歯の微調整から矯正まで
多様な選択肢がある噛み合わせ診療
井上歯科医院
(千代田区/飯田橋駅)
最終更新日:2026/02/13
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噛み合わせの乱れは、放置すると歯が割れたり欠けたりするほか、顎関節症などの痛みの原因となる。さらに噛み合わせのバランスの崩れは、肩凝りや頭痛といった現代人に多い不定愁訴を引き起こすという。「井上歯科医院」を開業し、噛み合わせを中心に口全体のバランスを考えた診療に取り組む井上圭太院長は、「最悪の場合、天然の歯を失う結果にもつながりかねません。定期健診のタイミングでも構いませんので、まずは気軽にご相談いただければうれしいですね」と訴える。同院では、噛み合わせに対し幅広い選択肢を用意。歯や補綴物の微調整から、子どもも大人も可能な矯正まで、口腔内の状態や患者の希望に応じて柔軟な対応が可能だ。今回は、噛み合わせの乱れによるリスクや治療方法について詳しく話を聞いた。
(取材日2026年1月22日)
目次
大きな乱れがある場合には矯正が有用、子どものうちに姿勢や指しゃぶりなどの癖の改善を
- Q噛み合わせが乱れると、どのような影響がありますか?
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A
▲噛み合わせの乱れは、口腔内以外に不定愁訴にも影響があるという
よくあるサインとしては、食べ物がうまく噛めない、歯ぎしりをしてしまう、顎が疲れやすく痛みやすい、などの症状があります。こうした症状を放置すると歯や顎へのダメージが蓄積し、歯が破損する原因となるほか、慢性的な顎関節症などを引き起こします。特に、歯の本数が少ない方は今ある歯に力がかかりやすく、そうしたリスクがより高まるため注意が必要です。また、噛み合わせのバランスが悪いと顎の筋肉が過剰に緊張してしまい、肩凝りや頭痛といった不定愁訴の原因にもなります。受診していただいたらまずは診察を行い、お口の状態を確認します。そして、口腔内スキャナーや印象材でお口の模型を作り、噛み合わせを細かく把握していきます。
- Q噛み合わせを改善するための方法について伺います。
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A
▲噛み合わせの乱れは、症状によってさまざまな治療の選択肢がある
歯の高さや接触点のずれ、アンバランスな詰め物やかぶせ物が原因の場合には、歯を削ったり詰め物やかぶせ物を作り直したりして噛み合わせの調整を行います。乱れが軽度で、顎関節の痛みなどの症状が強い場合には、症状を一時的に軽減するためにマウスガードを用いるという選択肢があります。ただし、根本的解決をめざすのであれば矯正が必要となりますし、歯が傾斜しているなど歯並びが大きく乱れている場合には、矯正が最も適した方法になります。
- Q成人の矯正について詳しく教えてください。
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A
▲患者の状況と要望に合わせた矯正方法を提案し、治療を進める
矯正には、従来のワイヤー装置を使う方法とマウスピース型装置を使う方法の2つがあります。最近、需要が高まっているのがマウスピース型装置です。ワイヤー装置と比べて、好きな時に取り外せるため清掃性が高く、見た目も目立ちにくいのが特徴です。その一方で、マウスピース型装置は一回に歯を動かすことが見込める範囲が0.1~0.2mmと限られ、苦手とする動きがあるなど、抜歯が伴うような症例には不向きです。そうした場合には、ある程度歯の隙間をなくすためにワイヤー矯正をした後に、マウスピース型装置を用いた矯正を行うことも可能です。噛み合わせの改善はもちろん、整った歯並びを手に入れるためにも矯正は有用な手段です。
- Qお子さんの矯正はどのように進めていきますか?
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A
▲日々の定期検診の中で噛み合わせの相談をすることもあるようだ
小児矯正は、将来的に永久歯が安定した歯並びになることをめざして行います。近年は顎の狭いお子さんが増えている影響で、永久歯が生えるための十分なスぺースがない子も多いです。顎が完成する11歳頃までに歯と歯の間を広げ、永久歯のためのスペースをつくるイメージですね。その後、永久歯に生え替わったタイミングで細かいずれや歯並びの調整に進みます。お子さんの歯は大人と比べてやわらかく、姿勢や口呼吸、指しゃぶりといった癖によって歯並びがずれやすくなっています。こうした癖を早くに直すことも大切です。ご相談いただくタイミングとしては、乳歯から永久歯に生え替わり始める小学校に入学する頃が理想です。
- Q矯正は、処置が終わった後のフォローも重要ですね。
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A
▲同院は矯正後のフォローも丁寧な説明で進める
矯正が終わった後も、生活を送る中で顎の形は変わっていきます。そのため、保定装置はなるべく長い期間しっかりと続けていただく必要があります。もし噛み合わせや歯並びがずれてきてしまった時には、早期であれば調整も可能ですので、少なくとも半年に1回は歯科医院でのメンテナンスを受けていただきたいですね。噛み合わせの乱れはさまざまな症状を引き起こすだけでなく、ブラッシングのしづらさによる虫歯や歯周病、歯の白濁の原因となり、歯を失うリスクを高めます。どのような処置が必要になるのかは、お口によってそれぞれ。まずはお近くのクリニックにご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/38万5000~82万5000円、マウスピース型装置を用いた矯正/20万円~、小児矯正/19万8000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

