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緒方 文大 院長の独自取材記事

愛和クリニック

(調布市/仙川駅)

最終更新日:2020/04/09

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京王線・仙川駅から石畳の商店街を3分ほど歩いたところにあるのが「愛和クリニック」だ。2020年1月から新たに緒方文大(おがた・ふみひろ)院長が就任し新体制となった。緒方院長は、京都府立医科大学を卒業後、虎の門病院に入職、胃がんや慢性炎症性疾患など消化器内科を専門に臨床や研究を重ねてきたドクター。同クリニックでは、かかりつけ医として疲労やストレスからくる消化器疾患や風邪などの感染症、生活習慣病の診療に力を入れている。また、疾患を少しでも早く発見するため、胃の内視鏡検査にも積極的に取り組んでいるという。そんな緒方院長に、地域医療への思いや診療の特徴などについて話を聞いた。
(取材日2020年3月21日)

人の役に立つ仕事に就きたいと医師の道を志す

1月に開業したと伺いました。この3ヵ月診療されてみていかがでしょうか。

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このクリニックは20年以上続いているのですが、前の院長が引退なさるということで、後継者を探していたのです。ちょうど私も開業を考えていた時期で、あるご縁があり、2020年1月からクリニックを継承することになりました。仙川の町は、ここ10年で再開発が進み、とても活気にあふれています。駅前には大きな商業施設もあるのですが、ここも駅からごく近く、利便性が高いと思います。クリニック内は、かなり広くバリアフリーとなっていますし、廊下や診察室も広く、車いすの方やつえ歩行の方でも安心して受診できると思います。今後は、今の広さや雰囲気を残しながら、より良い診療環境になるよう少しずつ変えていこうと思っています。

医師を志したきっかけは何だったのですか?

昔からおせっかいといいますか、人のために何か役に立つことをすることが好きでした。人に頼られたり、また、感謝されたりすると、すごくうれしかったのです。そこで将来は人の役に立つ仕事に就こうと考えていました。医師を志したのは高校の時、ある医療ドラマを見たことがきっかけです。自分の信念を持って患者さんと向き合う姿がかっこよくて、「これだ!」と直感しました。実際、医師になってみますと、患者さんの命を預かるという大きな責任を伴いますが、患者さんが生き生きと元気になるための手助けができる、やりがいの多い仕事だと感じます。まさに自分の性に合っていると実感しています。

消化器内科を専門にした理由を教えてください。

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人間の臓器の60%は消化器系が占めていて、内科の外来を受診される方の多くが消化器疾患です。つまり、それほど多くの患者さんを診ることができるのが魅力だと感じたのです。他にも、先輩や上司の影響も大きいですね。虎の門病院では、2年間ですべての内科を研修できるようプログラムされています。消化器内科で研修を受けていた時、先輩たちは朝から晩まで仕事をし、患者さんに何かあれば夜中でも病院に飛んでいく。一方、休日は全力で楽しむ。オンとオフ両方を充実させていてすごく憧れました。また、虎の門病院では自分が理想とする医師にも出会えました。その先生は肝臓内科の医師で、患者さんのことを一番に考え、時には休日を返上してまで診療や研究に没頭し、どんなに疲れていても患者さんにはいつも笑顔で丁寧に接しておられました。今でもこの先生に少しでも近づきたいと思い、日々の診療に取り組んでいます。

苦痛に配慮した胃内視鏡検査で病気の早期発見に努める

診療の特徴について教えてください。

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風邪や腹痛などの一般的な内科疾患や生活習慣病、ストレスや疲れからくる消化器疾患、さらに小児科まで、かかりつけ医として幅広く診療しています。年齢も0歳からご高齢の方まで幅広くなっています。腹部エコー検査や心電図検査、迅速血液検査など、さまざまな検査に対応していますが、一番の特徴は、胃の内視鏡検査を行っている点です。胃内視鏡検査は、胃がんや食道がん、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、慢性胃炎、ピロリ菌感染、さらに最近増加している逆流性食道炎などの早期発見に有用です。早期の胃がんであれば、開腹手術などせず、内視鏡による切除手術で済みます。痛そう、つらそうといったイメージを持っている人も多いと思いますが、当クリニックでは咽頭の麻酔や鎮静剤などを使用し、苦痛の少ない内視鏡検査を行っています。40歳を過ぎたら一度は検査を受けていただきたいですね。

診療の際、どんなことを心がけていますか?

