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西村 克彦 院長の独自取材記事

西村歯科医院

(調布市/仙川駅)

最終更新日:2021/11/05

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ここ10年ほどで開発が進み、華やかな雰囲気が魅力的な仙川駅から徒歩8分。2006年開業の「西村歯科医院」は、かかりつけ医として地域に根差すクリニックだ。院長の西村克彦先生は、大学病院で18年間補綴治療を専門に診療、研究、指導してきたベテラン歯科医師。どんな時も玄関まで出て丁寧なあいさつを欠かさないことに努め、完全個室の診療室では患者とじっくり向き合い、治療のことだけでなく持病や家族のことなど多岐にわたっての会話を心がけている。「患者さんの生活環境を知ることが良い治療につながると信じています」と語る西村院長に、診察に対する思いや、こだわりの補綴治療などについて詳しい話を聞いた。

(取材日2021年10月6日)

患者一人ひとりをゆっくり診ていく

どんな患者さんが多く来院されますか?

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開業当初は、6割から7割が50代以上の方と高齢者でしたね。私の専門である入れ歯治療でお悩みの方が多く、「作り直したい」「噛み合わせが悪い」といったご相談で遠方からもいらっしゃいます。最近は、オンライン予約が浸透してきたせいか、20代30代の患者さんが増えています。若い世代の方は虫歯治療がメインですね。うれしいのは、受診をきっかけにその後もきちんと検診やスケーリングのために定期的に通院してくださる方がほとんどだということです。やはり以前に比べて予防歯科に注目される方が多く、一人ひとりの意識も高まっているように思います。以前のように、たくさんの歯が欠損して口内が崩壊しているケースはほとんど見なくなりました。

診療の際に心がけているのはどんなことですか?

患者さんとたくさんおしゃべりをすることです。その方の生活環境を知ることがより良い治療につながると考えていますので、自然におしゃべりしながら体調やご家族のお話などを聞くようにしています。特にご高齢の方は高血圧などの全身疾患があることが多いので、服用している薬を伺って、その場で副作用について調べる必要があることも。患者さんから伺ったお話は、忘れないようにカルテに書き込んでおき、次にお会いした時にも確認するように心がけています。時には不調の具合を聞いて「内科を受診するといいですよ」とアドバイスすることもあるんです。いわば地元のかかりつけ医のようなものです。一人の患者さんをじっくりゆっくり診ていくのが診療方針になっていますね。

院長は補綴治療が専門だそうですね。

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はい。補綴というのは、歯を失ってしまった時に行う入れ歯や差し歯などの治療です。特に力を入れているのは、入れ歯の噛み合わせの微調整ですね。入れ歯が痛いのを我慢していたり、うまく噛めないけれど仕方がないと思い込んでいる人もいますが、ご本人に適した入れ歯を作って、しっかり調整すれば快適に過ごせるようになることが望めます。差し歯では、より自然に見えるようなオールセラミックが主流になるなど、機能面に加え審美面でも進歩しています。インプラント治療に抵抗がある、入れ歯や差し歯で困っているなど、補綴治療に関することはどんなことでも気軽に相談にいらしていただきたいですね。また、現在、日本には歯科医師が約10万人いますが、その中でも補綴専門は約1000人程度いるといわれています。さまざまな歯科医師の話を聞き、自分の希望に合ったクリニックを選んでいただければと思います。

治療・技工・メンテナンスまで自身で行う

入れ歯治療についてもう少し詳しく教えてください。

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入れ歯治療には大きく分けて保険の義歯と自費の金属床義歯、金属のバネのないノンクラスプ義歯の3つがあります。金属床義歯は多くの部分を強度のある金属で作られているため、入れ歯を薄く、小さくすることができます。また金属は、食べ物の温かさや冷たさなどの熱が伝わりやすくなり、食事の味が良くなると言われています。ノンクラスプ義歯は、弾力のあるプラスチックでできており、金属のバネを使用しないため義歯自体も薄くなり見た目や装着感に優れます。当院では、まずそれぞれの義歯のメリット、デメリットを説明し、患者さんの希望を聞いた上で最適と考える義歯を提案しています。義歯を作る際は、機能的な型を採ること、噛み合わせをしっかりと見極めること、またお口の中を把握している私が、ある程度技工も行うことで、一人ひとりに合った精度の高い入れ歯を仕上げていますので、装着後の調整も比較的少なく、義歯を長く使っていただいています。

こちらならではの特徴はありますか?

