全国のドクター8,992人の想いを取材
クリニック・病院 161,454件の情報を掲載(2020年2月24日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 千代田区
  4. 半蔵門駅
  5. 医療法人社団慧諒会 河野歯科一番町デンタルオフィス
  6. 河野 陽一 院長、河野 英理子 先生

河野 陽一 院長、河野 英理子 先生の独自取材記事

河野歯科一番町デンタルオフィス

(千代田区/半蔵門駅)

最終更新日:2019/08/28

%e4%bf%ae%e6%ad%a329263 %e6%b2%b3%e9%87%8e%e6%ad%af%e7%a7%91%e5%8c%bb%e9%99%a2

半蔵門駅から徒歩で約5分の場所に位置する「河野歯科一番町デンタルオフィス」。白を基調とした院内は、清潔感にあふれ明るい雰囲気。オレンジの果実をモチーフにしたロゴマークが印象的だ。開業は1989年で、今年で30年目を迎える同院では、河野陽一院長、妻の河野英理子先生はじめ7人の歯科医師、歯科衛生士たちが、一般歯科、小児歯科、審美歯科、矯正歯科、口腔外科、訪問歯科診療など幅広い領域に対応。地域に根差すクリニックとしてたくさんの患者からの信頼を得ている。「一つ一つのプロセスを大切にしながら治療を積み重ねていくことを心がけています」という河野院長と、主に在宅診療を担当する英理子先生に、開業してからこれまでのこと、診療の特徴、今後の展望などについて聞いた。
(取材日2018年5月1日)

一つ一つのプロセスを大切に積み重ねていく

開業30年目を迎えられるのですね。何かお感じになることはありますか?

1

【河野院長】そうですね。当院は1989年に開業しました。以来30年、私の年齢とともに、開業からずっと通ってくださっている患者さんもお年を召してきていますが(笑)、おかげさまで新しい患者さんも絶え間なく来ていただき、幅広い年齢層の方を診療させていただいています。中でもリピーターの患者さんは、お口の健康への意識が高い方が多く、定期的にメンテナンスに通ってくださるのもうれしいことです。
【英理子先生】私は主に訪問歯科診療を担当していますが、ここ最近、介護される方はもちろん、介護する方の高齢化も急速に進んでいることを実感しています。歯科医師による適切な口腔ケアが、体の健康維持にもつながりますので、私たちの役割の重要性をあらためて認識しています。

最近、歯周病と糖尿病など、お口の中の状態と全身状態に関係があることが話題になってきています。

【河野院長】私たちは前々から、「口腔の状態が全身の状態に大きく影響がある」ということを知識として蓄えていました。これまで、折に触れこのことを伝えてきましたが、最近になってようやく社会全体に浸透し、患者さんの理解も進んできたように思います。ご自身の症状を理解し、治療に協力的な方も増えてきました。私たち歯科医師が、一人ひとりの患者さんの口腔状態を良くしていくことが、患者さんご自身の体の健康につながり、ひいては健康寿命の延長につながっていくことが双方で実感できるようになってきたことを歯科医師として喜ばしく思っています。

診療の特徴を教えてください。また、どのようなことを心がけていらっしゃいますか?

2

【河野院長】一般歯科をはじめ、小児歯科、審美歯科、矯正歯科、口腔外科、訪問歯科診療など幅広い分野に対応している点と、当たり前かもしれませんが、「患者さんの希望どおり」の治療を提供している点です。歯科治療は、一人ひとりのクオリティー・オブ・ライフの向上へのお手伝いです。あらゆる治療法の中から、患者さんが「自分自身で選んだ」という意識をもって診療に臨んでいただくために、丁寧な説明を施し、疾患や治療法について知ってもらいたいと思っています。診療においては、一つ一つのプロセスを大切に積み重ねていくことを心がけています。その分診療に時間がかかることはありますが、手間暇を惜しまずより良い治療を提供し続けたいと思っています。
【英理子先生】診療とは直接関係ないかもしれませんが、長年勤続しているスタッフが多いのも当院の特徴です。チームワークは、患者さんからの信頼には欠かせない要素だと思います。

