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内藤 英紀 院長の独自取材記事

きたのこどもクリニック

(三鷹市/仙川駅)

最終更新日:2019/08/28

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京王線・仙川駅から車で10分、三鷹市北野の「きたのメディカルパーク」に入る「きたのこどもクリニック」。院長の内藤英紀先生は、小児科の開業医として子どもの成長を見守りながら些細な変化にも気づき、適切な医療につなげることを重視するドクター。「子どもから憧れられる医師」がモットーで、その思いは自身の子ども時代の経験に基づく。診療時には「子ども本位の治療」をテーマに不必要な検査や投薬は行わず、治療方針の内容をわかりやすく説明することを心がけているという。「こんな悩みで来ていいのかななどと思わずに、不安に思うことはなんでも相談してほしい」と話す内藤院長に、診療への思いや取り組みについて聞いた。
(取材日2018年3月30日)

子ども目線に立ち、子どものための治療は何かと考える

まずはこちらに開院された理由をお聞かせください。

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私の自宅がある杉並区から通いやすい範囲にあり、また、ゆったりとした雰囲気の中で診療ができそうだと思いこちらへ開業を決めました。もともと開業するならば、ビルが林立する駅前ではなく、車で来ることができて、空が見渡せて医師もご家族も穏やかな気持ちになれる場所をイメージしていました。それに当院の周辺は小児科が少なかったので、地域の方のニーズも高いのではないかと考えました。当院が入るメディカルモールには車を20台分止められる駐車場があり、加えて隣にある子ども服店も同じオーナーが経営しているため駐車場を使えますから、車で来たのにどこにも止められないということはありません。実際に三鷹市以外にも世田谷区や杉並区、調布市などからもお車やバスを使ってご来院いただいています。

院内が広々としていますね。内装にも遊び心を感じました。

当院は155平方メートルあり、待合スペースや診療室、処置室が広いことが特徴の一つです。床を木目調にするなど、内装は全体的に自然のぬくもりが感じられるようにしました。待合スペースはお子さんが寝っ転がってもいいように土足ではなくスリッパを履いてもらうようにしていて、床暖房も備えています。入口から見て左手を進むと予防接種用の中待合があり、右手には外来用の中待合がある。このように動線を分けることによって、予防接種に来たお子さんやお母さんに風邪などの感染症がうつらないようにしています。キッズスペースから離れるのを嫌がるお子さんもいますし、青色に塗った木製の授乳室も気に入ってもらえているようです。具合が悪い時に自ら「あそこに行きたい」と言う子もいるそうで、小児科の医師としてうれしく思いますね。

子どもから「行きたい」と言われるのは印象的ですね。

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ええ。気恥ずかしいのですが、私は子どもが憧れるような医師をめざしているので、そういった声を聞くと自分のめざす医師像に少しは近づけているのかなと思います。私が医師をめざしたのも、子どもの頃に見た医師をかっこいいと思ったからなんです。子どものことを第一に考え、心から向き合って誠実に診療をしていれば、子どもはわかってくれると考えています。子どもは大人とは違って自分の思うことをうまく伝えられないことが多く、治療に絶対的な正解はないと思いますが、常に子ども目線に立って、その子がどうしてもらいたいのかを想像するようにしていますね。

検査や投薬は必要なものに絞って行う

開業医の役割を踏まえて、先生はどんな医師でありたいと考えていますか?

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いろんな病気やお悩みを広く診られるゼネラリストでありたいと考えています。クリニックでは人的体制や設備の面から高度な医療は提供できませんが、お子さんのかかりつけ医になって成長を見守り、些細な変化にも気づけるという強みがあります。その都度、当院でできることは行って、ここでの治療が難しい病気は速やかに適切な医療機関をご紹介します。過去に、健診のお子さんを診ていた時も、おなかを触ったところ悪性の腫瘍があることに気づきすぐに近くの杏林大学をご紹介しました。私は昭和大学藤が丘病院に勤務していたことがあり、同院は小児の腫瘍に力を入れていたので、そこでの診療経験から病気を予想することができたんです。その子は手術と化学療法を行った結果、元気になることができました。今後もそういった経験を地域医療に生かしていきたいですね。

診療時に心がけていることをお聞かせください。

自然体で接することです。なるべくお子さんやお母さんに緊張感を抱いてほしくないので、普段からジーンズにTシャツ、その上に白衣を羽織るといったラフな格好で診療をしています。患者さんにもざっくばらんにいろんなことを語っていただきたいですね。説明をするときは専門用語を使わずに、イメージのしやすい言葉で伝えるようにしています。ただ「ウイルス性腸炎ですね」などと伝えるよりも、「おなかの風邪なんだよ」と話したほうが、相手も想像しやすいと思うのです。

特に得意とされている治療の分野はありますか?

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先ほどお話ししたように開業医は広く診ていく必要がありますから、あえて得意分野はつくらないようにしています。その上で心がけているのは、子ども本位の治療を行うこと。不必要な検査や投薬を行わず、その子にとって必要なことを行うようにしています。例えば風邪の治療にあたってお母さんから抗生剤の処方を希望されることがあるのですが、風邪の大半はウイルスが原因ですから、細菌をやっつける抗生剤は効かないんですね。むしろ安易に処方することで抗生剤への耐性を持つ細菌が生まれてしまい、肺炎など抗生剤が必要な病気になったときに、治療がスムーズに進まなくなる可能性があります。こういったことを優しく伝えながら、ご理解いただいた上で治療を進めるようにしています。

いろんな相談をされることがうれしい

「子どもから憧れられる医師に」とのことですが、先生はどんな経緯でそんな医師と出会われたのでしょうか。

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私は生まれて間もなく、川崎病に罹患(りかん)していることがわかりました。当時は病気が発見されたばかりで治療法も確立されておらず、「どうしてこんなに熱が長引くんだろう」と医師も首を傾げていたそうです。そんな事情で小学6年生までは頻繁に医療機関に通い、入院も2、3回しました。そこで複数の医師に出会いました。優しい先生もいれば、ちょっと怖そうな人もいましたね。特定の人に憧れを抱いたわけではありませんでしたが、医師という仕事をしている人を、「自分がつらい時に頼りになる人」「かっこいい人」と思うようになっていったのです。小学生の頃からすでに将来は医師になりたいと考えていました。そして、昭和大学の医学部に進んだわけです。

お忙しい中、休日はどのように過ごされていますか?

至って普通です。高校1年生の娘と小学3年生の息子がいますから、家族と一緒にショッピングセンターに出かけて買い物をしたり、下の子が所属するサッカークラブの練習や試合を見に行ったり。自分で運動をするのも子どもの頃から好きで、中学と高校の頃はテニス部に、大学の頃は野球部に所属していました。今はジョギングをしたり仲間とゴルフをしたりしていますね。体を動かして適度に汗を流すのは良いリフレッシュになります。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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ご家族の中には「こんな悩みで来ていいのかな」と疑問に思ったり遠慮したりする方もいらっしゃいますが、むしろ私は相談をされることが好きなので、遠慮しないでいただきたいということは伝えたいです。これからも「子どものための治療」というコンセプトを大切にしながら診療を行っていきたいと考えています。その結果、「きたのこどもクリニックに行って良かった」「相談できて安心した」と思っていただければ、うれしいですね。

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