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田村 好之 院長の独自取材記事

柴崎駅前歯科

(調布市/柴崎駅)

最終更新日:2020/04/01

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柴崎駅から徒歩0分、駅から続く商店街にある「柴崎駅前歯科」は、田村好之院長が大学病院での勤務を経て2002年に開院した。院内は、患者への不安軽減の配慮のために、オレンジや黄色といった暖色を基調とし、BGMも緩やかで低音のものを使っている。治療ではなるべく歯を抜かない・削らない、そして神経を残す保存治療を開院当初から重視。矯正専門の歯科医師との連携や歯科衛生士による歯周病治療など、院長とスタッフが協力して患者の歯、ひいては口腔全体の健康をめざすことを志している。そこで診療方針や今後の展望など詳しく話を聞いた。
(取材日2019年1月29日)

歯科医師やスタッフと協力して治療を行う

患者さんに対する気配りはどのようにされているのですか。

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患者さんは、歯科医院に行くというだけで不安や怖いイメージがありますよね。そこで、外観や内装には冷ややかな感覚を連想させる青や黒を使わず、オレンジや黄色などといった親しみやすく、緊張を和らげる色を選びました。また、BGMも痛みを助長させるような高い音を使わず、緩やかで低音の曲を選ぶなどして、患者さんが少しでも安心して来院できるような気配りをしています。患者さんにとって何気ない空間が、当院にとって大変意味のあることなのです。

治療方針について教えてください。

「抜いたり、削ったりしたものは戻ってこない」をキーワードに、歯の保護に重きを置いた治療を心がけています。例えば、神経を抜く治療を行うと痛みを感じなくなるため、悪化しても気づきにくく、処置が遅れてしまっては患者さんのためになりません。そのため、なるべく歯や神経を残すことを方針とし、どうしても削る必要がある場合は、削る量を最小限に抑えられるように特殊なルーペや小さな切除器具を使って治療を行っています。虫歯が深く、神経が露出してしまって根管治療に進む場合は、水酸化カルシウム製剤やMTAセメントを塗布し、可能な限り神経を保存できる方法で処置を行っています。歯の健康にとって大切なのは、日々の予防と定期的な歯周病治療で虫歯や歯周病を防ぐこと、それによる早期発見です。当院ではその歯周病治療に力を入れています。

歯周病治療について詳しくお聞かせください。

当院では、時間をかけて丁寧に歯周病治療を行っています。そのため細かい部分まで確認ができるのが強みで、悪化しそうなところがあれば指摘して、事前に治療する必要性を説明しています。当院に10年以上勤める経験豊富なスタッフもいるため、患者さんの立場になって優しく語りかけるので、どなたでもリラックスしていただけます。新しい器具や材料のセミナーを受けるなどスキルアップにも余念がありません。私自身、お子さんやご高齢の方にはしゃがんで目線を合わせて話すなど、安心感を与えられるように心がけていますが、歯科衛生士にはかないませんね。いつも治療しやすい雰囲気にしてくれてとても助けられています。

矯正治療も行っているそうですね。

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月2回木曜午後の診療から、矯正専門の歯科医師による治療が受けられます。まず私が患者さんの口腔内状況を確認し、おおまかな情報を得て、矯正専門の歯科医師にバトンタッチしています。もしも矯正の途中で虫歯ができたら私が治療をし、再び矯正に戻ります。私と矯正専門の歯科医師の治療の輪が成り立っているのです。また、傾斜した歯を矯正で起こしてから義歯やブリッジなどの治療を行う部分矯正も行っています。矯正というと小さいお子さんが受けるものと思うかもしれませんが、実際は老若男女、年齢層はさまざまです。当院では、手軽さや見た目を気にされる方に喜ばれることの多いマウスピース型の矯正装置や歯の裏側に装置を着ける裏側矯正のほか、期間短縮につながるインプラント矯正も行っております。矯正担当の歯科医師は男性2名おり、木曜日にどちらか1人が治療を担当しています。うち一人は14年以上変わらず当院で診療してくれています。

患者の不安を取り除くため、治療内容は丁寧に説明

他の先生やスタッフの方々も長く勤めているんですね。

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10年以上勤めている歯科衛生士をはじめ、受付や準備・片付けのスタッフも長く勤務しており、スタッフには恵まれていると思います。当院を17年近く続けてこられたのは、私一人の力ではなく、これまで支えてくれたスタッフの力があってこそですので、本当に感謝しています。準備・片付けのスタッフを雇っているのは、他のスタッフの負担を減らし、自分の仕事に集中できる環境をつくるためです。時にはみんなでランチに出かけたり、バーベキューをしたりしてチームの士気を高めるように心がけています。