歯科衛生士と連携してサポート

以前から、メタルフリーに着目されていると伺いました。

3

【英理子先生】院長は、開業する前から、銀歯など金属製の補綴物は使用しないと決めていました。以前はどの歯科医院でも、金属製の補綴物は当たり前のように使われていましたが、院長はそれでも使わないとかたくなでしたね(笑)。最近になってやっと、金属を使わない「メタルフリー」の歯科治療が徐々に広まってきました。
【河野院長】メタルフリーについては、今さら声高に言うつもりはないんです。私は学生の頃から、口の中に金属を入れること自体に違和感を覚えていましたし、見た目から考えても、金属は入れるべきものではないと思っていました。金属は体質的に合わない方もいらっしゃいますし、MRIやCTの検査に影響を与えるともいわれるようになり、「メタルフリー」が認知される時代になりました。診療時、「歯に入れるのは、金属ではないほうがいいですよね」と言ってくる患者さんも増え、時代の流れを感じます。

予防メンテナンスに通う患者さんも多いとか。

【河野院長】そうですね。当院では、歯科衛生士が診療とは別に時間をかけてメンテナンスを行っています。予防メンテナンスは、虫歯などの治療が終わった後のケアとして始めることが多いのですが、きれいなお口の状態を維持するために、自主的に通院してくださる患者さんも多いですね。そのような患者さんは、お口の中の状態がいきなり悪くなることはないので、治療の負担も少なくて済むケースが大半です。そういう意味でも、衛生士との協力体制がうまくいっていると思います。
【英理子先生】当院では、おおむね保険の範囲でメンテナンスを行っています。特別なメンテナンスを施しているわけではないのですが、院長が言うように積極的に通ってくださる患者さんが増えてきていて、皆さんの意識の高まりを実感しています。

訪問歯科診療を通してお感じになることはありますか?

4

【英理子先生】訪問歯科診療は、10年くらい前から始めました。一番町はビジネス街のイメージが強いのですが、住宅街でもあり、高齢の方、要介護の方も少なくありません。東京都麹町歯科医師会からお話をいただいたことをきっかけに、要介護の患者さんのご自宅へ伺って治療を行っています。その中に90代でもお宅で元気に暮らしているおばあちゃんがいるのですが、「歯は痛くないけど、先生の顔を見たいから毎月来てね」などと言われるととてもうれしく思いますし、私も頑張らなきゃ、と元気をもらえます。

手が動き、目が見える限り、患者のために

次世代の歯科医師の育成についてはどのようにお考えですか?

5

【河野院長】当院は、厚生労働省による歯科医師臨床研修施設としての施設基準も満たしております。受け入れ体制は整っていますので、医療法人の理事長として、歯科医師の育成にも力を入れていきたいと思っています。
【英理子先生】息子が歯科大学に通っていることもあり、研修やインターン期間に何を学ぶかはとても大切なことだと考えています。院長は、歯科大学から歯科医師になるという進路は、ある意味つぶしがきかないと考え、息子には歯科医師になってほしくなかったようですが(笑)、息子は私たち両親の姿を見て歯科医師をめざしたようです。歯科医師としてどのような道を歩むのは、息子自身が決めることですので、見守っていきたいですね。

お忙しい日々の中、休日はどのようにお過ごしですか?

【河野院長】多趣味で、一般的に趣味といわれていることにはほとんど手を出してきました。その中でも続いているのは、ゴルフくらいですね。
【英理子先生】以前は院長と一緒にゴルフに出かけることもあったのですが、犬を飼い始めまして、最近は、犬と遊ぶことのほうが多いですね(笑)。トイプードルで、かわいいですよ。

今後の展望について聞かせてください。

6

【河野院長】当院は、幅広い診療メニュー、訪問診療、滅菌対策や衛生管理など、時代の流れに沿いながら、歯科診療において必要なことを随時取り入れて参りました。開業して30年の年月がたちましたが、まだまだやり残したことがあると思っておりますので、自身の手が動き、目が見えるうちは、これまでどおり一人ひとりの患者さんと真摯に向き合っていきたいと思います。人生100年時代といわれていますが、もともと人間の歯は100年使えるようにはできていません。しかし、日々のケアの積み重ねにより、80年、90年と丈夫な歯を保つこともできるのです。スタッフ一丸となってそのサポートをしていきたいと思います。

Access