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上條 達央 院長の独自取材記事

東京プロインプラント 上條歯科医院

(千代田区/岩本町駅)

最終更新日:2021/10/12

上條達央院長 東京プロインプラント 上條歯科医院 main

「東京プロインプラント 上條歯科医院」は、秋葉原駅から徒歩5分、都営新宿線岩本町駅から徒歩2分の大通りに面したビルの2階にある。待合スペースや予防専門エリアには大きな窓があり開放的な印象。治療専門エリアには5台のマイクロスコープが用意されている。患者の約半数が電車などを使って通院するほど、多くの患者に頼られている同院。早くからインプラント治療に取り組み、歯科外科手術にも豊富な経験を持つ上條達央院長は、一生自分の歯で健康な生活を送れる時代が来ていると話す。家での晩酌を楽しみにする柔和な笑顔がすてきな上條院長にさまざまな話を聞いた。

(取材日2017年2月17日)

開業当初から衛生管理に注力。遠方からも頼られる存在

この地で開業されて20年以上になりますね。

上條達央院長 東京プロインプラント 上條歯科医院1

私が開業した当時はこの周辺には歯科医院が少なく、実家も近いことから、ここに開業しました。おかげさまで滑り出しは順調でしたが、開業して周りを見渡してみると周囲を東京医科歯科大学、日本大学歯学部、東京歯科大学、日本歯科大学、と4つもの歯学部に囲まれている激戦地でした。開業するときは近所にお住まいの方や勤務されている方が来院してくださるだろうと思っていたのですが、開業から20年以上たった今は、患者さまの半数ぐらいが電車などを使って来ていただています。遠くは大阪や青森、沖縄や北海道など。海外在住の方が一時帰国の際に成田からスーツケースを持ったまま来てくださることもあるんですよ。

開業当初から、当時珍しかった機器類の滅菌に取り組まれています。

私が歯学部6年生の時に父親ががんで亡くなりました。卒業後のある時、先輩医師の紹介で、ある企業の歯科診療所に代診に行くことになったんです。それがなんと父が勤務していた会社で、しかも私の父が生前その診療所を統括管理する役割を担っていたんです。偶然が重なった形ですが、診療所の歯科衛生士の方も父を覚えていてくださって、うれしい代診の経験になりました。その歯科診療所では、当時大学病院でもまれであった機器類の滅菌処理をきちんと行っていたんです。企業専属の歯科診療所で、社員の福利厚生の一環でもあり丁寧な対応をしていたんだと思いますが、なんだか父から仕事に真摯に取り組む姿勢を遺言でもらったような気持ちになりまして、私も開業当初から患者さんに触れる可能性のある機器類はすべてきちんと滅菌処理をするようにしました。

院長の仕事に対する真摯な姿勢はスタッフにも良い刺激となっているようですね。

上條達央院長 東京プロインプラント 上條歯科医院2

歯科業界も深刻な人手不足で、歯科医院当たり歯科衛生士が1人いるかいないかという現状だといわれていますが、当院には7人も在籍してくれていて、しかも新卒の歯科衛生士の平均勤続年数が6.8年と、とても長く働いてくれているので感謝しています。歯科衛生士は女性が多いので結婚出産といったことで仕事を離れてしまうことが多いのですが、結婚しても出産ぎりぎりまで働いてくれるスタッフが多いので助かっています。また当院は歯科衛生士の実習生や若い研修医の受け入れもしているのですが、なかなか人が集まらない風潮にあって歯科衛生士は3校から、今年は10人も来てくれました。自分の医療人としての姿勢を評価してくれているのかな、プロの方々にも認められているのかな、と思うとうれしくなりますね。

グローバル時代に対応できる歯科医院に

インプラント治療に早期から取り組み実績も豊富で数多くの方式に対応されていますね。

上條達央院長 東京プロインプラント 上條歯科医院3

先ほどもお話ししたように、ご自分の歯を守るための手段としてとても良い方法だと思い導入しました。多種の方式に対応しているのは、例えば海外でインプラント治療をされた患者さまのフォローや継続した治療を当院で円滑に行えるようにするためです。現代のようにグローバルに人が活躍する時代では、必要なことだと思います。院名も「プロインプラント」ですから、何かあれば大抵のことはできるように常に知識のブラッシュアップも心がけています。

