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畑石 隆治 院長の独自取材記事

はたいしメディカルクリニック

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2019/08/28

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三軒茶屋駅から徒歩2分。オレンジ色の看板が目印の「はたいしメディカルクリニック」は内科、呼吸器内科を中心に、幅広い診察を行っている。院長の畑石隆治先生は大学病院で呼吸器内科の医師として臨床と研究を続ける中で、患者と向き合う環境に身を置きたいと考えるようになり、2012年に開業した。「患者さんの笑顔が何よりのやりがいです」という畑石院長の顔からも、笑顔が絶えることはなく、少しでも患者の気持ちを和らげたいという思いが伝わる。「理想はこのクリニックに病気で来院される方がいなくなること。そして、病気にならない・予防のためのかかりつけ医として利用していただくことです」という畑石院長に、専門である呼吸器内科を選んだ経緯から将来の展望まで、医療にかける思いを聞いた。
(取材日2017年6月30日)

自身の喘息経験がきっかけで、呼吸器内科を専門に

先生が医師を志したきっかけを教えていただけますか?

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私の実家は祖父の代からの薬局を営んでいまして、子どもの頃から病気で困っている方を見てきました。そんな方々が、「よくなった」「ありがとう」と、笑顔になっていくのが印象に残っていたのでしょうね。「人を笑顔にできる職業っていいな」と思っていたのです。人を笑顔する職業って、いろいろあるじゃないですか。お笑い芸人になって笑いを取るのもその1つでしょうけれども、私にはその才能はないし(笑)、実家が薬局だったこともあって、医療面からのアプローチならできるのではないかと、医師の道を選びました。

どのような患者さんが来院されるのでしょうか。開業から5年ですが、変化はありますか?

私の専門である呼吸器内科を標榜していることもあると思いますが、開業当時から気管支喘息の患者さんや、慢性的に咳が続いていて悩んでいる方のご相談が多いですね。高齢の方は、動いたとき息切れがする肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)の方もいらっしゃいますし、呼吸器疾患だけでなく、高血圧や糖尿病の患者さんもいらっしゃいます。お子さんの喘息についてのご相談も、よく受けます。開業から5年たって、患者さんとも密接な関係を持つことができて、地域のかかりつけ医をめざして開業した私としては、少しずつではありますが近づけているのではないかと感じています。

呼吸器内科を専門にされたのは、なぜですか?

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実は私自身が喘息持ちで、子どもの頃から発作で苦しい思い、つらい思いをしてきました。ですから、その影響は大きいと思います。小中学校時の林間学校や修学旅行では、楽しい思い出よりも喘息発作で苦しかった印象のほうが強かったです。ですので、喘息で悩んでいる患者さんのお話を伺うと、他人事とは思えないのです。まれに、お子さんの喘息については、発作のない、元気で楽しい毎日を送れるように、きちんと親御さんが気づいてあげてほしいとお話ししています。

どんな病気でも症状が出ていないときの健康管理が重要

喘息に悩まれている方へ、メッセージはございますか。

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特に喘息という病気は、発作が起きていないとその苦しみを忘れがちですが、発作がないときの治療、管理こそが重要になります。もちろん、それはどんな病気も同じで、皆さん高血圧や痛風なども、症状がないときは「自分は病気ではない」と勘違いしがちですが、いざ症状が出たりするとつらい気持ちになります。喘息の場合は発作が起きると、命に関わることもあります。小さなお子さんの場合、例えば咳が続いていたら「ちょっと風邪ひいて咳が長引いているだけでしょ」と思わないで、専門の医師に診せてあげてください。早めに対応することが、お子さんの将来に大きく関わってくるのです。

力を入れている治療はありますか?

