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増森興治 院長の独自取材記事

麹町クリニック

(千代田区/麹町駅)

最終更新日:2019/08/28

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麹町駅3番出口から出てすぐ。「近すぎて逆に迷ってしまう人もいるんですよ」と増森興治院長が語る通り、駅の真上にあるビルの5階にある「麹町クリニック」は、この地で19年間、内科、外科を中心としたオールマイティーな診療を提供している。待合室は広く、19年の歴史を感じさせないほど清潔に手入れされている。また、患者の多くは近隣住民やオフィスに勤めるビジネスマンということだが、ぬいぐるみや絵本が置かれ、子ども連れでも安心して受診できる心遣いがうれしい。取材中もスタッフにマジックを披露してくださるなどサービス精神に溢れ、柔和な笑顔に人当たりの良さがにじみ出ている増森院長に、医師としての心構えや診療にかける思いを聞いた。
(取材日2015年4月6日)

どんな患者にも対応できるクリニックをめざして開業

19年前にこちらに開業されたそうですね。

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たまたま、このビルで20年くらい開業されていた先生が高齢で引退するので引き継がないかという話があったんです。当時は開業するかどうか決めていなかったですし、どうしたら開業できるのかも知らなかったものですから、その話がなかったら今も開業していなかったかもしれません。麹町の土地勘は全くなかったのですが、見に来てみたら駅から近いですし、ここなら開業しても大丈夫だろうと。もともと入っていたクリニックの内科、胃腸科に外科、肛門科の科目も掲げて開業しました。大半は近辺にお住まいかお勤めの方ですが、生命保険の診査医もやっていますから、そういった場合は遠くから来られる方もいらっしゃいますね。

広い待合室の壁にかけられた写真や絵が印象的です。

写真は亡くなった父が撮影したものです。父は公務員だったのですが写真が趣味で、いろいろなところに行っては写真を撮っていました。春は花の写真、夏なら海の写真といった具合に、季節ごとにローテーションで飾っています。絵は患者さんからいただいたものです。待合室が広いのでちょっとしたギャラリーみたいですよね。多くの患者さんに来てもらえるように広めにつくりました。開業以来、今も院内処方を続けています。薬の説明も自分でできますし、忙しい人にすぐ薬をお渡しできるので喜ばれています。

大学でのご専門は外科だったのですね。

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はい。消化器外科、乳腺外科、一般外科が専門でした。日本医科大学の第一外科から大学院に進んで学位を取得したのち、大学病院や派遣病院で研鑽を積み、さらに救命救急センターや麻酔科にも勤めました。自衛隊機に乗って、小笠原や南鳥島にレスキューに行ったこともあるんですよ。それからアメリカに留学して肝臓移植の勉強にも行きました。そしてその後、ネブラスカ大学の客員教授になっています。外科で手術する患者さんには心臓病の人も糖尿病の人もいます。その術前、術後管理をしなければなりませんから外科医は内科もできないとだめなんです。もともと医師を志したときに、離れ小島にひとりで行ったとしてもどんな患者さんにも対応できるような医師になりたいと思っていたんです。当直も多くやってきて、大概のことは自分ひとりで診られると自負しています。

患者とは人と人とのつきあい。自分が模範であるように

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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お話できるほど高まいな精神を持ってめざしたわけじゃないんです。人と接するのが好きだったので機械相手の工学系よりは医学かな、と。子ども時代は活発な子でしたよ。ずっとバスケットボールをやっていました。中学のときにはキャプテンを務めて、地区大会で優勝した経験もあります。バスケットボールは大学でも続けました。先輩後輩含めて人間関係が学べるのはスポーツのいいところですよね。

診療の際に心がけている理念はどんなことでしょう?

患者さんとは医師と患者としてではなく、人と人としての付き合いだと思って接しています。例えば地図に患者さんのお宅や勤めている会社の位置をマッピングしてあるんですが、これを見れば、ああ、あそこの建物だね、とか近くにおいしいラーメン屋さんがあるね、といった話ができる。そういった病気以外の話を患者さんとできることが大切だと思っています。いろいろな話をしてその人となりを知っておくことは診療にも役立ちますから。患者さんの主訴だけではなくて他に調子の悪い部分はないか、最近の生活はどうか、話をするなかで見極めていく。医師は人と話すのが好きじゃないといけないと思っています。もうひとつは、自分が模範になることかな。

それはどういうことでしょう。

開業した当初からジム通いを続けていて、今でも週に3回通っています。開業して個人事業主になるわけですから、「自分が病気をしてしまったら食いっぱぐれてしまう」という危機感から通い始めたんですが、おかげで今でも風邪ひとつひかない身体をキープできています。今ではベンチプレスで100キロ挙げられるんですよ。だから、患者さんに偉そうなことも言えます(笑)。患者さんに、運動しなきゃダメですよ、と言いながら自分が運動不足では説得力が無いですからね。それから、50歳を過ぎてからマラソンを始めたんです。ここでもう一度チャレンジしてみようと思って。待合室に東京マラソンを走ったときの写真と完走した証明書が貼ってあるでしょう? 笑顔で写っていますが、マラソンは苦しいですし、正直楽しくはないんですよ。それでもチャレンジし続けることが重要だと思って続けています。

どんなときにやりがいを感じられますか?

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特に調子は悪くないけれど先生だからちょっと診てもらおうと思って、と言って来られた患者さんがいらして、内視鏡をやったらごく初期の胃がんが見つかったことがあったんです。そのときはうれしかったですね。感謝もしてもらえるし、医師をしていてよかったな、と思えました。それからその患者さんとは家族ぐるみのおつきあいを続けています。家族のことを相談されたり、家族皆さんで通ってもらえるのもうれしいですよね。お子さんが来院されたときには手品を見せてあげるんですよ。そのためのグッズもそろえてます。

最初の窓口として、どんなことでも相談してほしい

お休みのときにはどんなことをして過ごされていますか?

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趣味は旅行とグルメ。国内は全都道府県に行きました。日本にある世界遺産も全部回ったし。外国もほとんどの国に行ってますね。南米、北米、アジア、ヨーロッパ、アフリカ……どこが一番良かったですか、とよく聞かれるんですが、全部良かったですよ。基本、妻とふたりで回ります。この前の週末には福岡に行きましたよ。うどん、お魚、モツ鍋、焼き鳥と4軒ハシゴしたら最後はお腹が苦しくて。ひとつ残念なのがお酒が飲めないこと。でも飲めたらもっといろいろなお店に行きたくなってしまうから、これで良かったのかもしれませんね(笑)。

そういえば待合室にはグルメ本がたくさん置いてありますね。

そう。あれは患者さん用というよりは私用(笑)。休憩時間に今度はどこに行こうかな、なんて考えながら読むのが楽しみなんです。料理は、食べるのも作るのも好き。実は調理師の免許も持っているんですよ。昼間医学部に通いながら夜は調理師専門学校に通って資格を取ったんです。子どもの頃にプリンやゼリーをつくって人に食べさせたときに喜んでもらえるのがうれしくて、それからずっと料理が趣味なんです。

読者へのメッセージをお願いします。

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診療科目は内科、外科、胃腸科、肛門科の4つを掲げていますが、実は皮膚科、眼科、耳鼻科、泌尿器科、整形外科、婦人科の薬も置いているんですよ。もし専門的な診療が必要な場合は適切な診療機関をご紹介しますので、まずは最初の窓口として気軽に相談してほしいですね。また、千代田区医師会理事、東京都国民健康保険診療報酬審査委員も兼ねておりますので、より地域の皆さまを支えられる医師としてあり続けたいと考えております。

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