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中里 政可 院長の独自取材記事

三鷹グリーン歯科

(三鷹市/仙川駅)

最終更新日:2019/08/28

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内科や小児科のクリニックが集う医療モール「きたのメディカルパーク」内にある「三鷹グリーン歯科」。車いすやベビーカーのまま入ることができるバリアフリーの院内は、明るくリラックスできる空間だ。大学病院の形成・口腔顎顔面外科で、救急搬送される患者のけがや外科的処置に携わってきた中里政可院長。虫歯や入れ歯の治療だけでなく、けがや炎症など、口に関するあらゆる症状に対応が可能だ。また、各疾患に応じた治療を行う有病者の診療も得意としている。インプラント治療専門のチームやクリニックに非常勤歯科医師として参加するなど、こだわりを持って診療を追及。患者への還元を考えた診療を提供する中里院長に、診療方針や有病者の歯科診療における注意点、今後の展望などを聞いた。
(取材日2016年11月16日)

大学病院での勤務経験で得た有病者歯科治療への配慮

こちらの医院の特徴について教えてください。

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当院では、さまざまな年齢層の方が訪れることを想定し、虫歯や入れ歯、噛み合わせ、インプラント治療やホワイトニングなど幅広い診療を行っています。開業前に長く大学病院の歯科口腔外科とインプラントセンターに勤めていた経験から、抜歯や外傷などの外科的治療とインプラント、顎関節症の治療を得意としています。転んで口をけがしてしまったときなど、大きめの裂傷も縫合しますし、大学病院の外来レベルの治療が可能です。また、大学病院では、入院患者さんが歯科外来を訪れることが多かったことから、他科の先生に入院理由は何なのか、どこが悪いのか、今どんな薬を服用しているのか、食事は何かなどを確認して治療をしていました。開業後もその癖がついているので、有病者の診療では、自然と全身疾患を考慮していますね。

歯科治療では、全身疾患への注意も必要なんですね。

特に高齢者の方は、高血圧や糖尿病、心臓病などの慢性疾患がある方も多いので、他の病院に通院中という方もいらっしゃいます。血液検査のデータがあれば、それを見て体の状態を知り治療に生かすことができます。必要があれば、担当の先生と連絡を取り合うこともありますし、内科の先生を紹介することもありますね。骨粗しょう症の薬を飲んでいる方は2ヵ月ぐらいは抜歯できませんから気をつけないといけませんし、糖尿病の方の場合は、感染や出血しやすい点に気をつけ、血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は抜歯の際に血が止まりにくくなることがあるので、しっかりと止血をするなど気を配っています。服用している薬とこちらで処方する薬の飲み合わせを考えて薬を変えたり、量を減らすなど、病気の様子を見て、何に気をつけなくてはいけないのかを把握し、先回りして対応する必要があります。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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患者さんによってそれぞれ治療に求めるものが異なるので、こちらから「悪いところは全部治しましょう」などと言って、一方的にゴールを決めないようにしています。そのためにもカウンセリングを大事にし、治療時間の3分の1から半分は説明に使っています。診療台に取りつけたモニターに口腔内カメラで撮影した画像を映して見てもらったり、治療の流れなどがわかる動画を流して丁寧にお話しします。口腔内カメラを使うと患部が大きく映し出されますから、治療前と治療後の映像を見比べることで患者さんの理解が得られ、治ったという実感も得ていただいていますね。患者さんの様子や希望に合わせて話し方や治療の方法、通院間隔も変え、ストレスなく治療が続けられるよう心がけています。

一人ひとりに合わせた診療が開業医としてのやりがい

専門として口腔外科を選んだのはどうしてですか?