「健全な歯はダイヤモンドに勝る」ということですが。

定期的に来院してくださる方は、急に歯の状態が悪くなったりしません。定期的な来院の時に少しずつ新しい情報を得て歯に対する関心が高まり、虫歯も早期に発見できるので、良好なお口の状態を維持できるのです。かつて虫歯は早期発見・早期治療がいわれていて、小さな虫歯もすぐに削っていましたが、今は早期発見・長期観察の時代です。ほんの小さな虫歯ならば自然治癒するかもしれないのに、削ってしまっては2度ともとの状態には戻せません。対してインプラント治療は人工歯根を埋め込みますが、例えば何らかの理由で取り除くことになれば人工歯根を取り除いた部分の骨は自己再生します。つまり可逆的な治療方法なんですね。だから気軽に、とは言いませんが、とても合理的な治療方法だと考えています。

マイクロスコープを5台も設備されているのですね。

上條達央院長 東京プロインプラント 上條歯科医院4

この規模の歯科医院にしては少々過剰設備かもしれませんが、いまや根管治療や歯周病の精密な治療のためには欠かせない道具ですね。今の若い歯科の先生方はとても勉強熱心ですし、向上心が旺盛です。こうして先進の治療をかなえられる設備を整えてあげることで、より技術力と熱意のある先生に来ていただけていると思います。マイクロスコープは治療を簡略化し楽にするものではなく、より高い技量を必要として複雑な治療にはなるのですが、よりクオリティーの高い治療ができます。実はマイクロスコープを導入したのは2000年でぎりぎり20世紀です。ですので当院では前世紀からマイクロスコープを導入して治療にあたっています(笑)。

一生自分の歯でいるために歯並びとメンテナンスが重要

「歯のない人、ぼける人」という本をお書きになっていますね。

上條達央院長 東京プロインプラント 上條歯科医院5

「歯のない人、ぼける人」。この意識を持つに至ったのには理由があります。私の両親はとても兄弟が多く、おじやおばが30人ほどいます。その中で比較的若い頃から総入れ歯だった人が3人いるのですが、その3人がみんな晩年は認知症を患いました。ですのでそういう傾向があるのだろうと推測しています。私の周りの歯科医師で祖父母の代も歯科医師であった方に、その祖父母の代の人たちの晩年の歯の状況を聞いたところ、歯科医師であっても総入れ歯の人が多くびっくりしました。今は、適切な治療とケアをすれば総入れ歯にならずに一生を全うすることができる時代です。これは歯の健康上の革命的な出来事だと思っています。

一生自分の歯で食事をするために大切なことは何でしょう?

重要な要素は3つ。まずは矯正をして歯並びを整え、自分できちんと管理や手入れをしやすい環境をつくること。次に定期的なクリーニングをプロの手で行うこと。この2つができていれば、まず自分の歯をすべて失うということにはつながらないと思います。そして万が一自分の歯を失った時には、ブリッジや入れ歯ではなく、インプラントで補うこと。インプラント治療はあくまでも残りの歯を健全に保つための手段です。今は患者さまの小児の矯正に対する関心や、自分の歯の健康に対する意識も高いので、遠からず矯正や定期メンテナンスが世の中の常識になる日も来ると思います。

矯正治療の重要性について教えてください。

上條達央院長 東京プロインプラント 上條歯科医院6

一生自分の歯でいるためには、日々のメンテナンスはやはり欠かせません。そのベースとなるのが良い歯並びです。歯並びが悪ければどうしても磨き残しがあったりしますから。今まで矯正は、必ずしも一般的なものではありませんでしたが、近年マウスピース型装置を使った手軽にできる矯正治療も登場し、関心も高まっています。従来のワイヤー矯正は見た目も悪いですし、費用も期間も負担が大きいものでした。一方、マウスピース型の矯正装置は、かなり近づいて意識して見なければわからないほど目立ちません。治療開始前に動画で治療計画を確かめることができ、治療期間の目安が初めからわかりますので、取り組みやすくなっています。今まで矯正など考えてもみなかった方も、関心を持つようになり、矯正治療がもっと当たり前のものになってくると思います。ぜひ気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

根管治療/5万5000円~
インプラント治療/22万円~
歯列矯正/33万円~
マウスピース型装置を用いた矯正/22万円~

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