もちろんクラウンやブリッジなどの治療も行っています。仮歯を入れる際には、保険診療でも自費診療でも同様に「仮歯の形をじっくり見て駄目出しをしてください」と患者さんにお伝えして要望を伺うようにしています。そして角度の差異や歯の角をもう少し丸く削るといった修正や微調整まで行います。中でも前歯の調整は得意なんです。歯の角を少し削るだけで顔つきに影響があるので、患者さんとよく相談しながら少しずつ調整させていただきます。皆さん最初は「噛めればいい」とおっしゃいますが、時間の経過とともにやはり見た目も気になってくるものです。ですから少しでも若く、美しく見えるような技術の修練も怠らないように心がけています。

技工やスケーリングまで先生ご自身が手がけていらっしゃいますね。

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入れ歯については、歯型を採るところから時間をかけて精密に行い、できあがった歯型に石こうを入れて噛み合わせを作る工程もすべて行っています。技工所に出すのは最後に歯を並べるところくらいです。患者さんの口の中を把握し、顔を思い出しながら技工することがより精巧な入れ歯作りにつながるのです。スケーリングや歯磨き指導もすべて私が行っているのは、微妙な歯の不具合をいち早く発見につなげられるからです。そうしたことがまた、歯の健康やより適切な補綴に役立っていくわけですから、本来は治療からメンテナンスまですべて行うのが歯科医師の責任ではないかと思っています。

天職だと感じた補綴治療をさらに極めたい

歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

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父は両国で50年間、歯科クリニックを開業していました。自宅を兼ねていましたので、夜な夜な技工する姿を見ていましたね。時には私も少し手伝っていましたし、プラモデルを作ることも嫌いではなかったので歯学部に進んでみようかなと思ったんです。臨床実習で患者さんを治療した時には、天職だと感じました。早い時期に入れ歯治療を経験したのですが、「ここを削ったらバランスが良くなった」「ここがちょっと痛い」など、患者さんの反応がダイレクトに返ってくることもあって、とても面白いと感じたことを今でも覚えています。入れ歯を極めるために大学院に進み、講師を務めた後に開業しました。実家はここを開業する直前に閉院しましたので、名前だけ引き継いでいます。

ご自身の健康維持にも尽力されているそうですね。

私のクリニックも実家同様に自宅を兼ねていますので通勤がなく、運動不足になりがちなので、仕事後は健康のためにウォーキングをしています。毎晩1時間ほど自宅周辺を歩き、帰宅後に入浴をして、就寝前には筋力トレーニングとストレッチをするんです。おかげで体重が2~3キロ減りました。食事については妻がいろいろ気を使ってくれています。ウォーキングを続けていると体調が良いので、雨の日でも傘を差して歩くのですが、義歯の技工がたまってくるとそうした運動の時間が削られてしまうのがつらいところですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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これまで同様に、質にこだわった診療をできるだけ長く続けていきたいと思います。診療を通して、皆さんの健康維持と生活の質の維持、向上に努めていきたいですね。入れ歯に不具合があっても「こんなものだろう」と諦めている人が、実はとても多いのですが、決してそんなことはありません。痛い、物が噛みにくいなどの違和感はもちろん、どんな些細なことでも相談に乗りますので、ぜひ一度いらしてください。お子さん連れでも、車いすでも対応していますので、ゆっくりと安心して治療を受けられます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックの差し歯/14万3000円~、金属床義歯(1本~2本)/16万5000円~、ノンクラスプ義歯/16万5000円~、クラウン/3万3000円~、ブリッジ/11万円~

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