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小泉 秀行 院長の独自取材記事

小泉歯科

(千代田区/神保町駅)

最終更新日:2020/04/01

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神保町駅から徒歩で約5分の住宅地にたたずむ「小泉歯科」。1985年に開業以来、30年以上の歴史をもつ歯科医院だ。小泉秀行院長は、日本歯科大学卒業後、東京慈恵会医科大学病院で口腔外科を担当し、医局時代にペインクリニックについても学びを深め、「痛み」へのアプローチを適切に行う。「きちんと診断し、しかるべき症状を見極めて専門の先生に紹介するのが、開業医の使命だと思っています」と語り、リピーターをはじめ、地域の患者からの信頼を得ている。AEDなどの医療機器を備えたり、医科医療機関と密接に連携するなど、患者が安心、安全に歯科治療を受けられるための体制を整えているのも大きな特徴だ。小泉院長に、診療の特徴や「歯の痛み」の治療について、詳しく話を聞いた。
(取材日2019年2月19日)

口腔外科と痛みの治療を専門に学ぶ

患者さんが、安心して治療を受けられるような体制を整えているそうですね。

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そうですね。当院は、2018年に、医療機器や医療スタッフなど、患者さんが安心・安全に歯科治療を受けることができるような体制を整えた「外来環(歯科外来診療環境体制加算)」の届け出を厚生労働省に申請し受理されました。患者さんの健康を守り、診療室内をクリーンに保つためのバキューム、AEDを設置するなど、スタッフの技術はもちろん院内設備を見直し、より患者さんに信頼していただけるよう配慮いたしました。現在は、院長の私以下、妻でもある歯科医師、常勤の歯科衛生士とともに、歯科一般、口腔外科、歯周病治療に対応し、地域の患者さんのお口の健康をサポートしています。最近は、歯科疾患と、心臓病など全身疾患との関連性も指摘されています。「歯が痛い」という症状は、実は、お口以外の部位のトラブルが原因となる場合もあります。その見極めをより確実に行うべく、日々診療に取り組んでいます。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

1985年に開業以来、30年以上の年月がたちます。開業してからしばらくは、飛び込みでいらっしゃる方が多かったのですが、最近では、ずっと通い続けてくださる患者さんの割合が多いですね。歴史が長いぶん、通い続けてくださる患者さんの年齢も当然上がるので(笑)、50代〜70代くらいの患者さんが多いです。患者さんのご紹介でいらっしゃるケースもありますね。「歯が痛い」「義歯が合わない」「よく噛めない」など、皆さん主訴はさまざまです。土曜日の午前中も診療していますので、平日は仕事で来られないという会社員の方も足を運んでくださいます。女性の歯科医師もおりますので、患者さんが「女性歯科医師に診てもらいたい」という場合は、適宜対応させていただきます。

口腔外科だけでなく、ペインクリニックでも学ばれていたそうですね。

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単に虫歯を治療するだけでなく、患者さんの状態をトータルで診ることができる歯科医師になりたいと思い、口腔外科を選択しました。口腔外科では手術の際、全身麻酔を使うことがあるのと、針麻酔にも興味があったため、痛みの治療についても学びを深めました。開業後も、週に1度非常勤講師として大学に足を運び、勉強を続けました。そこには、口の中だけではなく、体のさまざまな部位に痛みを抱える患者さんがやってきます。入院患者さんも診療していたので、「心臓が悪いけれど歯科治療を受けたい」などのケースに対応することもあり、たくさんの症例を診てきたことで見識が深まりました。大学病院勤務時代は顎関節症についての研究も行い、医学博士の学位を取得。これまでの診療経験を生かし、持病がある患者さんにも、安心して治療を受けていただけるよう注力しています。

