅街の中にあり、お子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいます。ご近所の方が中心ですが、隣接する新座市方面から通われる方もいらっしゃいます。院内は白を基調にした明るい空間で、父やスタッフが長年にわたり清潔に管理してくれたおかげで、開業から年数がたった今もきれいな状態が保たれています。そうして同院を大切に守ってきた姿勢は、私もしっかり受け継いでいきたいと思っています。現在も父が週2日診療にあたっており、家族ぐるみで長く通ってくださる患者さんもいらっしゃいます。お子さんの来院も多いので、待合室にはキッズスペースを設けています。
歯科医師の道を選ばれたきっかけを教えてください。
一番のきっかけは父の存在ですね。20歳のときに10歳の頃のタイムカプセルを開けてみたら「歯医者になる」と書いてあって、自分でも驚きました。子どもの頃、歯科の仕事を終えて家に帰ってくる父の姿を見て、純粋にかっこいいな、いいなと感じていたのだと思います。体を動かすことが好きなので、歯科医師でなければスポーツに何かしら関わる仕事をしていたかもしれません。最終的に歯学部への進学を決めたのは高校3年のときで、私立の歯学部に通わせてくれた両親には本当に感謝しています。大学では基礎課程の頃は正直あまり楽しさを実感できなかったのですが、4年生以降に実習が始まり、実際に手を動かして学ぶようになってからはとても楽しく感じるようになりました。歯科の仕事が好きだという気持ちは今も変わっていません。
開業前はどのような環境で研鑽を積まれたのですか。

埼玉県越谷市の浅賀歯科医院で副院長を務めていました。町の歯科医院の規模を超える大きな歯科医院で、患者さんの数も多くさまざまな症例を経験できる環境でした。外科処置についてはかなり多くの症例を手がけ、インプラントに関する専門知識も身に着けることができました。現在はその経験を生かして、小児矯正から成人矯正、インプラント治療、セラミック修復、保険外の根管治療、歯周病の再生治療まで幅広く対応しています。矯正は月1回専門の歯科医師が来院して担当し、自由診療は基本的にすべて私が行う体制です。さまざまな治療を院内で完結できる体制をめざしています。
噛める喜びを届けたい。原因に向き合う精密な治療
特に力を入れている治療はありますか。

特に力を入れているのはインプラント治療です。自分が深く勉強してきた分野ですし、外科処置全般にやりがいを感じています。例えば、小さな虫歯を樹脂で修復する治療も大切な治療の一つですが、患者さんの生活そのものに与える影響は比較的限られています。一方で、歯を失って噛めずに困っている方や、過去に治療を断られてしまった方に対して、生活の質の向上をめざせるのが外科処置の大きな魅力だと思っています。勤務医時代、歯周病で歯がほとんど残っていなかった40代の男性にインプラント4本を用いた治療を行い、その日のうちに噛み合わせと見た目の改善を図ったことがありました。治療後の患者さんの喜ばれる姿を目の当たりにし、「歯科治療でこんなに喜んでもらえるのか」と、やりがいのある仕事だなと改めて感じた瞬間でした。
治療の精度を高めるために工夫されていることを教えてください。
インプラント治療では、最終的に装着するかぶせ物から逆算して埋入する位置を設計しています。まず口腔内全体をスキャンし、歯科技工士に噛み合わせを考慮したかぶせ物を作製してもらいます。それをCTデータと重ね合わせてシミュレーションを行い、適切な位置へ埋入するためのガイドを作製するという流れです。ただ、ガイドに微妙なずれが出ることもあるので、デジタル機器による診断だけに頼るのではなく、これまでの経験も踏まえながら最終的な確認と調整を行っています。また、使用する機材はすべて徹底して滅菌し、根管治療ではラバーダムという防湿シートを必ず使用します。虫歯治療の際も、う蝕検知液で削り残しがないか確認しています。治療後の状態をできるだけ長く維持していただくためには、一つ一つの工程を丁寧に積み重ねることが大切です。だからこそ、どの工程にも妥協せず取り組むことを心がけています。
患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

まずは患者さんが何を気にされているのか、何に困っていらっしゃるのかをしっかり伺うことを大切にしています。できるだけ自然体でお話しいただけるよう心がけ、その上で問題の原因を考え、改善に向けた治療方法をご提案しています。治療前には今日行うことを必ずお伝えし、治療後も「本日はここまで進みました。次回はこのような治療を予定しています」とご説明し、注意していただきたいことも丁寧にお話しします。いきなり治療に入ることは絶対にしません。治療中も痛みがないかこまめにお声がけし、痛みがあればすぐに表面麻酔を塗って追加の麻酔をするなどできる限り負担を軽減できるよう努めています。一方で、残すことが難しい歯については、その理由も含めて正直にお伝えするようにしています。無理に残すことで周囲の骨に影響が及び、将来的な治療の選択肢を狭めてしまう場合もあるためです。
歯科医院を成長させ、治療に悩む人の力になりたい
スタッフの皆さんについてお聞かせください。

歯科衛生士1人と歯科助手3人の計4人のスタッフが診療を支えてくれています。人柄が本当に素晴らしいんです。忙しい時間帯でも患者さん一人ひとりに丁寧に対応してくれるので、本当に頼もしく感じています。中には約20年にわたって勤めてくれているスタッフもいて、当院を長く支えてくれている心強い存在です。今後取り組みたいのは、治療の内容や流れをこれまで以上にスタッフにもしっかり共有していくことです。今なぜこの処置をしているのか、その意図を理解してもらうことで、必要な器具の準備やサポートもよりスムーズになります。スタッフ一人ひとりが治療の流れを把握することでチーム全体の連携が強まり、患者さんにもより安心して治療を受けていただける環境につながると考えています。
今後の展望をお聞かせください。
より多くの患者さんを受け入れられるよう、歯科医院をさらに成長させていきたいと考えています。現在の院内はやや手狭に感じる部分もあるので、改装も視野に入れているところです。お子さんの来院も多いですから、少し高級感を持たせつつも親子で気持ちよく過ごせるバランスの良い空間にしたいですね。歯科衛生士の増員も大きな目標の一つです。一緒に当院を盛り上げてくれる方との出会いを楽しみにしています。また、将来的には矯正治療についてもさらに学びを深め、診療の幅を広げていきたいですね。両親が長年地域の皆さんと築いてきたこの歯科医院を受け継ぎ、より多くの方のお役に立てる歯科医院へと成長させていくことが、今の私の大きな目標です。
最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

治療を繰り返している方や、インプラント、根管治療、歯周病などでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。当院では、症状の原因を丁寧に見極め、同じトラブルを繰り返さないための治療を大切にしています。お口の悩みは放置するほど状況が複雑になりやすいものですので、気になることがあれば早めにご相談ください。当院は24時間ウェブからご予約いただけますので、お忙しい方でもご都合の良いタイミングで気軽にご利用いただけます。これまでの治療に納得がいかなかった方も、まずはお気持ちをお聞かせいただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/33万円~、成人矯正/88万円~、インプラント治療/44万円~、セラミック修復/7万7000円~、根管治療/3万3000円~、歯周病の再生医療/16万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

