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中村 成弘 院長の独自取材記事

みみ・はな・のど吉祥寺なかむらクリニック

(練馬区/武蔵関駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR、京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩15分。西武新宿線の武蔵関駅から徒歩12分。吉祥寺通りに面した「みみ・はな・のど吉祥寺なかむらクリニック」は広々とした間口が印象的な明るいクリニック。「北海道出身のせいか、おおらかな性格だと言われます」と話す、中村成弘院長。患者の半分が子どもということもうなずける、優しい雰囲気のドクターだ。北海道と東京で長年、頭頸部腫瘍を専門に治療を手がけ、2011年に開業。妻の出身地である吉祥寺近隣、練馬区の人々のための医療提供に尽力している。この地に対する思い、どういったクリニックでありたいか、頭頸部腫瘍という珍しい分野を専門とした理由など、幅広く話を聞いた。
(取材日2017年5月26日)

できるだけ患者との会話時間を取るよう努力する毎日

開業の地をここに決めた理由を教えてください。

1

医師になった時からゆくゆくは開業しようと思っていました。開業するにはエネルギーもバイタリティも必要ですので、50代に入ってからより、40代半ばぐらいのほうがいいかなとなんとなく考えていましたね。開業する場所は、子どもやお年寄りの多い住宅地が望ましいので、物件を半年間で20軒ぐらい見ました。最終的には妻の出身地がこのエリアということもあり、土地勘があったので、この場所を選びました。吉祥寺通りという広い通りに面していてわかりやすい点が気に入っています。この町には長く住んでいる方が多く、皆さん優しくて親切なんですよ。開院して6年経ちましたから、特にご高齢の患者さんとは顔見知りになって、どなたがどちらにお住まいかということも把握しているくらいなんです。

どういった年代の患者さんが多いですか?

小学生以下の子どもが半分ぐらい、お年寄りが4分の1、それ以外の年代が4分の1です。風邪に伴う中耳炎や副鼻腔炎、扁桃炎などで来院する子どもが多いですね。最近は、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などのアレルギー疾患を抱えるお子さんも増えています。お年寄りの方は加齢による難聴やめまい、嚥下に関するご相談が多くて、40代の男性であれば、睡眠時無呼吸症候群の相談が増えています。また、当院ではアレルギー性鼻炎や花粉症の方に対し、レーザー治療も手がけています。専門的なことを突き詰めるクリニックというよりは、受診のハードルが低く何でも相談できる、患者さんに親しんでもらえるクリニックでありたいなと思っています。そして常に院内は清潔であるよう心がけています。診察までの待ち時間がわかるよう、開業当初からオンラインの順番予約システムを導入していますので、こちらもぜひ活用していただきたいですね。

患者さんに接する際、どんなことに気をつけていますか?

2

耳鼻咽喉科は1人の患者さんに対する診療時間が短めで、時間に追われがちですが、できるだけ患者さんと話す時間を取りたいと思っています。勤務医だった頃は、1日に150人ぐらい診察していましたので、接する時間は1人2分ぐらいでしたが、できれば5〜10分取りたいですね。1回目の診察で5分しか取れなかったら、次の診察ではもっと話すように心がけています。ありがたいことに、ご高齢の患者さんから「いつも丁寧にお話を聞いてくださってありがとうございます」とお礼のお手紙をいただくことも。また、先ほどお話ししたとおり、子どもの患者が多いので、うまく治療を受けることができた時は、きちんと褒めたり、シールをあげたりしています。最初は無理な治療をせず、何回か通ってもらって慣れてもらい、徐々に治療していくことも必要ですね。

診断から治療まで患者と付き合う耳鼻咽喉科に惹かれて

医師をめざしたきっかけ、耳鼻咽喉科を選んだ理由をお聞かせいただけますか?