治療で心がけていることを教えてください。

患者さんには当該部位や治療の流れについてしっかり説明、理解してもらうことで、不安の解消につながると考えています。口腔内の説明をしていると、「こんなことを言われるのは初めて」と驚かれることがあります。それは、「歯ぎしりやくいしばりをしていませんでしたか」とお聞きしたときです。初診で口腔内の状態を診ると、歯の磨耗や粘膜の変化からある程度の症状の履歴をたどることができるのです。また、咬合不良においても、実際患者さんが気付かれていないケースがほとんどです。その後、文献や雑誌、タブレットなどを用いて治療内容を丁寧に説明します。1回の説明でご納得いただけなければ、2〜3回足を運んでもらうこともあります。治療を提案するときは保険診療だけでなく、自由診療も含めてさまざまな選択肢を用意し患者さんに選んでもらうのですが、最近は患者さんと歯科医師である自分の考えにギャップを感じることがあります。


患者と歯科医師の考え方のギャップとは何ですか。

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私は悪い箇所だけに注目するのではなく、口の中全体の健康をめざした治療がしたいと思っています。そのための治療プランを提示すると、私の考えに共感してくれる方もいらっしゃいますが、患者さんも忙しいと部分的な治療で満足される方や、途中で治療をやめてしまう方も少なくありません。仕事などで忙しく、治療に時間をかけられない方は、特に予防処置や早期治療を行っていただきたいです。悪化してからでは、治療にかかる時間や期間はさらに長くなります。また、放置することは将来の歯の喪失にもつながりかねません。口の中全体の治療となると時間がかかるものの、その分長く安定した状態が続きます。患者さんの意思を尊重するのが第一ですが、歯科医師としては口の中全体を健康にして、その後は日々のお手入れと定期検診で良い状態を保つのが理想的です。患者さんにもその意識を持っていただけるように心がけています。

予防を重視し、口の中全体の健康が長く続く治療を提案

ところでなぜ歯科医師をめざしたのですか。

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子どもの頃から医師をめざしていて、作文に「医師になりたい」と書いていた記憶があります。高校生の時に歯学部の推薦をもらえたため、歯科の道に進みました。卒業後は日本大学歯学部付属歯科病院に勤務し、3年間は差し歯やブリッジ、審美などの専門講座で研鑽を積み、その後は助手となり研究や学生の教育にも力を注いできました。

何か新たな取り組みをお考えですか。

診療台やエックス線撮影システムなど、全体的にリニューアルする予定です。新しい設備にすることで、より高度な治療に取り組み、患者さんがより心地良く治療を受けられる環境にしたいと考えています。講習会や勉強会にも積極的に参加して視野を広げるのはもちろん、他の歯科医師や医師との連携など、人とのつながりもさらに大切にしたいですね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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おかげさまで開院から17年目を迎え「継続は力なり」を実感しています。そして、患者さんの歯のケアも「継続は力なり」です。口腔全体の治療や定期的な歯周病治療を続けた先に、長期的な健康があります。歯科疾患は薬を飲めば治るわけではなく、患者さんと歯科医師らが力を合わせて治療することが必要です。定期検診で行われる口腔内チェックやプラーク・歯石除去などは一般的に「歯のお掃除」というイメージがありますが、当院ではあえて「歯周病治療」と呼びます。それは「放置してはいけない」という意識を芽生えさせることを目的としているからです。この言葉を使うことで患者さんの意識レベルを高め、虫歯や歯周病の予防ができればと思っています。予防処置は歯科衛生士が丁寧に行ってくれるので、見落としがちな悪いところを発見でき、今後の治療にもつながります。歯科衛生士の力は当院の自慢ですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・歯髄保存治療(水酸化カルシウム製剤またはMTAセメント):2万円~
・部分矯正:15万円~、一般矯正:70万円~、マウスピース型装置を使った矯正:75万円~、裏側矯正:90万円~、インプラント矯正(追加治療):5万5000円~
・PMTC:4000円~(口腔内状況により変動) 

※詳しくはクリニックにお問い合わせください

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