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西村 克彦 院長の独自取材記事

西村歯科医院

(調布市/仙川駅)

最終更新日:2019/08/28

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最近、おしゃれな街として注目を集め、若い世帯向けのマンションも増えつつある仙川駅エリア。その駅から歩くこと8分、閑静な住宅街にあるのが「西村歯科医院」だ。開業は2006年。院長の西村克彦先生は大学病院で18年間補綴治療を専門に診療、研究、指導してきたベテラン歯科医師だが、患者が来ると玄関まで迎えに出て「はじめまして。西村です」と丁寧なあいさつを欠かさない。「初めてお会いするのですから、いきなり“どうしましたか?”と聞くのは失礼かと思い、開業当初からあいさつを続けています」と西村院長。そんな姿勢からも、患者一人ひとりを大切に思う気持ちがひしひしと伝わってくる。どのように日々の診療の中で、どう患者と向き合っているのか話を聞いた。
(取材日2018年9月27日)

温かみのある完全個室でゆったりと診療

こちらの内装はとても温かみが感じられますね。

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開業当時はクリニックらしくないクリニックづくりがはやっていた時代で、戸建てということもありかなり融通が利きました。待合室はオレンジを基調に、照明も電球色にして温かい雰囲気にしています。チャイルドスペースも設置しており、お母さんの診療中はスタッフがお子さんを見守っています。最近の子どもたちは、男の子も女の子もみんな組立てブロックに夢中ですね。診療室は、待合室の隣ではなく、渡り廊下の奥に完全個室として設置しています。治療中の音が待合室まで聞こえると、待っている患者さんはきっと緊張するでしょう。それに話し声も外に聞こえませんから、プライベートなことも遠慮なく話していただけます。個室は広いスペースをとっていますので、ベビーカーや車いすでも入ることができます。

どんな患者さんが来られているのでしょう。

開業当初は患者さん全体の6割から7割がご高齢の方でしたね。私の専門が入れ歯治療ですので、入れ歯で悩んでいる人たちが多く受診されていました。長く使っていたから作り直したいとか、噛み合わせが悪くなったなどの相談が多いですね。電車や車で遠方から来られる方もおられます。ただ、最近では30代40代の若い世代やお子さん連れの方々も増えています。近所に戸建て住宅やマンションも新しく建っていますので、この地域に越してくる若い世帯も増えているようです。地域の親御さんたちは歯科に対する意識がかなり高いと感じています。子どもの歯に定期的にフッ素の塗布をし、シーラント処理を希望して受診するケースも多くみられます。

診療の際、大切にしていることはどんなことですか?

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患者さんとよくおしゃべりすることですね。「最近、体の調子はどうですか」などと自然におしゃべりしながら、患者さんの体調を聞くようにしています。特にご高齢の方は、高血圧などの全身疾患を持っていますので、その日の体調や飲んでいる薬についても聞いています。治療の際、その方の生活環境も大切になりますので、ご家族のことなどお話しすることも多いですね。また、患者さんへのあいさつは開業当初から続けています。必ず玄関でお出迎えして、特に初診の方には「初めまして、西村です。よろしくお願いいたします」とあいさつしています。開業時、あいさつもせずいきなり「どうしましたか?」と聞くのはいかがなものか、といったことを本で読んだことがあり、なるほどと思い、ずっと実践しています。

治療からメンテナンスまですべて自らの手で

ご専門の補綴について教えてください。

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補綴というのは、歯を失ってしまったときに行う入れ歯や差し歯による治療です。私が特に力を入れているのは、入れ歯の噛み合わせの微調整ですね。入れ歯が痛いのを我慢していたり、うまく噛めないけれど入れ歯だからしょうがないと思い込んでいたりする人もいますが、ご本人に適した入れ歯を作って、しっかり調整すればそんなこともなく快適に過ごせるようになるのです。差し歯では、より自然に見えるオールセラミックスが主流になるなど、機能面に加え審美面でも進歩しています。歯が抜けたり入れ歯や差し歯で困っていることがあれば、なんでも気軽に相談に来てほしいと思います。

入れ歯は先生ご自身が作製するのですか?

