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阿久津 聡 院長の独自取材記事

スマイルレディースクリニック

(武蔵野市/吉祥寺駅)

最終更新日:2019/11/18

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「スマイルレディースクリニック」は、吉祥寺駅北口から線路沿いに7分ほど歩いたところにある、吉祥寺メディカルモール内に入る。広々とした院内には、白を基調とした清潔感あふれる空間が広がり、優雅なクラシック音楽が自然と緊張感をほぐれしてくれる。穏やかな笑顔が印象的な阿久津聡(あくつ・さとる)院長は、患者一人ひとりに寄り添い、ライフプランまで考慮した治療方法を提案。受診しづらいイメージのある婦人科だからこそ「いつでも気軽に行けて、何でも相談できる存在でありたい」という。大学病院や総合病院での豊かな経歴を持つ阿久津院長に、6年ぶりの取材で現在力を入れている治療や、患者への想いを聞いた。
(取材日2013年8月1日/更新日2019年9月24日/再取材日2019年10月17日)

月経困難症治療薬の処方に尽力

前回の取材から6年たちますが、どのような変化がありましたか?

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以前と変わらず、広く浅く幅広い症状に対応する産婦人科のかかりつけ医をモットーに、診療科別では婦人科の受診が7割、産科が3割になります。全体的に20〜30代の患者さんが多く、婦人科としては生理痛が重い「月経困難症」や、月経前のつらい諸症状に悩まされる「月経前症候群」を中心に、生理不順や月経痛、おりもの異常などの症状に関するご相談が多いでしょうか。近年では月経困難症の治療にも力を入れています。そして、少し上の世代になると、更年期障害に悩む方からのご相談も多いですね。ほかにも婦人科の疾患として、不妊治療も排卵日を推定するタイミング指導や排卵誘発、漢方処方、人工授精などを行っています。体外受精が必要な場合などは専門の医療施設と連携しています。 お産は扱っていないため、産科では妊娠32週前後までの妊婦健診を行い、分娩施設にご紹介しています。

月経困難症に処方する低用量ピルについて詳しく教えてください。

一般に低用量ピルは避妊薬として用いられ、月経困難症には「LEP(レップ)」といわれる治療薬を使います。成分は低用量ピルと同様で、卵巣をお休みさせて月経周期におけるホルモンの変動を少なくすることにより症状の軽減をめざします。基本的には4週間ごとに規則正しく生理が来ますが、最近は生理の周期を2ヵ月半から4ヵ月まで長くするよう調整していくことも可能です。

更年期障害の治療について、知っておいてほしいことはありますか?

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月経の症状と同じように、更年期障害に悩む方もたくさんいらっしゃいます。まずは、ホルモン補充療法や漢方薬など、治療法はたくさんあるということを知っていただきたいですね。私個人としてはホルモン補充療法をお勧めしたいと思っていますが、使用できない方や使用したくないという方もいらっしゃいます。そのような場合は、一人ひとりの希望や症状に合わせて、漢方薬を勧めることも。ひと昔前は、仕方ないと諦めて我慢していた方も多いと思いますが、その必要はありません。一緒に適切な治療法を考えていきますので、積極的にご相談いただけるとうれしいです。

万が一の緊急対応に備え、枕元にはいつも携帯電話を

先生はご自身が理想とする医療を提供したいと思い、開業されたそうですね。

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そうですね。私は生命が誕生するメカニズムに圧倒され、産婦人科の医師の道を志しました。勤務医時代は順天堂大学医学部附属浦安病院で産婦人科全般の経験を積み、関連病院である、きよせの森総合病院で産科部長を務めながら、無痛分娩にも柔軟に対応するよう心がけました。勤務医時代はどうしても一人あたりの診察時間は限られていました。「もっと一人ひとりの患者さんとじっくり向き合い、医師として患者さんに知っておいてほしいことをしっかり伝えたい」という思いが大きくなり、開業を決意しました。今、当院では予約制を採用しており、どんなに混んでいても一人に10分の枠は最低限設けて、患者さんとしっかりとお話しできる体制を整えています。 ただ、当院ではお産はカバーしていないので、お産の瞬間に立ち会えないのは正直寂しいですが、妊婦さんの中には産後にあいさつに来てくださる方もいて、勤務医の頃とはまた違った喜びがあります。

患者さんに、緊急連絡先としてご自分の携帯番号を伝えているそうですね。

妊婦健診で通われている患者さんには、何かあった場合にいつでも連絡できるようにしておきたくて。「夜間は救急病院に行ってください」と言うのは簡単です。実際、勤務医時代にはそういうケースにも数多く対応してきました。しかし私は医師としての責任上、それはしたくない。もちろん状況によって必要であれば総合病院に搬送する手配をしますが、まず私が対応することで、患者さんも安心できるのではないでしょうか。

妊娠前に知っておいてほしいことはありますか?

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主に体調の管理に気をつけて、妊娠を希望する段階で胎児の成長に大切な栄養素である葉酸をしっかり摂取していただきたいです。また、妊娠される前にご自身が風疹と麻疹の抗体を持っているか調べください。妊娠後は予防接種を受けられなくなるため、事前に確認をすることがとても大切です。ほかにも、感染症や月経周期について、女性として自分の体をどうケアしたらよいかなど、妊娠前に知っておいてほしいことはたくさんあるので、まずは気軽に話を聞きに来てください。

気軽に足を運べる「婦人科のかかりつけ医」でありたい

病気の予防にも力を入れているそうですね。

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子宮頸がん・子宮体がん検診と、卵巣がんのチェックを行っています。子宮がん検診は細胞診検査、卵巣がんのチェックは超音波検査が中心で、当院では経腹と経膣の2種の超音波診断装置を導入しています。また、子宮頸がんワクチンについては、副作用の心配をされている方が多いのではないかと思います。一方で、年間多くの方が子宮頸がんを発症しているのも事実です。接種したとき、接種しなかったとき、それぞれのメリット・デメリットを十分に検討し、不確かな情報に惑わされず判断されることをお勧めします。

休日はどのようにリフレッシュされていますか?

小・中学校時代は野球、高校ではラグビーと、幼少期からスポーツに打ち込んできました。最近は時間をつくってスポーツクラブで汗を流しています。今も好きなのはやはり野球とラグビーで、時間があれば試合観戦にも行きます。家では音楽を聴いて過ごすことが多いですね。子どもの頃にピアノを習っていたことが影響してか、昔からクラシックをよく聴いています。自宅でのんびりと音楽を聴いている時間が何よりリラックスできる時間です。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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地域の皆さんに認知していただけるようになり、今後も婦人科のことなら何でも相談できる「産婦人科のかかりつけ医」として、地域医療に取り組みたいと思っています。そして、若い方々がもっと気軽に受診できる場所にしていきたいです。「月経困難症」や「月経前症候群」の中には、子宮内膜症などの疾患が隠れている場合もありますが、排卵が不規則なために生じることも多く、一番の問題は後々妊娠しづらくなる可能性があること。ですから、早めの受診で個々のライフプランに合わせた治療を受けることが大切です。初めは婦人科の診察に抵抗感があるかもしれませんが、初診で必ず内診があるわけではありません。診察の意味や必要性を理解していただけるよう、時間をかけてご説明します。体のことで悩みがあり受診を迷われているなら、まず受診することでご自分を安心させることができます。どんな小さなこともじっくりと伺うので気負わずお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

低用量ピル処方/1800~2500円、ブライダルチェック/1万~2万5000円、子宮頸がん検診・子宮体がん検診・卵巣がんチェック・乳がん検診/各5000円、人工授精/2万円(すべて税別)

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