痛みの原因を的確に見極め、適切な治療につなげる

診療ポリシーについて教えてください。

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「しっかり診断する」ということですね。歯科医院で多い主訴というのは、「痛い」と「噛めない」です。患者さんが「痛い」というその原因がどこにあるのか、それをしっかり見極め、当院で対応できる場合は対応し、専門の先生に診ていただく必要性がある場合は、しかるべき大学病院などに紹介させていただきます。歯が痛いと思っていたのが、顎関節や副鼻腔などに原因があったり、まれに三叉神経痛の場合もあったりしますし、反対に、頭痛の原因が歯だったということもあります。何本もの歯が痛いと感じていても、原因は1本の歯にある場合もあります。歯科医師には、そのあたりの判断能力が必要不可欠だと考えます。当院では、治療を開始する前は、じっくりと時間をかけて問診し、痛みの正体を探っていきます。できるだけ詳しく、具体的にお話しいただくことで、正体にたどりつきやすくなるのです。

痛みの原因として考えられるのは、ほかにどんな疾患がありますか?

舌が痛かったり、口内炎の症状がなかなか治まらなかったりといった場合は、がん性の腫瘍の可能性もありますし、顎の辺りの腫れが長引く場合は、耳下腺部に腫瘍ができている可能性もあります。舌がひりひりする、味覚がわからないなどの場合は、心身性の疾患が潜んでいることもあります。現在、大学病院の歯科は、実にさまざまな診療科目に細分化されています。街の開業医として、可能な範囲でさまざまな検査を行い、必要に応じて専門医につなぐ役割を果たしていきたいと考えています。

顎関節症の治療も行っていると聞きました。

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顎関節症は、咀嚼筋の痛みや口が開きづらいといった症状がありますが、頬づえをつくなど生活習慣から発症することが多いです。例えば、仕事などでパソコンをよく使う人は、パソコンの画面を見る時に視線が下がってしまうため、無意識のうちに歯を噛みしめる癖がついてしまう場合があります。習慣づいてしまうことで、筋肉が疲労して、顎関節症を発症することがあります。顎関節症は、検査の結果、必要に応じてマウスピースを処方するなどの治療を行いますが、それだけではなく先に述べたような悪習慣の是正も必要になってきます。また、患者さんの症状により、MRIや関節内の造影などが必要な場合もありますので、大学病院と連携をとりながら治療を進めるなど、明確な治療の道筋をたてながら患者さんを導いてまいります。

歯科衛生士も常駐し、口の健康を管理

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

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私の祖父母も両親も、皆歯科医師なんです。そして私の妻も、歯科医師。「歯科家系で、家族や親戚に歯科医師が多い」という話はよく聞きますが、代々夫婦そろって歯科医師というのはとても珍しいのではないでしょうか(笑)。幼い頃、自宅と歯科医院が同じ建物の中にあり、祖父や両親が診療にあたっている様子を間近で見ていました。「歯科医師は、たくさんの患者さんに感謝される、素晴らしい仕事だな」と感じていたので、自然と歯科医師をめざすようになりました。娘も歯科医師になり、大学病院に勤務しています。専門も、私と同じ、口腔外科。最新医療の知識は、今となっては、娘のほうが上だと思いますよ(笑)。

お忙しい日々の中、休日はどのようにお過ごしですか?

子どもの頃から囲碁が大好きで、趣味として楽しんできました。現在、六段です。集まりにも定期的に参加し、東京都歯科医師会の囲碁部長をずっと務めています。囲碁を打つときは、精神的にも集中しますし、自分の実力が上がっていくのを実感するのは、何ともいえない達成感と満足感がありますね。

読者の方へのメッセージをお願いします。

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歯に異常がなくても、定期健診をきちんと受けていただくなどで、健康的なお口の状態をキープしていただき、「ちょっとおかしいね」「違和感があるな」と察知できるような力を身につけていただきたいですね。当院には常勤、非常勤合わせて2人の女性歯科衛生士がおります。歯石の除去、お口の清掃はもちろんブラッシングの指導なども丁寧に行っております。歯の健康への意識が高い患者さんは、トータルで考えると、治療のために歯科医院に足を運ぶ回数が減るのではないでしょうか。患者さんが、細く長く通い続けられるよう、これからも力を尽くしてまいりたいと思います。

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