3

叔父が小児科の医師だったので、ちょこちょこ遊びに行っていました。それで医師という職業、病院になじみができたのだと思います。乗り物が好きなので、パイロットや機関車の運転手になりたいなとも思いましたが、どちらにしても高校では理系を選択して、最終的に大学受験の時に医学部に行こうと決めました。実はもともと手術に興味があって、自分でやってみたいという思いが強くなったので、医学部にしたという感じですね。最初は外科に進もうと考えていたのですが、その年は外科の人気が高かったので、脳外科や耳鼻咽喉科はどうかと、候補を広げてみました。そして診療も手術も大事で、内科的な要素も必要となる耳鼻咽喉科に引きつけられたということが選んだ理由ですね。

勤務医の時は頭頸部腫瘍の治療を専門にしていらっしゃったそうですね。

大学病院の耳鼻咽喉科で7年ぐらい働いた後、何か専門の道に進もうと思って腫瘍科を選びました。北海道がんセンターの頭頸部外科で5年ほど勤務し、東京に行ってさらに経験を積もうと考え、国際医療福祉大学三田病院に勤務していた先輩にお願いして、頭頸部腫瘍センターに移りました。そこでも約5年勤務したのですが、北海道よりも忙しかったですね。珍しい症例もいろいろと経験できたので、大きなスキルアップにつながった5年間でした。東京に来たときは終電が混んでいたことに驚きましたね。「東京の人はよく働くな」と思いました(笑)。

記憶に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

4

もともと活発なタイプの方ががんを患ってしまい、手術をしてから持ち前の明るさが消えて、元気がなくなってしまったんです。術後の経過は良かったのですが、再発してからは、もともとの粘り強さを発揮して、最期まで諦めずに頑張ってくれました。残念ながら亡くなってしまいしたが、がんと闘う力強い姿がとても印象に残っています。耳鼻咽喉科は自分で診断して治療をすることができる、自己完結的な科です。例えば内科の場合、手術が必要な時は外科に移ってしまうので、自分の手から離れてしまいますが、耳鼻咽喉科は最初の診察、診断から治療の最後まで一通り関わることができるので、患者さんと長く付き合えることが良さだと思っています。

些細なことでも気軽に相談できるクリニックでありたい

開院から6年。今後は地域の方々にとってどんな存在でありたいとお考えですか?

5

勤務医の頃は舌がんや喉頭がんなどがんの患者さんの治療をしていましたが、今は診療の内容が180度変わりました。自分が責任者ですので、責任を持てる範囲でのびのびやっています。今後も、患者さんにとって身近な存在でありたいですね。また、同じ練馬区で開業している先生方と相談したり協力し合ったりと、うまく連携を取っていますし、必要があれば専門的な病院を紹介しますので、安心して気楽に来てください。

ご自身の健康のために行っていることはありますか?

以前は自分の体のことは気にしてなかったけれど、開業してからは体が資本だと思い、家の中で簡単にできる柔軟体操をするようになりました。食事の後に30分ぐらいかけて体全体をゆっくりとストレッチしています。なるべく毎日やるように心がけたら、おなか周りがちょっとすっきりしてきたかな(笑)。あとは月に1〜2回、休みの日にゴルフをすることですね。義父が週に2回行くほどのゴルフ好きなので、一緒にコースを回って教えてもらっています。ハードなスポーツをすることが難しくなってきたので、ゴルフはレクリエーションにもなりますからいいですね。

最後にこの町にお住まいの方々へメッセージをお願いします。

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よく「こんなことで来てもいいんでしょうか」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、ちょっと困ったことがあったら遠慮せずに来てほしいですね。例えば、耳垢が自分ではなかなか取れなくて困っているということでもいいんです。特にお子さんは耳の穴が狭いし動くので、なかなか家では取れませんから。実は意外と子どもから大人までこういった相談は多いんですよ。あと、難聴があっても治療を受けていない人が多いと思いますので、まずは気軽に相談してほしいですね。子どもの疾患の場合は小児科がメインになりますが、中耳炎などは専門である耳鼻咽喉科で治療したほうが治りやすいということもあります。ちょっとしたことでも相談できる、そして気軽に来やすいクリニックでありたいと思っていますので、何でも話していただければうれしいですね。

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