小松 京平 院長の独自取材記事
高田馬場駅前デンタルクリニック
(新宿区/高田馬場駅)
最終更新日:2025/03/17

高田馬場駅・早稲田口から徒歩2分の場所にある、「高田馬場駅前デンタルクリニック」。洗練されたデザインの院内は、まるでホテルのようなたたずまいで、落ち着いた雰囲気が漂う。2005年の開業以来、同院は「For The Patient(患者さまのために)」の精神のもと、地域住民の口腔内の健康を守り続けてきた。2024年8月からは小松京平先生が院長に就任。新たな体制で、25人を超えるスタッフが一丸となってチーム医療に取り組んでいる。これまで培ってきたクリニックの信頼を保ちながら、患者の気持ちに寄り添った治療を追求し続ける小松院長に、診療方針や患者への思いを聞いた。
(取材日2024年9月4日)
チーム医療でめざす、精度の高い歯科治療
小松院長のご経歴をお聞かせください。

歯科医師である父が一生懸命治療にあたっている姿に憧れ、私も同じ道をめざしました。実際に歯科医師になり、患者さんごとに異なる症状の解決に向かっていくことに、日々やりがいを感じています。日本大学歯学部を卒業した後、最初に勤務したのは大学病院のクラウンブリッジ科です。そこで、かぶせ物について専門的に学びました。その後、街の一般歯科医院で勤務していたところ、先輩から当院を紹介されまして。しばらく勤務をした後、前院長の退職を機に院長に就任しました。院長になってひと月たちますが、診療だけでなく、スタッフ一人ひとりをよく見てコミュニケーションを取りながら関係を築いていくこと、またそれぞれの成長を見守っていくことにやりがいと難しさを感じます。一緒に成長していっているという感覚ですね。
複数人の専門の歯科医師によるチーム医療が、こちらの強みだと伺いました。
ひと口に歯科といっても、抜歯やインプラント治療など、その治療内容はいくつかの分野に分けられます。もちろん当院の歯科医師は皆、歯科治療に関する一通りの知識を持ち合わせていますが、例えば一人で診療をし続けていると考え方が凝り固まってしまうのでは、と思ったんです。そこで当院では、多角的な視点から精度の高い治療を行うため、チーム医療を実践していくことにしました。当院には抜歯、入れ歯、歯周病治療、インプラント治療、かぶせ物などによる補綴治療など、それぞれの分野を専門とする歯科医師が在籍しており、ほとんどのジャンルをカバーできます。みんなで各症例に関してディスカッションをしながら治療を進めていく、というのが当院のスタイルです。
担当医制度・担当衛生士制度を設けているそうですね。

当院では、患者さんが最初に来院された際、担当の歯科医師を決めているんです。担当になった歯科医師は、「生涯その患者さんのことをずっと診ていく」という気持ちで診療させていただきます。また、患者さんの情報をもとに各専門の歯科医師と意見交換をして、より適切な方向に治療を進めていく、というのも当院の特徴です。「自分の患者さん」という自覚と責任をもって、積極的にコミュニケーションを取りながら治療にあたってもらっています。こうした対応をとっているのは、歯科衛生士も同様です。特に歯周病治療は、歯科衛生士の力なくしては成り立ちませんからね。お口の中は生涯ずっと使っていくものですから、責任を持って治療し、守らせていただきたいという思いで一同患者さんと向き合っています。
患者の気持ちに寄り添い、安全性に配慮した治療を実施
どのような患者さんが多いのでしょうか。