よく話を聞くことです。体調や病気に関することだけでなく、患者さんの話をいろいろ聞いて、信頼関係を築けるよう努めています。生活習慣病の場合、食事面や運動面など患者さんが我慢しなくてはならないことも多いですが、気の合うドクターや看護師が一緒なら頑張って治療を続けられるのではないかなと思います。まずは患者さんに安心してもらい、信頼していただくことが目標です。患者さん一人ひとりに対して、心温まる存在でありたいですね。医療は日々進歩していますが、医師のできることは病気を治すための手助けです。医師と患者という立場ではなく、患者さんと一緒に最良の方法を考えるパートナーとして、患者さんをより良い方向に導き、より良い人生を送れるよう誘導するのが私の仕事だと考えています。

こちらには呼吸器疾患の患者さんも多いそうですね。

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喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、睡眠時無呼吸症候群の方が多いですね。近年、有病率が増加傾向にある喘息は、薬を使って症状が治まっても、炎症そのものがなくなったわけではありません。症状がないからといって自己判断で薬をやめてしまい、その後再度発作を繰り返すと気道がさらに狭くなり悪化の一途をたどります。ですので、医師の指示のもと、正常な状態に戻るまで、あるいは予防の意味でも継続的に治療を続けることが大切です。COPDは、症状が進行してしまうと、現段階では肺の機能を元に戻す治療法は確立していません。発症させないことと、発症したらできるだけ早期に適切な治療を開始することが大切です。

睡眠時無呼吸症候群もよく話題になりますね。

睡眠時無呼吸症候群は、日中の集中力の低下などの原因となりますが、高血圧や心疾患などの生活習慣病との合併が起きやすくなりますので注意が必要です。家族にいびきがひどいと言われた、日中眠くて仕方がない、朝起きると頭が痛いなどという人は、一度検査を受けるようにしてください。

病気の予防、健康増進の場として気軽に利用してほしい

先生はアメリカの予防医学も学んだそうですね。

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はい。「ライフスタイル医学」という分野を学びました。このライフスタイル医学は、健康寿命を延ばしてできるだけ長く健康を維持し、生活の質の向上をめざす予防医学です。アメリカでは皆保険制度がありませんから予防医学が盛んなのですね。私は虎の門病院で、がんなどが進行した状態で運ばれる患者さんを数多く診てきた経験から、病院に来る前の根本的な健康防衛、健康増進がとても重要と痛感しました。開業しようと思ったのも、地域の方々の健康維持に本気で取り組みたいと思ったからです。アメリカでは今、早期発見より前の段階、未病のレベルから対応することが大切と考えられています。そうした考えやこれまでの経験をここでの診療にも役立てていきたいと思います。

プライベートはどのようにお過ごしですか? 趣味なども教えてください。

学生時代野球をやっていました。大学時代は、週5回のペースで部活の練習があり、当初予定していた大学生活とは違いましたね(笑)。とにかく野球に明け暮れていて、そのおかげで物事に優先順位をつけて効率良く行うというリズムが身につきました。今の忙しい生活にも生かされていると思います。今は、プロ野球観戦が楽しみです。機会があればぜひまた野球をやりたいですね。休日は4歳と1歳の子どもと一緒に過ごすことが多いですね。子どもの笑顔と成長を見るのが一番の癒やしです。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

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病気や体調への不安を取り除くことがクリニックの役目です。「こんなことで行ってもいいのかな」「単なる思い違いかもしれない、恥ずかしい」などといった心配は無用です。難しく考えずに、ご自身の健康を維持するための場所として気軽に利用していただきたいと思います。いつでも笑顔でお待ちしております。

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