歯科医師として、もし目の前で患者さんが倒れたり、何かがあったときに対応できなければならないと思ったからです。歯科の専門科目での中で、一番全身と関わりが深い治療ができるのが、外傷や腫瘍なども扱う口腔外科だと思い、大学卒業後は、より全身に関わる治療に携われるよう歯学部付属病院ではなく、帝京大学医学部付属病院の歯科口腔外科に入局しました。最初の1年はほとんど歯も削らず、病棟で入院患者さんのケアをしたり、オペ室に入ったりすることが多かったですね。同大学病院は第3次救急病院なので、救命救急センターがあり、命の危険がある患者さんを受け入れていました。交通事故などで顔面に損傷を負った方などが運ばれてきた場合、脳神経外科や形成外科、眼科、耳鼻咽喉科などと連携して治療を行っていくので、歯以外のことも多く学ぶことができました。

開業は勤務医時代から考えておられたのですか?

当院が所属している医療法人社団寿廣記念会の岸廣彦理事長から、新しい歯科医院をつくるからやってみないかと声をかけられたのがきっかけです。岸理事長とは帝京大学医学部付属病院で知り合いました。歯科医師としても経営者としても尊敬できる方でしたし、系列の医院と連携していけることも心強く思いお話を受けました。開業にあたっては、患者さんがリラックスして治療を受けることができるように心がけました。車いすやベビーカーでもスムーズに移動できる院内にしたかったので、ゆとりのある空間づくりと、角ばったものを置かないことにこだわりました。

開業医としてのやりがいはどんなところにあるのでしょうか?

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大学病院の場合は大きな組織なので、ある程度は大学病院のやり方を重視しますし、各医師がそれぞれのスタイルを貫きますが、ここでは患者さんが優先なので、治療の方針も患者さんによって変える必要があります。マニュアルを作ってしまえば楽ですが、説明の仕方、話し方、治療方針など一人ひとりの患者さんに合わせた形に変えています。地域に貢献する医院の場合、そこが大変ではありますが、やりがいでもありますね。たぶん、一番大変なのはスタッフだと思います。突然、「あれ持ってきて」「今日はこっちにします」と言われて、それに対応してくれているので、本当によくやってくれていて、感謝しています。でも、それで患者さんが満足してくださると「良かったな」と感じます。

めざすのは、これまでどおりの医療連携と幅広い診療

先生はインプラント治療専門の医院で非常勤歯科医師もされているのですね。

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不定期ではありますが、銀座にある「マロ・クリニック東京」の非常勤歯科医師として、チーム医療に参加しています。同法人系列の医院であり、院長の下尾嘉昭先生は、私にとってインプラントはもちろん、外科治療の師匠といえる方です。その下尾先生がポルトガルに渡り、インプラント治療の分野で多くの功績をあげているDr.パウロ・マロから直接指導を受け、すべての歯を4本のインプラントで支えるという先進的な治療を行っています。インプラント治療をしたくても埋め込む骨がないために治療が困難だった方でも骨の移植をすることなく治療でき、これまでよりも費用が抑えられ、1日で仮歯を入れることもできる画期的な治療法です。当院でもインプラント治療は行っていますが、総入れ歯や重度の歯周病の方など、より高度な治療が必要な方は同院を紹介しています。

こちらでは医療連携も含め、本当に幅広い治療が可能なのですね。

そうですね。人間の手では難しかった治療が早くきれいにできる電動の根管治療器や殺菌および歯周病の治療に使うCO2レーザーも導入していますが、それらを使うことによって別料金が発生することもありませんので、安心して治療を受けていただきたいです。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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大学病院に勤務していた当時は、全身疾患の患者さんを診ることが多くあまり特別な感じはしていなかったのですが、今になってみると高齢の患者さんが増え、飲んでいる薬も多種多様になってきているので、これまでの経験を生かした診療を今後もしっかり継続していきたいと思います。小さいお子さんがいるから歯医者に行けないという方もいらっしゃると思いますが、当院のスタッフには子育てを経験してきた人たちもいるので、診療中は赤ちゃんを抱っこしていることもできます。ユニットのモニターにお子さんの好きなDVDを映すこともできますし、ベビーカーでそのまま入っていただくこともできますから気兼ねせずに来ていただきたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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