高田馬場という場所柄、学生さんも多いですし、近辺にお勤めの社会人の方もいらっしゃいます。土・日・祝日も診療していますので、便利に通院していただけるのではないでしょうか。年齢層は20~40代が多い印象ですが、メンテナンスに関しては年齢問わずさまざまな方に来院いただいています。ご高齢の方もいらっしゃいますので、院内に手すりをつけるなどの配慮も欠かしません。また、近くに保育園があるので、例えば転んでぶつけてしまって出血してしまったというような場合にも対応しています。そういった緊急性が高い患者さんの場合は、予約をすぐ調整して、なるべく早く診療して差し上げたいですね。
院長の得意とされている分野について教えてください。
かぶせ物と詰め物の治療が得意です。例えば「食べ物や飲み物が歯にしみる」「しみるのがなかなか改善されない」というケースでは、歯にひびが入っていることがあり、かぶせ物治療をすることで症状の改善が期待できる場合があります。また、小さなひびは肉眼で見ただけではなかなか見つけにくいですよね。そのため、当院では顕微鏡を用いたり、エックス線写真を撮ったりして、見落とさないよう総合的に診断しています。中には、知覚過敏だと誤認して薬だけで済ませてしまう方もいらっしゃいますが、知覚過敏は象牙質が敏感に反応して起こるものですので、原因はまったくの別物なんです。
治療の精度にこだわるため、新鋭の設備を導入していらっしゃいますね。

当院では「安心で安全な治療とは何か」を常に追求し、患者さんの立場に立った診療を行っています。その一環で、CT・口腔内スキャナー・マイクロスコープといった医療機器の充実にも力を入れてきました。例えば、口腔内スキャナーを用いて口の中を3Dスキャンすることで、パソコン上で口腔内の状況を再現していくことが可能です。従来のように型採り用のジェルを使わずに済むので、患者さんの口の中の違和感やストレスの低減、診療時間の短縮が期待できるでしょう。一方、マイクロスコープは肉眼では捉えきれない部分を拡大して確認するための医療機器です。歯科の中でも難易度が高いといわれる根管治療など、精密な診断や治療に役立てています。
全スタッフが一丸となり、患者の口腔環境を守る
より良いチーム医療のために、院内全体で実践していることはありますか?

歯科医師はもちろん歯科衛生士も含めて情報の共有に取り組み、チームワークの向上をめざしています。当院で行っているような担当医制度で懸念されるのは、担当医だけで症例を抱え込んでしまうことです。それではチーム医療の良さを発揮することができませんし、問題点も見逃してしまうでしょう。そこで、当院では定期的に勉強会を行い、スタッフ全員で知識や情報を共有してきました。また、お昼は歯科医師全員で必ず集まり、一緒に食事をしながら、患者さんに関するディスカッションを行っています。そのせいか、スタッフ間の風通しもとても良いですよ。歯科医師も歯科衛生士も同じように情報共有を行っていく。これは、治療後のメンテナンスや歯周病ケアのことまで考えられているからこそ、できることではないでしょうか。これからも積極的に皆で意見を出し合い、チーム一丸となって治療に取り組んでいきます。
予防歯科にも注力されていますね。
はい、治療後の歯のメンテナンスや予防歯科にも力を注いできました。当院では歯科医師だけでなく、歯科衛生士にも各自でセミナーに参加し、知識を得てもらっています。近年は動画で学習ができるので、月に1回必ずみんなで動画を見ての勉強会も実施するようになりました。どの歯科衛生士も頼りになる者ばかりですよ。また、専門的な知識が必要になるインプラントについて、歯科衛生士はあまり学ばないのが一般的ですが、当院では歯科衛生士に対してもメンテナンスの方法などしっかりと教育しています。
今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

これからも当院の強みであるチーム医療を、より推進していきたいと考えています。患者さんに「生涯お口の中の健康を守ってほしい」と思っていただき、長いお付き合いができるクリニックにしていきたいですね。そのためにも、優しくも頼もしいスタッフと切磋琢磨し、一丸となって歯科治療に取り組んでいきたいと思います。私たちは患者さんのことを第一に考え、患者さんに寄り添った治療を心がけてきました。しっかりとお話を聞き、納得する説明を行い、より専門的な処置を行わなければならない全身管理が必要な場合は、無理をせずに然るべき医療機関をご紹介します。そのためのネットワークも充実させていますので、安心してご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはPMTC/1万1000円、インプラント治療/1本44万円~、矯正/99万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/33万円~、審美歯科/セラミック14万3000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。