治療というより予防ですね。そのために皆さんに、ご自身の体の状態を知っていただきたい。普段から体調を把握し変化を知ることで、健康を保つことができ、笑顔で毎日を過ごすことができます。そこで重要なのが、健康診断です。症状が何もなくても、健康診断は必ず受けていただきたい。実際、「今は健康だから、健康診断を受けなくてもいい」と考えている方や、健康診断を受けて数値が悪くても、痛みやつらい症状がなければ「たいしたことない」と考えて、そのままにしてしまう方もいる。しかし検査数値というのは、たとえ症状がなくても体の中からのサインなのです。症状も数値も異常があれば、それをくみ取って医師に相談していただきたい。そこで診断をつけ、どうすればいいのかアドバイスをするのが、われわれの仕事です。年に一回の健診は必ず受けていただきたいと思っています。

日々の診療や医院づくりで心がけていることは何ですか?

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医師として適切な診断・治療を行うだけでなく、このクリニックが患者さんに元気を与えられる、その人にとってのパワースポットのような存在になれることをめざしています。患者さんが「病気を治そう」「どうにかして今の状態をよくしよう」という気持ちがないと、病気は治りにくくなり、治療が長引いてしまうと思います。不安な気持ちで来られた方が「ここに来てよかったな」と少しでも気分が楽になり、帰っていただく頃には「なんとなく良くなりそうだ」と前向きになっていただける、そんなクリニックをスタッフとともにめざしています。

先生だけでなく、スタッフさんの存在も大きいのですね。

当院のスタッフは、患者さんの表情をよく見て、ちょっとしたアドバイスをしたり、声をかけたりしてくれています。院内がきれいで心地良いのも、スタッフのおかげです。小さいながらもクリニックとしてチーム医療を行い、患者さんをサポートしたいと思います。

喘息やアレルギー以外の症状も気軽に相談を

医師として、どういったときにやりがいを感じますか?

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やはり患者さんの症状が改善したときですね。患者さんの問診票に「だいぶよくなりました」とか「咳がなくなりました」と書いてあるのを見ると、それだけで「よし!」とガッツポースをとってしまいます (笑)。そのくらいうれしいのです。当クリニックは内科一般、多岐にわたって診察しているので、さまざまなご相談を受けます。例えば不眠のご相談を受け、お話を聞いている中でご自身が本当の悩みに気づき、「話したことで楽になりました」と笑顔になった方もいます。患者さんの笑顔を見ることはやりがいであると同時に、私にとって元気の源でもあります。本当に「この仕事をしていてよかった」と思いますね。

お忙しい毎日だと思いますが、ご自身の健康管理やリフレッシュなどはどうされていますか?

趣味は自転車なので、以前は気の置けない友人たちとロードバイクでサイクリングをすることで、運動不足を解消していたのですが、最近はなかなかできなくて。ですから日常的に、できるだけ歩くようにしています。患者さんにもお話ししていますが、私は日の光を浴びることが大事だと思っているので、通勤はもちろんですが、天気の良い日はできるだけ外を歩いて、光合成をしています(笑)。リフレッシュというか、日々の癒やしは、子どもたちからのプレゼントです。患者さんから、お子さんの喘息などの悩みを相談されることもありますが、ここでは小児の治療はできませんので、私が子どもの頃の経験も含めてアドバイスをさせていただきます。それで「ありがとう」「元気になりました」というメッセージが入った、絵や折り紙などをもらうこともあるんです。これは本当にわれわれの宝ですね。

今後取り組みたいことなど、将来の展望をお聞かせください。

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漢方の導入ですね。喘息やアレルギーだけでなく更年期障害や不眠症など、西洋薬でカバーできない部分、また予防や未病の対応などにも漢方を組み合わせ、活用したいと思っています。実家が薬局だったこともあり、漢方には興味があったので、北里大学東洋医学総合研究所で講習を受け、現在徐々に導入しています。少しでも皆さんの健康に貢献できるよう、今後も研鑽を続けていきます。ですから皆さんも、体からのサインを見逃さないでください。痛い、かゆいという症状がある場合はもちろんですが、少しでも不安があれば「こんなことで病院に行ってもいいのかな」などと思わず、気軽にご相談ください。

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