私は職人的なことが好きなんです。入れ歯にもこだわっていて保険診療でも自費診療でも全力で取り組んでいます。模型のための歯型を採るところから、実際の入れ歯を作るための型採りまでしっかりと時間をかけて精密に行い、その後、出来上がった歯型に石こうを入れて噛み合わせを作る工程もすべて自分で行っています。技工所に出すのは最後に歯を並べるところくらい。技工所の歯科技工士は模型だけを見て作るので、実際のイメージができないのですが、私は患者さんの口の中を把握していますし、顔を思い出しながら作っていますので、より精巧な入れ歯作りにつながるのです。技工所にはうるさい歯科医師だなと思われているかもしれませんけれど、患者さんのためですからそれでいいんです(笑)。

スケーリングなどのメンテナンスも先生自ら行っていると伺いました。

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はい。スケーリングや歯磨き指導もすべて私が行っています。やはり治療からメンテナンスまですべて行うのが歯科医師の責任ではないかと思っています。それにスケーリングをしていると、微妙な歯の不具合を感じ取ることができるんですよ。ほんの少しの振動が手に伝わって、歯が動いていたり噛み合わせが悪かったりすることがわかるのです。普段の診療でも、患者さんの口の中をチェックしている時、見ただけで「うん? 何かおかしい」と感じることが多いですね。で、調べると噛み合わせのバランスが崩れていたりします。なぜわかるのか、言葉で言い表すのは難しいのですが、やはりこれまでたくさんの症例を診てきているからかもしれません。

得意分野は、多くの症例を手がけてきた入れ歯治療

そもそも先生はなぜ歯科医師を志したのですか?

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私の父が両国で50年間歯科医院を開業していました。自宅を兼ねていましたので、父が夜な夜な技工している姿を見たり、少し手伝ったりもしました。それにプラモデルを作ることも嫌いではなかったので、歯学部に進んでみようかなと思ったのです。臨床実習になって初めて患者さんを治療した時に、これは自分の天職だと思いましたね。臨床実習の割と早い時期に入れ歯治療を経験したのですが、とても面白いと感じました。ここを削ったらすごく良くなったとか、ここがちょっと痛いとか、患者さんの反応がダイレクトに返ってくるのです。それで入れ歯を極めたいと思い、大学院に進んで、今でいう助教、講師も務めた後に開業しました。実家はここを開業する直前に廃業したのですが、名前だけは引き継ぎました。

これまでで心に残ったエピソードがあればお聞かせください。

この仕事をしていて一番うれしいのは、入れ歯治療の後に患者さんの喜ぶ様子を見る時です。患者さんが、お友達を連れてくることも多いんですよ。治療を終えた方がまたすぐに来られたので何かあったのかと思ってお出迎えしたら、「ここよ、ここよ」と友達を引っ張ってきたり(笑)。多くの方から頼っていただけるのはたいへんありがたいことです。患者さんには、お煎餅でも豆菓子でも好きなものはどんどん食べてくださいとお話ししています。入れ歯が壊れたらすぐにここで私が治しますから、安心してくださいと。

プライベートはどのようにお過ごしですか? また実践している健康法があれば教えてください。

私は自宅勤務のため通勤がなく、運動する機会がなかなかありません。ですので仕事の後は健康のためにウォーキングをしています。毎夜1時間ほど、駅周辺をぐるぐる歩いています。おかげで体重が2~3キロほど減りました。また、就寝前にはストレッチを約1時間かけてじっくり行っています。食事については妻がいろいろ気を使ってくれています。なるべく炭水化物を減らして、食べる順番もサラダから先に食べたりしています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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これまで同様の質にこだわった診療をできるだけ長く続けていきたいと思います。そして皆さんの健康維持と生活の質の維持、向上に努めていきたいですね。少しくらい入れ歯が不具合でも、こんなものだろうと諦めている人が実はとても多いのですね。ですが、決して諦めることはありません。何か不都合を感じているなら、ぜひ一度相談に来てください。また、クリニック内にはチャイルドスペースも用意しており、診療室も完全個室ですので、お子さん連れでもどうぞ遠慮なくご来院ください。

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